カミングアウト・オブ・ザ・デッド

【カミングアウト・オブ・ザ・デッド】
(2010/ZOMBIES OF MASS DESTRUCTION)


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浜の真砂は尽きるとも、ゾンビ映画の種は尽きまじ。

とうとうゲイのカップルがカミングアウトするゾンビ物、こんなんもありぃ?

日本未公開DVDスルー。




2003年9月、シアトル郊外の孤島ポートギャンブルに一組のゲイカップルが降り立った。
マンハッタンに住むトムとランス、母親にカミングアウトする為、トムは久しぶりに故郷に帰って来たのだ。

トムの家でママ手作りの夕食を食べ、いよいよカミングアウト?

二人のやり取りが笑えるんだよね。
クローゼットゲイのトムとオープンリーゲイのランス。
トムはカミングアウトに及び腰。
「知らずにいた方がいいこともあるんじゃないの?」
「母親なら息子の本当の姿を知っておくべきだよ」
と強気のランスに押し切られる。

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ほんとにほんとに 言わなくちゃだめえ?

デザートを取りに行ったママに、

トム :ママ、僕はゲイなんだ!
   フェ○だってやる

ランス:時々だけどね(とツッコミ)
   お母さん、いちおー彼が”攻”ですから


やった!言ってやった!

と思っていたら、突然ママがゾンビ化!!
ゾンビのママはそんなこと聞いちゃいなかった(笑)

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襲ってくるママをやっつけてテレビをつけてみると、
町はゾンビで溢れていた――

この部分だけ見ると、ゾンビコメディ?と思うけど、笑えるのはこの辺りだけであとは不発。
終ってみたら、かなり政治的なゾンビ映画だった。

ゾンビセオリーその1の なぜゾンビが発生したか?
イスラム系テロリストが「ゾンビウィルス」をこの島に撒いたのだった。
なぜこの孤島に?意味わかんないしぃ。

↓ テロリスト モハメド・ムスタファの犯行声明
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プリンストン大をドロップアウトして地元に帰って来たフリーダはイラン系。
隣家のオヤジ(いかにも共和党支持者と思われる)が、フリーダもテロリストの一味と思い込み、監禁してゴーモンしようとする。

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そして町の教会はモロキリスト教原理主義。
同性愛者、中絶支持者は悪魔の手先と説教。教会に逃げ込んだトムとランスを捕まえ、「更生」と称してアヤシイ薬を点滴し同性愛の映像を無理矢理見せる。
この映像がのどかなクソフィルムで笑える~~

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さらに町長選挙がからみ話はややこしい。
超保守派の現職町長に、リベラル派のバンクス先生(元高校教師)が対立。
ゾンビ騒ぎに乗じてここぞとばかりに相手を攻撃!

さてランスたちは助かるのか?

そして、ゾンビ事件から29週後。
リベラルだったバンクス先生が新しい町長となった途端、いきなり保守派に転向してたのがチロル的には怖ろしかったとです・・・。

ゾンビ映画としての描写はグロ度高いです。ここのゾンビは口からオートミールみたいなゲロ吐くし、ゾンビに顔の皮をはがれたり、けっこ血なまぐさいのよね。しかも汁っ気多めなかんじ。

あと気になったのはやたらにゾンビの腹を狙うとこ。
これだけ世にゾンビ映画が出回っているんだから、ここの住民だって、腹に食らわせてもムダ、ゾンビは脳髄を破壊すること!ってことくらい常識だべ。
見ていていらいらしちゃったよお~~

変わり種だったとこは、こどものゾンビが出て来るところ。
いくらゾンビでもこどもだと殺しづらいっていう大人の事情があるからね、あんまり出て来ないんだよね。

この映画、イスラム系の扱いはドイヒ~
と思っていたら、どうやら製作サイドがイスラム系の人たちのようです(名前から察すると)。
だから作れるって話よね。

監督は、ケヴィン・ハメダニ。ワシントン生まれ。
劇中でフリーダがしばしばイラク人に間違われるエピソードは監督の実体験なのかな?
多くのアメリカ人にとっては、イラクもイランも一緒くたに考えられているんだろうなあ。
テロリスト モハメド・ムスタファは、監督本人が演じていたのだった。


教会にいたばーさんが、「ゾンビ同士が食い合えばいいのにねえ」と言ったのがけだし名言!


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===
今回初めて「Z級映画」というのがあると知った。
あまりにひどすぎて笑っちゃう、ネタにするしかない映画ってこと。
このDVDの解説が、「Z級映画評論家」中野ダンキチ でした。



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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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