「スガラムルディの魔女」
(2013/スペイン/Las brujas de Zugarramurdi/ Witching & Bitching)2015年ラテンビート映画祭上映作品
「グラン・ノーチェ!最高の大晦日」 のアレックス・デ・ラ・イグレシア監督作品。
2014年の第28回ゴヤ賞(スペインのアカデミー賞といわれる)を8部門受賞。
ホセは失業中、バツイチ。
煮詰まったホセは一人息子セルヒオを連れて仲間と宝石店を襲撃。
通りかかったタクシーに乗り逃走すると、一行がたどり着いたのは、魔女伝説が残るスガラムルディという村だった――

これが初めて見たイグレシア監督作品。
日本公開時評判が良かったので見たいと思っていたのら。
なんつーか、あらゆる意味で、スペインってセンスが違うな・・・ってかんじ。
アイデアがぶっ飛んでる。
ホセはキリスト、強盗チームのトニーは緑のソルジャーのコスプレ。
人相はごまかせるけど、逃げるのに目立ちすぎ!(笑)

しかも宝石店にセルヒオは学校のカバンを忘れて来た。
教科書の名前から、すぐ身元が割れた(笑)
こういうマヌケなとこがスペイン的ツボと思われ。
一行をセルヒオのママと刑事二人が追う。
夜になりホセたちはある城にたどり着く。
そこは、おばあちゃん、ママ、娘の魔女たちの棲家だった。
魔女たちはホセたちをその夜に開かれるパーティーのディナーにしようとしていた。
さて、ホセたちの運命やいかに。

後半はさらにぶっ飛んだ展開だった・・・。
うーーん、ついていけないかも・・・。
キャスティングは、「グラン・ノーチェ!最高の大晦日」とまるっとかぶっている。
主役のホセはウーゴ・シルバ(「アイム・ソー・エキサイテッド!」のイケメン副機長)
トニー役 マリオ・カサス イケメン枠らしいが、ここでもやっぱりチロルにはぴんと来なかった。(しつこくてゴメン)
あっ!不運なタクシー運転手は「グラン・ノーチェ!」の殺し屋オスカルだったのか!→ハイメ・オルドニェス

ママ魔女は、アルモドバル組 カルメン・マウラ。

ディナーの客は、カルロス・アレセス(「アイム・ソー・エキサイテッド!」のCAの一人)と、これまたアルモドバル組の面々。
↓ なぜ女装(笑)

刑事の一人、デブ熊の方 ペポン・ニエト(「チュエカタウン」主役カプの片割れ)
さり気なくゲイ要素もありいの、ぺポン=熊系はスペインでもゲイ受するようで。
↓この時はずいぶんすっきりしてたな。

ホセに恋してしまう美しい娘魔女エバは、カロリーナ・バング。
イグレシア監督の奥さんでしたのね。