マジカル・ガール

「マジカル・ガール」
(2014/スペイン/MAGICAL GIRL)


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アルモドバル大絶賛!!
スペインが生んだ驚異の才能 カルロス・ベルムト 衝撃の劇場デビュー!

こりゃ気になるでしょ☆
サン・セバスチャン国際映画祭グランプリと観客賞を受賞。

@ヒューマントラストシネマ有楽町


白血病で余命わずかな少女アリシアは、日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファン。
ユキコのコスチュームを着て踊りたいというアリシアの夢をかなえるため、失業中の父ルイスは高額なコスチュームを手に入れようと決意する。
しかしそんなルイスの行動が、心に闇を抱えた女性バルバラやワケありな元教師ダミアンらを巻き込み事態は思わぬ方向へと転じていく。


いやいやいや これは  ゴイス!!
まさかこんな映画だったとわ・・・。
これは「魔法少女ユキコ」を前面に出した宣伝が観客をミスリードするね。
サブカル色の映画と思ってたもん。
「ユキコ」は導入部に過ぎず、ここから物語は深い闇へと向かって行く。

ルイスとアリシアの会話:
――明日、マコトの家に泊りに行ってもいい?
――マコトって誰だ?
――イザベラのことよ(註1)
――泊りに行って何するんだ?
――アニメ見て、ラーメン食べるの☆


(註1) たしか「イザベラ」だったと思うけど・・・その辺の名前(てきとー)

ルイスは白血病の娘の為に「ユキコ」のコスチュームを手に入れようとするが、なんと 90まんえ~ん!
失業中の教師にはムリな話。
思いあまって宝石店に盗みに入ろうとするところ、バルバラと出会う。

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バルバラは精神が不安定な・・・つうかかなりヤバ目な女で、精神科医の夫も妻を持て余している。
その夜ルイスとバルバラは寝てしまう。
後日ルイスはバルバラに、あの夜のことは録音してある。夫にバラされたくなければ90万(映画の中ではもちろんユーロ換算よ☆)用意しろ、と言う。

その夜なんとなくの流れというか勢いでそうなったのに、ルイスよ、よく録音なんて思いついたよな。
いやいや、それはブラフで、実は録音なんてしていなかったのかも。

===

バルバラはある女を訪ねる。

――挿入なしで半日で90万!?
  ・・・
  まあ、あるにはあるけれど・・・


バルバラはその後ある豪邸に向かう。
「服を脱げ」と言われたバルバラの身体を見て、彼女が「M」であるとわかる。
彼女の身体には無数の傷があった。

なるほど~この上玉でMなら半日で90万もありかもネ!

===
バルバラから90万を受け取り、早速コスチュームを注文するルイス。
高級アパートに住み、夫は精神科医というバルバラにとって、90万くらいの金は容易に工面できるだろう、とルイスが考えたのも已む無し。

ルイスは届いたコスチュームをアリシアに見せる。
しかしアリシアはあまり喜んでいない。
ルイスがネットで調べると、「ユキコ」のコスプレにはハートの魔法杖がなければ完成しないと判明。
ハートの杖は 200まんえ~ん! だった。

再びバルバラに連絡し、今度は200万用意しろと言う。

バルバラはまたも”ある女”を訪ねる。
女は、これ以上はキケンだからやめなさい、と止めるが・・・。

前回傷だらけになり帰って来たバルバラ。
90万であれなら、200万ってどうなっちゃうんだろうぅぅぅぅぅ 
こわ~~い~~!

前回仕事の前に封筒が渡された。
中にはあるワードが書いてある。

「これを言えばそこで終了になるから覚えて」

次の仕事に渡された封筒には何も書いていなかった・・・ゾゾ~~

この映画がうまいのは、その”仕事”の描写は全くないこと。
観客はそれぞれの想像力を勝手に働かせるだけ。
そして、ルイスはそんな大変なことになっているなんて全く知らない。

仕事を終えたバルバラは・・・ ゾゾゾ~~~ 

===
一方、知的な老人が一人部屋でジグソーパズルをしている。
何度となくカットインされるシーン。
この老人は誰なのか?

magicalg07.jpg



やがて物語のピースがピタリとはまっていき、予測不能の展開が・・・。

紛れもなく ブニュエル、アルモドバルといった、スペイン映画の系譜。
そこに監督が愛してやまない日本のポップカルチャーが魔法の粉のようにまぶされ、唯一無二のベルムトワールドが完成!
こりゃ文句なし、はや、今年のmyベスト、ランクイン決定!!


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「魔法少女ユキコ」のテーマ曲は、今や演歌の歌姫となった長山洋子アイドル時代のデビウ作「春はSA-RA-SA-RA」なのだった

===

magicalg03.jpg


↑ このシーン見ると、なんとなくこのアルバムカバーを思い出す

Hunky Dory
David Bowie
Rhino / Parlophone
2015-09-25



レザボア・ドックスPageTop人生は小説よりも奇なり

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映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
過去記事へのコメントも歓迎です。
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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