ジャクソン・ハイツ

「ジャクソン・ハイツ」
(2015/米国+フランス/In Jackson Heights)


jackson01.jpg

[ ラテンビート映画祭 2016] その2  @新宿バルト9

NYクィーンズ、ジャクソンハイツ地区で暮らすマイノリティーたちをとらえたドキュメンタリ。
監督はドキュメンタリ界の巨匠フレデリック・ワイズマン。
アカデミー賞名誉賞受賞が決定した。



さびれた風景のハバナ 「VIVA」 から一転、舞台はアメリカ!
しょっぱな、ゲイコミュニティに集う人たちを映す。
白人、黒人・・・いろんな人たち。

えっ!?これのどこがラテンビートなわけ?
大体この街ってどこなのさ?
いちおーニューヨーク?
ふつーイメージするNYと全然違う。
なんか、NYの足立区とか北区みたいな。

ここクィーンズのジャックソンハイツは、中南米やアジアからの移民が多く暮らす人種のるつぼ。
移民だけでなく様々なセクシュアリティの人々が暮す多様性のある街なのだ。
それらマイノリティーの人たちをフレデリック・ワイズマンは静かに見つめる。

話の中心は、中南米からの移民たち。
なので、途中から言語はスペイン語一色。
ちょうどアメリカ大統領選の時期だったもんで、トランプの「移民発言」があり、興味深く見た。

アメリカというのはつくづくコミュニティを作るのが好きだよね。
前述のゲイたちも、ジャクソンハイツでのコミュニティを心の拠り所にしている。
中南米の移民たちは始終コミュニティの会合を開いてる。
そこでいかにして命からがら国境を越えて来たかを語る。

違う国に来て生きて行くのは大変だよね。
家も職もすべて捨てて来たのだから。
だから彼らが必死なのもわかる。
不満ばかり並べるプアーホワイトの人たちはこんな思いで仕事をしていたか?
”既得権益”と言うのだろうか。

一方、彼らが市民権を得るために支援するボランティア団体もいる。
審査の為の傾向と対策を伝授する。

「アメリカに来て何をしたいのか?」
と聞かれたら、
「選挙に行って投票したい」が模範解答。
”選挙”こそ民主主義の象徴と言う。

なるほどね~
移民たちを支援する姿にアメリカの懐の深さ、寛容さを見る。
しかし彼らを全て受け入れるというのも無理があるんじゃあないのかしら?とも。
新しい世界でがむしゃらに働きながらも生き生きと暮す人々。
たとえ国境にどんなに高い壁が出来ても、移民の人々はなくならないと見た。

”昭和のかほり” 漂うジャクソンハイツだけど、電車に乗ったら20~30分でマンハッタンに行けるという好立地。
近年再開発の波が押し寄せ、古くからの住民を脅かしている。
トランプが次期大統領に決定して、彼らは今どう感じているのか、気になるところです。

巨匠の作品とはいえ、189分はちと長かった・・・(ぐったり)

巨匠は1930年生まれ。今年86歳!!
(すでに人間を超越しているような・・・ゲホゲホ)
jackson02.jpg


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  (2015/8/24) 「怒り」に追記あり。

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