ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気

「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」
(2015/Freeheld)


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第80回アカデミー賞最優秀短編ドキュメンタリ賞受賞作品「フリーヘルド」を基にした長編映画。
東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(2008)上映作品

フリーへルド」 は、チロル的レズビアン&ゲイ映画祭史上”号泣映画” トップ3の内の一本。
このドキュメンタリが素晴らしかったので、さほど期待せずに見たのよ。
監督: ピーター・ソレット

@新宿ピカデリー

まだUPしていない記事がたくさんあり、年末にあせっております。


ニュージャージー州オーシャン郡、勤続25年の刑事ローレルは、ある日ステイシーと出会い恋に落ちる。
二人は郊外に家を買い一緒に暮らし始める。
しかし、ローレルが末期のがんと判明。自分がいなくなった後もステイシーが家を売らずに暮らして行けるよう、遺族年金を遺そうとするローレル。
が、法的に認められず却下され――

基になったドキュメンタリは39分の短編だった為、ディテイルまでわからなかったけど、細かなエピソードなどこれを見てわかったところもあり(どの程度話が盛ってあり、脚色されているかはわからんけどな)。
ドキュメンタリの監督、シンシア・ウエイドがプロデューサーの一人なので、それほど大きくゆがめられてはいないと思われ。

レズビアンのコミュニティサークルで知り合ったローレルとステイシー。
ぐいぐい来るステイシーに、ローレルは少し腰が引けてる。
――だって私たちすごい年の差よ
――年のことより頭の出来がえらい違うな・・・


(というステイシーの言葉の意味が後でよくわかった)

ローレルは優秀な刑事だけれど、キャリアの上で女性であることがハンディとなることを自覚している。
そして、レズビアンであることは更なる不利になる。
署内では長年の相棒デーンにも隠していた。

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ローレルってハーバード出身だったのね~
バリバリのキャリア組じゃねーか

ドキュメンタリでは署内一丸となってローレルを支援していたと思っていたけれど、実は根強い偏見があったのね。
孤軍奮闘するデーン役マイケル・シャノンがかっこいいぞ!

署内の新米刑事が実はゲイ。
これがイケメンぞな! ルーク・グライムス!

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やっぱこういうところでチャーミングなイケメンを使わないとな。
ピーター・ソレット、なかなかいい仕事してるな!w

彼女らを支援する同性愛者支援活動グループのリーダーがスティーブ・カレル。
このゲイの活動家、押しが強くて超ウザい!(笑)
こういうウザ男をやらせたら、カレルの右に出る者なし!

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実際のスティーブン・ゴールドスタイン
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ゴールドスタインたちは、今回の件を「同性婚合法化」に結び付けようとする。
しかし、ローレルが求めていることは、「同性婚」ではなくて、あくまで「平等」。

もし二人が異性同士なら、遺族年金が当然受け取れるのに、同性だと受け取れない。
平等じゃないことを主張するローレル。
たしかにそうだ。ローレルの言うことはきわめてシンプル。

それでもニュージャージーには、いちおー「パートナー法」というのはあるんだよね。
でもそれでは遺族年金の受け取りまでは認められてないの。
委員会の人たちは、それを認めてしまうと予算が、予算が、と主張。

この後いろいろな裏の駆け引き(?)があり、ローレルの主張は認められた!!
この”駆け引き”はきわめて映画的だったけど、実際はどうだったのか?

この後、ローレルの判例からニュージャージー以外の州も同性パートナーの遺族年金をめぐる法律が変わって行ったのだった。
一人の勇気ある女性が愛の為に行動し、やがて周囲を動かして行ったというお話。

劇場内は、右からも左からもすすり泣きが聞こえてきました。
映画の最後に実際のローレルとステイシーの写真が出てきてまた涙を誘う。
ステイシーは現在もあの家で暮らしているそうです。

この映画を観て、ローレルの享年が49歳とわかった。早すぎる。

===
最初キャスティングを聞いた時、ジュリアン・ムーアかああああ と思った。
前半は、どう見ても女優”ジュリアン・ムーア”なんだけど、後半はどんどん”ローレル”に見えて来た!
ジュリアン・ムーアはLGBT物によく出てるネ。
そして彼らを支援する活動もしている。

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ステイシー役エレン・ペイジは、オープンリーレズビアン。
ちょっと小柄だけどはまってた。

↓左の人だれ?と思ったら、マイケル・シャノンだった!
二人の縮尺違いすぎ!
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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