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ムーンライト

「ムーンライト」
(2016/Moonlight)


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今年のアカデミー賞作品賞受賞作。授賞式でのトンデモミスのおかげで、かえってこの作品が“作品賞受賞作”と人々の心に刻まれたんじゃあないかしら。
第89回アカデミー賞では8部門でノミネート、作品賞、助演男優賞、脚色賞を受賞。
やっぱり脚本賞を取った作品がそのまま作品賞も、というセオリー通り!
ブラッド・ピットが製作陣の一人だけど、今年のアカデミー賞授賞式には出席しなかったんだよね。
3月31日公開。
受賞により、4月公開が前倒しされました。
4月に観ました。

@TOHOシネマズシャンテ



良かった。すごぉ~~く良かった。
この映画のセンスというか、テイストがとても好きだ。

マイアミの貧困地域で麻薬常習の母親と暮らす少年シャロン。母親からはネグレクトされ、学校では“チビ”(LITTLE)と呼ばれいじめられている。居場所のない彼を麻薬ディーラーのフアンは何かと面倒見てくれるのだった。そんな中リトルは同性のケヴィンを好きになる。そのことを誰にも言わなかったが・・・。

主人公の幼少期、少年期、青年期の三つのエピソードを通して彼の成長を描く。
1「リトル」 2「シャロン」 3「ブラック」 それぞれのエピソードを三人の俳優が演じ、それぞれのタイトルは彼のその時代の「通り名」になっている。→ TOP画像は三人の合体!

1・「リトル」

moonl01.jpg
↑こういう色彩感覚もイイんだよネ!

やっぱり「リトル」のエピソードがインパクト大!
この章は、同時にフアンの章でもある。
フアンのキャラクターが際立つ。
父を知らないリトルにとって、フアンは父親のようであり、近所や親戚のおじさんのようでもあり、“メンター”でもある。
フアンの妻テレサ(ジャネール・モネイ)は若く美しく優しく、ほんとのママより母親らしい。

ある日、フアンの家で夕ごはんを食べながらリトルは尋ねる。

――おかま(faggot)ってなに?

けげんな顔をするフアンとテレサ

――おれ、おかまっていわれた。
おれっておかまなの?

――ゲイの人を不快にさせる言葉さ。
たとえおまえがゲイでも、人にそんな言葉を言わせるな。


リトルの問いにそんな答えを返してくれるフアンってすごい。
自分だったらどう答えたらいいのか?

初めて海を見たリトル。
泳ぎを教えてくれるフアンに安心して身を任せる。象徴的ないいシーン。

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フアン役マハーシャラ・アリはこれでアカデミー賞助演男優賞受賞。え、これで終わりぃ?と出番は多くないが鮮烈な印象を残した。出演時間はわずか24分間で、これは過去10年間の同部門の最短、というトリビア発見!ついでにイスラム教徒の俳優として初のオスカー受賞者。

マハーシャラ・アリはTVシリーズ「ハウスオブカード」のロビースト、レミー・ダントンのエレガントな印象が強くて、今回のヤクの売人とのギャップにびっくら!
ニューヨーク大学で修士号を取得したエリート。

ハウス・オブ・カード 野望の階段 SEASON4 ブルーレイ コンプリートパック [Blu-ray]
ケヴィン・スペイシー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2016-12-21




2・「シャロン」 
ティーンエイジャーになったシャロン。母は息子に金をせびってはヤクを買っている。
背は伸びたけどまだリトルの面影がある。学校でのくだらないいじめ=暴力にケヴィンへの思いが複雑に絡まり・・・。
シャロンの母親役ナオミ・ハリスは「007シリーズ」のマネー・ペニーだったのねえ~

3・「ブラック」
大人になったシャロンは全くの別人になっている。
かつてはひょろっとしていたのに今はゴリゴリのマッチョ。歯には金歯!!
あまりの変わりように、見ていて、なにがなんだかわからなかった(汗)

彼はかつてのフアンそっくりの格好をしてヤクの売人になっている。
狭い世界に住む彼らは身近なロールモデルにならってしまうということか。選択肢がないというのもあるか。

ある日シャロンはケヴィンから突然電話をもらう。
今は料理人となり店に出ているから寄ってくれと言う。
二人は再会を果たす。

あああああ ここからはなんと意外な男の純情物語よ・・・(泣)
はああ せつねえです。

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原案は、タレル・アルヴィン・マクレイニーの "In Moonlight Black Boys Look Blue"。
脚本はマクレイニーとバリー・ジェンキンスの共作。マクレイニーはオープンリーゲイ。
マクレイニーは背が高いね!チェック入れたら、192cmあった!

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Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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