迷い子たちの物語

「迷い子たちの物語」
(2017/台湾+フィリピン/Tale of the Lost Boys)


lostboys01.jpg


【レインボー・リール東京 (2017)
第26回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 上映作品】


台湾+フィリピン合作作品です。
監督:ホセリト・アルタレホス


フィリピン人と台湾人の
国境を超えた友情と自分探しの物語


台北を訪れたフィリピン人の整備工アレックスは、偶然出会った台湾人の医大生ジェリーと意気投合する。
母に置き去りにされたアレックスと、ゲイであることを保守的な少数民族の両親に告げられずにいるジェリー。
二人はジェリーの家族に会いに彼の故郷・宜蘭へ向かうが…。

なんとな~く期待値低めだったけろ、予想ガ~イにおもしろかったとです。ごめんね~ 
台北に住むいとこを訪ねてフィリピンからやって来たアレックスと地元の医大生ジェリー。意気投合した二人はそれぞれに問題を抱えていた・・
何のしがらみもない関係だから、不思議と自分のことを相手にさらけ出せるってことあるよね。
ジェリーはイケメン彼氏と同棲中。
自分がゲイであることを家族に言い出せない。
親は大学を卒業したら地元に帰って来るものだと思っている。悩むジェリーに、ノー天気系のアレックスは、ジェリーの田舎に行こう!と提案。帰省してみると・・・。

ジェリーの一族は保守的な少数民族。父親は一族の長。早く息子に自分の後を継いでほしいと思っている。
このおとうさんが鉄人室伏(もちろん父の方ネ)に似たステキ☆おやじでmyタイプ☆
地元の娘さんとの縁談をふって来る。ジェリーは冷や汗たらたら。

人なつこいアレックスは一家に歓待される。
するとジェリーのおねえちゃんが、
「ジェリーのカレシ?」と聞いてきた。
おねえちゃんはジェリーがゲイであることを知っていたのだ。
「弟だもの。ずっと見ていればわかるわ」
ひえ~~ おねえちゃんはいい人でした。

ジェリーの両親は息子が誇り。期待されるってえのもつらいよね。
果たしてジェリーは自分のことを言えたのか?――

結局、ジェリーは地元の娘とは結婚しないこと、地元に戻ってやって行くのはもう難しい、ということを父に伝えた。
ゲイであることをカミングアウトすることは出来なかったのです。

一方、アレックスは幼い時に自分を捨て家を出た母への思いを抱いていた。
今回決意して台北に住む母を訪ねるのだった。

===
フィリピン映画と言えば、以前アジアンクイア映画祭で観た「無口な情熱 -SIKIL-」(2007) の泥臭い印象が強かったけれど、その印象を覆す秀作でした。
カメラも美しく、特にジェリーの実家に向かう途中で立ち寄ったウィスキーの醸造所のシーンがステキ。
ほえ~台湾にこんなとこあるのねえ
ホセリト・アルタレホス監督はフィリピンのクィア映画界の革新者ということでございます。よく覚えとこっと。今後に期待!!

さて、ジェリーの彼氏役が超イケててウッホウホ!
→周賢忠!!

そしたらなんと、ゲイの息子が父親にカミングアウトするマックのCMに出ているではないか。

lostboys02.jpg


マックのカップにペンで「僕は男性が好きなんだ」と書いて父親に見せると、父は「そんなおまえを受け入れるよ」(←おそらく・・・そんなかんじ??たぶんw)とペンで書き足すという心温まる話。
彼は他のクイア映画にもいくつか出ているようです。ジョセフ・チャンみたいにバイアスなく出演してくれる俳優さんなのかな。もっと見たい!さすが台湾は懐が深い!



関連記事:
ジョセフ・チャン出演作品
GF*BF」(アジアン・クイア映画祭(2013)上映作品)
花蓮の夏」(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(2007)上映作品)

QUEER×APAC ~APQFFA傑作選2017~PageTopキキ ―夜明けはまだ遠く―

Comment

■herちゃん

今回は日程合わず残念でした。
ジェリーは優等生タイプ。
よけいカミングアウトしづらそうでした。
落ちこぼれだとカミングアウトしやすいのか⁉って?
はい、たしかに関係ないですね。シツレイしました。
来年は是非とも!!

Commentの投稿

 管理人だけに表示する

TrackBack

http://agorass424.blog43.fc2.com/tb.php/1279-1f9d2a5c

プロフィール

ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
過去記事へのコメントも歓迎です。
尚、宣伝目的や記事に関連のないリンク・コメント・トラックバックなどはこちらで削除させて頂きますので、ご了承下さい。

追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

リンク
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ(タブ)

最近のトラックバック
カテゴリ
カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

ブログ内検索

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
QRコード

QRコード

RSSフィード