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ポイズン・ママ―母・小川真由美との40年戦争

「ポイズン・ママ―母・小川真由美との40年戦争」
小川雅代





小川真由美と細川俊之のひとり娘が語る、母のこと、父のこと、そして自分の半生。
一気読みした。
(↑さすが文藝春秋、表紙カバー、イイネ!)

母 小川真由美の数々の奇行、怪しい宗教や占いへの傾倒、そして無理解やネグレクト。
危うく餓死しかけたことも。
2歳の時両親が別居、4歳の時離婚。
それでも血のつながらないおじさんとおばさんと一緒に暮らしていた時期は幸せだった・・・

と、そこから、まあいろんなエピソードの連続。

印象的なエピソード:
中学の時、朝、母の運転する車に足を轢かれる。
夜帰って来た母に、
「病院に連れて行って」
と頼むが、
「あら、あなた轢かれたの?あはは」
と笑って終わり。
その後1ヶ月まともに歩けなかった。
まるで「ミザリー」!と自嘲するマー(著者)。

小川真由美の問題行動は、女優特有のわがままと見えなくもない。
ひと昔前の女優には、こういう人いただろうな(今も?)と思うが、母親となると話は別。

この本を読む限り、小川真由美はやはり演技性パーソナリティ障害と見る。
「演技性パーソナリティ障害」の特徴をあらためて見ると、みごとにどれもあてはまってる。

「私は女優だから・・・」
何度も出て来るこの言葉。
実際女優なわけだから、「演技性~」というのは質が悪い。

自分の父が細川俊之ということを全く知らず、12歳の時友だちから
「マーちゃんの本当のお父さんは、『細川』って苗字で、テレビに出ていて、声が良くて」
と聞かされ、ずっと「北酒場」を歌う細川たかしを父親だと思い込んでいた。
というエピソードは笑える。
→ その後、
「あなたはきっとお父さんに会いたいのね」
と勝手に決めつけ(←これも何度も出て来るパターン)
14歳の時、突然母はアポを取り、父と会うことになる。

突然動物愛に目覚めた母は、フクロウとチャボを飼い始める。
フクロウは生餌を食べるので、餌としてハツカネズミやウヅラを飼っていたのだが・・・
というくだりのエピソードが一番怖かったとです。
もう、楳図かずおワールド!!

そうだ!この本ってほんと楳図先生のお話みたい。

人は誰も親を選んで生まれて来ることは出来ない。
これを読んで、マーに自分を重ねる人、自分の方がまだまし、または自分はもっとひどいと思う人もいるかと思う。
著者はこの本が、自分の為のみならず、自分と同様に親子関係で苦しんでいる人たちの役に立てればと願って書いた。
これが書かれた時点で、彼女は母親との関係を断っている。
でも、彼女の中に今でも
「出来ればごく普通の親子関係を取り戻したい」
という気持ちがある。
本の出版により、自分が声を上げれば何か変わるのではという期待もあったという。

この本は図書館で借りたんだけど、「家族」というインデックスのところに、
「毒親」に苦しむこども(娘)の本がこの他にも多数あった。根深い。

===
その後二人の関係がどうなったかはわからない。
小川真由美は今年76歳。
下ヨシコの元で得度したが、今は体調を崩し療養しているらしい。
演技性パーソナリティ障害は、年齢とともに症状が治まっていく傾向があるというが・・・。

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  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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