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ストーンウォール

「ストーンウォール」
(2015/STONEWALL )


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ドキュメンタリ「マーシャ・P・ジョンソンの生と死」からの~  
見てみました。
「史実を捻じ曲げてる」「ホワイトウォッシュ」と非難ゴーゴー、ユーバリゴーゴー!!な今作。
「観に行ってはいけない」ボイコット運動だぜ~と言われ、チロル、劇場公開未見。
2016年12月24日公開。
監督ローランド・エメリッヒ

インディアナ州に暮らすダニーはゲイであることを知られ、故郷を追われるようにニューヨーク、グリニッチビレッジのバー「ストーンウォール・イン」にたどり着く――

いやいやいや、ツッコミどころ満載だべ。
ストーリーはインディアナからNYにやって来た白人のゲイ青年ダニーの成長譚の体をなす。

高校の卒業を待たずに故郷を飛び出したダニー。コロンビア大学の入学が決まっているものの、奨学金はまだ下りず一文無し。
ダニーはクリストファーストリートで、レイやその仲間たちと知り合う。
レイに「ストーンウォール・イン」に連れて行ってもらう。

レイ役ジョニー・ボ―シャンはなかなかイイネ!
後ろは、ケイレヴ・ランドリー・ジョーンズくん
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↓ストーンウォールインのオーナーはエド(ロン・パールマン)
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そこでダニーは活動家トレバー(ジョナサン・リース・マイヤーズ)と出会う。
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そんな中、「ストーンウォールイン」で警察の手入れに会う。
異性装の者、IDを持ってないものが逮捕され、ダニーは難を逃れる

――と、ダニーという架空の白人男性の物語が描かれてもいい。史実に基づくドラマでも、架空のキャラクターを登場させるのはままあること。
しかし、後半の“その夜”に起きた「ストーンウォールの反乱」=警察と店の客たちとの衝突のきっかけの一撃がダニーってまずいよね。

↓ (正しくない)歴史的一撃!!
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本来の主役、マーシャ・P・ジョンソンやシルヴィア・リベラはどう描かれるのかと見ていたら、マーシャは出て来るが、チラ見せ程度の出番でしかもお茶らけた役回り。このマーシャの描き方があまりにひどい!侮辱してる!と非難ゴーゴー!

「ストーンウォール」は、非白人であったり、住むところもなく虐げられた人々、何度も警察に逮捕され、嫌がらせされたり、抑圧された人々のパワーが爆発したもの。いわば、失うものが何もない人たちのパワー。
片やダニーは白人で、9月からコロンビア大学の学生で、奨学金ももらえて、故郷に帰れば家族もいる。
ダニーの苦労といえば、レイの部屋で雑魚寝、“しゃぶらせビジネス”して食いつないだことくらいじゃね?

“その夜”マーシャやシルヴィアはどこに行ったの?
当時を知る人が見たら、本当に怒り爆発だと思うよ。
ダニーの物語を語る一方、実在の人たちの物語も描くということは出来なかったの?
少なくとも“その夜”のダニーは脇役に徹するべきだった。

この作品、興行的にも大コケ!
映画批評サイト「rotten tomato」 での批評家による「トマトメーター」は、なんと10%!(もちろん100%中)

エメリッヒは、「LGBTの人の為にだけ映画を作っているわけじゃない」と訳わかんない言い訳。
ふつーこういう映画は「ミルク」のように、当時の関係者を“スーパーバイザー”として映画に参加してもらうもの。
この映画も関係者が協力を申し出たところ、エメリッヒは無視したらしい。
エメリッヒにとって史実なんてどうでもよかったのね。

劇中、ダニーは拉致されて、売春組織にあっせんされる。
着いたところは金持ちの客の部屋。出て来たのは女装したおやじ。
マジか!?ってシーンだけど、これも「年寄りのゲイ=変態として描かれてる」と非難ゴーゴー。もう何もかもがバッシング(笑)

しか~し、この映画の功罪か、チロルには良いこともあった。
今作がどれ位史実と離れているのか、「ストーンウォール」について知るきっかけになった。いろいろ勉強になりました。

現在、6月がLGBT月間なのは、「ストーンウォール」が6月28日に起きたからつうのを初めて知った。
映画の最後にも出て来たけど、1970年6月「ストーンウォール」の一周年を記念してNYでパレードが行われた。これがNY最初のプライドパレードで、以降6月最後の日曜に行われるようになった。

ストーンウォールのことをつい「コールドストーン」って言っちゃうチロルなのだった。そりゃアイスクリーム!(とセルフツッコミしとこ!)

エル・クランPageTopマーシャ・P・ジョンソンの生と死

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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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