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招かれざる客

「招かれざる客」
(1967/Guess Who's Coming to Dinner)





毎度朝十あるある。すっかり知っている気になっていた。
いざ観たら、全くわかっちゃいなかった。感涙
夜霧よ今夜も有難う、朝十、今度もありがとう!
アカデミー賞主演女優賞(キャサリン・ヘプバーン)&脚本賞(ウィリアム・ローズ)受賞。
監督: スタンリー・クレイマー

@TOHOシネマズ日本橋


新聞社社長マットドレイトンとその妻クリスティーナは、娘のジョーイから婚約者を紹介される。その男はジョン・プレンティスという黒人医師だった。

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なんてシンプルなあらすじざましょう。
経営する新聞社では人種差別反対を論調としているマット、クリスティーナはモダンアートギャラリーのオーナー。進歩派の二人。
ママもパパもきっと結婚を喜んでくれるわ、と何の疑いも持たないジョーイ。

演じる二人はスペンサー・トレイシーとキャサリン・ヘプバーンというハリウッドのリベラル派だしな。
そうなのかも・・・と見ていると、最初に紹介したママは驚いた後、顔を曇らせる。
あ、さすがのキャサリン・ヘプバーンでもその反応⁉
いやいや、ヘプバーンは演じてるだけだし!(笑)

続いて帰宅したパパは顔面蒼白。
ジョン・プレンティスは自分の人となりを知って欲しいと自己紹介する。彼は輝かしいキャリアを持つ優秀な医師だった。

マットは秘書に電話をして、彼の経歴を調べさせる。秘書は彼の言う通りで、関係者によるとキャリアだけでなく人格も素晴らしいと返事をする。ケチのつけようのないジョンにマットがっくしww
もっともリベラルなママとパパが大歓迎してたら話が成り立たないッス。

シドニー・ポワチエがハンサムでうっとり~
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この映画、脚本が巧みで、ここからいくつかトラップがある。
マットの親友の神父(セシル・ケラウェイ)がやって来る。神父でじーさん・・・。
ああああ 絶対まずい展開!
と思っていると、ジョンを歓迎。神父はたまたま彼の研究を知っていて、話が盛り上がる。
彼が反対してくれると思っていたのに。マットまたもがっくし。

ジョーイたちは、親友夫婦がトランジットでサンフランシスコに寄るというので、空港まででかける。
ああ、この親友、ジョンを見てきっと戸惑うんだろうな、と見る側はついつい警戒してしまう。
すると彼女たちも二人を祝福する。さすがジョーイの親友!
あれれ、予想を裏切る展開の連続。

↓ドレイトン家の家政婦は、ジョンを認めない
白人の家の使用人は、大体よそから来た黒人に敵がい心を持つよね
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クリスティーナは幸せそうな娘を見て、心を開いて行く。

――私たちはジョーイに、国や肌の色でその人を判断するのは愚かなこと、と言って来た。彼女はまっすぐに成長して私たちの理想通りになった。その結果がこれなのよ。受け入れましょう。

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一方、マットは頭ではわかっていても納得できない。
若い時ならいざ知らず、今だとマットの気持ちもわかるんだよね。
娘の未来を思うと、娘にはいらぬ苦労をさせたくないというのが親心。
二人に生まれる孫の苦労まで心配するマット。

そして話はさらにもう一山ある。
ジョンの両親もドレイトン家にやって来るのだ。彼らも息子の相手が白人とは知らされていず愕然とする……。

最後には両家の両親も納得し、二人を祝福する。
(この辺りの両親の葛藤が丁寧に描かれる)

――これからは君たちのようなカップルが増えて行くんだろう。
君たち二人なら、後に続く人たちの良いさきがけとなる。


ここから50年経った今、どうだろうか?
今だったら、こどもが同性婚をすると言って来るかも知れない。

周囲の人々の思いを知ってか知らずか、「早くジュネーブへ行っちゃいましょう!」と、その夜のうちに次の赴任地へと旅立っていくジョーイが無双の最強キャラなのだった。
ジョーイ役キャサリン・ホートンは、ヘプバーンの実の姪(妹の娘)。

原題は、「Guess Who's Coming to Dinner」
この邦題を「招かれざる客」とした当時のセンスすごいな。

さて観ながら、これって「ゲットアウト」と同じ設定だよねえ、と。
チロル、話題作「ゲットアウト」を観そびれてしまったのだ。
ってことで次は「ゲットアウト」にGO!!

ゲットアウトPageTop男が痴漢になる理由

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映画と本のつれづれ日記。
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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