モダン・ラブ

「モダン・ラブ」
(1999/UK/QUEER AS FOLK)


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ハンサムでリッチなスチュワートは、ゲイ・ストリートでその存在を知らぬ者はいないほど。
親友のヴィンスは誰にでも好かれる人当たりのいい性格だが、いま一つ自分に自信が持てないでいる。
スチュワートに長い間想いを寄せているが、一向にかなう様子はない――
イギリスのTV局チャンネル4が放った、新しいタイプのゲイを主人公としたドラマ。
放映されるやイギリス全土にセンセーションを巻き起こした。 


【第9回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(2000)上映作品】


イギリス チャンネル4で放送されたテレビシリーズ。
全10話の内、映画祭で最初の4話が上映された。

えー、これはTOMCAT先生の専門分野なので、ま、私的勝手に感想ということでひとつ。


もうこれはハマりました。
最初観た時、過激な描写にド肝抜かれたもんね。
これをTVで放送してたイギリスつう国は、やっぱり違うわ。
これをお茶の間で観るって・・・。

主人公 スチュワートのハッテンぶりに呆れちゃう。
仕事は出来るし、ハンサム&リッチなんだけど、この人ちょっとおかしいと思うよ。
新しいクライアントと会ったその日に会社のトイレで・・・(以下自粛)。
クラブでやった後(なにを?) 家に帰って来て、今度はネットで男漁り。
マイケル・ダグラスがヨメに行かされていたセックス中毒・セラビーに入った方がいいよ。
とにかくヤリ○ンだし、性格は悪いし、突っ込みドコロ満載。

過激な描写だけでなく、このシリーズは進んだイギリスのゲイ事情に驚かされることしきりだった。
まず最初に、スチュとレズビアンカップルとの人工授精による妊娠・出産。
ほえ~、イギリスではゲイもレズビアンもこどもが持てるんだ! 
そりゃ、こどもの父親の人となりがわかっていた方が安心だわよね。
ハンサムだしリッチだけど、あの性格の悪さの遺伝子をどう考えているのか?
ビアン・カップルに問い質したい!

スチュも精子を提供しただけかと思ったら、子育てにも関わっていて、ビアン・カップルに頼まれて、たまにこどもを預かったりしてさ。その新しい関係性にほんと驚いたな。
奇しくも、この年の映画祭、先にブログに上げた <リック&スティーブ>(6/09)も、ゲイとビアンのカップルが協力して子作りする話であったな。
この辺の現在の日本の実情はどうなのか?

あと、印象深いエピソードとしては、仲間の一人がエイズで死ぬのよね。(注・追記ご参照)
で、死んだ途端、スチュがそのともだちのアパートに直行して、ゲイ関連のヤバいビデオや本、グッズなんかを箱に放り込んで回収するの。
部屋に入った家族がショックを受けるから。
この時は、スチュのこと見直したな。やっぱ頭は切れるのよね。

スチュがたらし込んだ高校生のネイサン(16)、学校内のゲイバッシングとか、いろんな問題が提起されてて考えさせられたり。

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これで 16歳・・・

[ 追  記 ] (2013/11/03)
ネイサン役チャーリー・ハナムは、今年 [パシフィック・リム] で大ブレイク!
すっかり大きくなっちゃって、おばさん、びっくりしちゃった!ってとこだ。


一方、人のいいヴィンス、ずっとスチュに片思い。
報われない恋をあきらめ、新しい恋に。
このヴィンスの相手、キャメロン ステキ☆おやじ!
ステキなのよお~!
知的で優しくて、何よりヴィンスのことを大切にしてくれて。
だけど、ヴィンスはやっぱりスチュのことを諦めきれない・・・(バカね)。

断言しよう。
このシリーズを見ていた人の99%は、身悶えしながらこう思ったに違いない。
「やめとけ、スチュなんて! キャメロンにしとけよ~!!」

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キャメロン  ステキ☆おやじ
ピーター・オブライエンつう名前だったのか・・・


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若い時はこんな顔 (マジっすか!)
歳取ってからの方がだんぜんいいなあ


ヴィンス達はいつも ≪バビロン≫つうクラブに入り浸っているんだけど、ある時 リック・アストリーの曲がかかるのよ。
そしたら、仲間の一人が、
「ああ、なつかしい、リック・アストリー・・・その昔、何回 ”お世話になった” かしら?」
なんてセリフに爆笑したり。
そういえば、最近某所で最近のリック・アストリーちゃんの画像を見たんだった。

Whenever You Need SomebodyWhenever You Need Somebody
(1990/10/25)
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キュートなおっさん☆

スチュワート、ヴィンス、ネイサン、それぞれの生きる道はどうなるのか――
明日はどっちだ!


尚、これは UK版で、この後 USA版TVシリーズが製作された。(未見)


さて、映画祭での上映は、
<ラベンダーアワー(Vシアター135)スペシャル> 
と銘打ち、5話以降を観たい人はスカパーでみてね☆ という番宣でもありました。
(はい、もちろん観ましたよ!)

この <ラベンダーアワー> というのは、スカイパーフェクトTV のPPVで、クイアな作品限定でプログラムが組まれた素晴らしい企画でした。(深夜3時ごろの放送枠)
プログラムは2週間で替わり、そのセレクションのレベルが高いこと!

デレク・ジャーマン特集 <THE LAST OF ENGLAND> <EDWARD Ⅱ> <ヴィトゲンシュタイン>に、もちろん<カラヴァッジョ>、ブルース・ラ・ブルース作品を知ったのもここだった。
一方、、<LATIN BOYS GO TO HELL> といった訳のわからないB級映画をやったかと思うと、日本のドキュメンタリ映画があったり。
その日本作品である、<大阪ストーリー>という作品は、ゲイでもある中田統一監督が、留学先の英国国立映画テレビ学校の卒業制作として撮ったもの。
ゲイ、在日韓国人、家族・・・といった題材を中心にしたドキュメンタリで、監督自身が母親にインタビューしてたりして興味深い作品だった。監督も魅力的(そこか!)。
レズビアン映画もあり、<GO FISH> なんかやってたな。

だけどやっぱりマイノリティなのかしらね。ペイしなかったのか、1年くらいで終わってしまった。

この後、数年のインターバルの後、2年くらい前に似たような企画が立ち上がりました。(ch100)
だけどこちらはゲイポルノばかりで似て非なるものでした。
ほんと、いい企画だった。残念です。
<ラベンダーアワー> に関しては、是非記しておきたいと思っていたのでした。


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ジャーマン組 ティルダ・スウイントンは今年アカデミー助演女優賞受賞しましたね


ヴィトゲンシュタインヴィトゲンシュタイン
(2000/09/26)
カール・ジョンソン

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すいません、正直、訳わからんかったとです

Latin Boys Go to HellLatin Boys Go to Hell
(2000/09/26)
OssaDavila

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   あら、あったのね



[ 追  記 ] (6/18)

訂正あり
TOMCAT先生からご指摘いただきました。
本文中 「仲間の一人がエイズで死ぬ」 ではなく
「3話目で死ぬフィルは道で拾ったボーイに勧められて使った麻薬のアナフラキシーショックで亡くなった」 が 正しいそうです。
言われてみたら、そうだった・・・(ような)。
いつもいい加減ですまんです。

ああ、勝ってよかった・・・PageTopナンシーよ、永遠に

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■TOM先生

ご指摘ありがとうございました。
ありがたいです。

キャメロンとヴィンスって、そんなにメロメロ&ラブラブなシーンがあったんだっけ。
とにかくこのシリーズは、スチュを中心に考えると、下半身方面しかなくて、ラブってこの二人にしかなかったよねえ。
だからキャメロンがいっそうよく見えたのかも。
そんなラブラブシーンなら、何年ぶりかに見返したくなった☆
ラストシーンは忘れられません。

素敵なキャメロン叔父様!!

まるでラブってるのはキャメロン叔父様だけで・・
ヴィンスはすちゅぅしか見てないし・・
もっとパトロン的に愛してあげたそうな、キャメロンおじさまだったのに・・でも、あのお風呂のシーンは好き。
まるで空気が読めないヴィンスで・・・可愛い。

この記事読んでから、また見直してます。
あちこち手をつけてすっ飛ばしてあるので、偉そうにはいえないけど・・
コミカルなところはもうUSより数段好いんですけどね。
昨日かた~いかものDVD、チューダースが着たので、みたいなぁって・・・気が多くて駄目ね。

・・あれ、いつの間にか先生になってるぅ!!いやん~
恥ずかしい・・

■TOMCATセンセ

このところ忙しくてまだ見返してないの・・・くすん
>ラブってるのはキャメロン叔父様だけで
そか。そこが又観る側はじらじらしちゃっていいんだよね。
ヴィンス、なんだその気合いの入ってない態度わ!
もっとおじさまの愛をマジに受け止めろ!
と喝を入れたいとこです。(ね、大沢親分)

>コミカルなところはもうUSより数段好いんですけどね
私やっぱりこれのUKっぽいとこが自分の好みだと思うな。
US版を見てないからあんまり言えないけどさ。

>あれ、いつの間にか先生になってるぅ!!いやん
だって、これのリピート率って半端ないですよね!?
リピートしたら、そちらのお宅にお邪魔しますね☆

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Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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