チュエカタウン

「チュエカタウン」
(2007/SPAIN/CHUECATOWN/BOYSTOWN)


chueca01.jpg


イケメン不動産屋にご用心。ママを狙う殺人鬼かも!
マドリードのゲイのメッカ、チュエカタウンに住む“熊系”カップルのレイとレオ。
そんな彼らがひょんな事から出会った、不動産屋ビクトル。
ジムで鍛えたマッチョな体に高級スーツを着こなすビクトルには、実は恐ろしい秘密が…。
彼の野望はチュエカタウンをおしゃれに再開発すること。その目的のため、この一帯に住む邪魔な老婆たちを、殺し回っているのだ! 
サイコキラー・ビクトルの次なる標的はなんとレイのママ。
熊系カップルはママを救えるのか!? 
楽しくてちょっぴり怖いブラック・コメディ!


【第17回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(2008)上映作品】


スペイン映画らしい、濃ゆ目のコメデイ、楽しかったっす。


2005年映画祭初の 熊系映画 <ベアパパ> が上映されたけど、それに続く、熊系カップルが主人公。
こう続くと、あら、スペインって熊が多いのかしら? なんて思っちゃうわ。

chueca.jpg
<ベアパパ>(2004/CACHORRO/BEAR CUB)

「CACHORRO」って、「犬っころ」 くらいの意味みたい。
日本では、<熊系> と言われる人たちが、スペインでは、<犬っころ系> と言われてるようです。
たしかに、むく犬みたいだもんね。

そして、<ベアパパ> と同様、やっぱり 「類は熊を呼ぶ」。
濃いキャラの似た者夫婦カップルが最初から、人目もはばからず、キスしたり、やきもちやいたり、いちゃこらこいたり、屁したり、圧倒されます。
(二丁目 「ベルザウド・S」 の友晴ママが好きそうな 熊ヒゲ系マッチョ だわ☆)
とっても仲の良い二人だったんだけど――

レイがママを呼び寄せたところから問題は起きる・・・
ママが来るのを レオ 大反対してたけど、来たらその気持ちがよくわかった。
ママ、きれいだけど、鬼ババ なんだもん。
こんなにひどい悪口罵詈雑言を久しぶりに聞いた気がする。
レオはヨメの立場だから、要するに、嫁姑問題なのよ。

Chuecatown_9041.jpg
ヨメ (前列) と 鬼ママ (後列)


んで、一連のアルモドヴァル映画を見てもわかるけど、スペインでは、マンマの言うことは絶対なのね。
レイ(ダメ亭主)は味方になってくれないし。
見ている人はレオに同情しちゃうわよ。

その嫁姑問題に、連続老女殺人事件が絡み、サスペンスフルな展開となる。

ところで、マドリードのチュエカタウンって、ゲイのメッカなのね。
知らなかったわ。
実際もこんなかんじなのかしら?

ビクトルに追い詰められたレオが逃げ込むのが ホ○サウナ。
<ベアパパ> でも、やっぱり ホ○サウナが出て来たけど、スペインでは ゲイ映画といえばここ! みたいなお約束なのかしら?

ビクトルって要するに 「選民思想」の持ち主なのよね。
再開発されるチュエカタウンには、知的でスタイリッシュなゲイだけが住むべきで、年寄りはじゃま!
ゲイでも、教養もなく、アートにも関心がなく、向上心もないゲイはお断り!

――ゲイの世界って、ストレートよりずっときまりごとが多くて、やっかいなとこなんだよ


ジョン・ウオーターズ(<ヘアスプレイ>) が言っていたけど、わかる気がするわあ。
ゲイの世界には、ヒエラルキーも存在するしな。

映画が終わって出口に向かって歩いていたら、前の男の人がおともだち(?)に
「自然なかんじのカップルで良かったよね」
と言っていた。
たしかにね、従来の映画によくあるハンサム同士ってわけじゃないし、弁護士や小説家でもない。
屁こいて大笑いして、自然だったな。

夜も更けて、寝室に入ってキスしたら

――おまえ、寝る前に又何か食っただろ?!
――もつ煮込みをちょっと・・・大丈夫、まだ残ってるわよ
――そうか・・・


なんて会話が所帯じみてていいのよね。

サイコキラー ビクトルって、”アイスマン” みたいで、コワ~い!!
素の顔はとぼけててずっといいわ!

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ビクトル役 Pablo Puyol (読み方は パブロ・プジョル でいいんすかね)

ヒストリー・オブ・ゲイシネマPageTop愛のうた、パリ

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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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