ジョヴァンナのパパ(ボローニャの夕暮れ)

「ジョヴァンナのパパ」(ボローニャの夕暮れ)
(2008/ITALY/Il papà di Giovanna )


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1938年、ボローニャ。美術教師として働くミケーレの最大の関心事は、可愛くて仕方がない一人娘のジョヴァンナだった。順調に見えた生活だったが、ある出来事で一変してしまう。
第二次世界大戦前後という激動の時代の波にあおられる父と母と娘の三人家族の人生を、名匠アヴァーティが格調高く描いた本作は、本国でヒット。
父親役を好演した名優シルヴィオ・オルランドは、08年ヴェネチア国際映画祭で主演男優賞に輝いた。2010年公開予定。



【2008年 イタリア映画祭 上映作品】

今年も恒例 <イタリア映画祭>    に行ってキタ!

会場に着いてすぐ、映画祭の常連 たみきさんに会いました。


親バカなパパと一人娘の、ほのぼのとしたコメデイと思っていた。
イタリアで大ヒットしたというし、観終わって楽しくなる映画に違いないと信じて疑わなかった――


5月1日 18:40 @有楽町朝日ホール


なんとか記事を5月中に上げないとと、あせった!(ほっ)

*この作品はその後、「ボローニャの夕暮れ」という邦題でロードショウ公開されました。




ミケーレは高校の美術教師。同じ高校に通う一人娘のジョヴァンナが可愛くて仕方がない。おくてで引っ込み思案のジョヴァンナに、早くボーイフレンドでも出来たらいいと思っている。
ミケーレは年度末のある日、落第スレスレの男子学生(人気者のコ)にこういう。

――進級させてやるからジョヴァンナにちょっと優しくしてやってくれ。
あのコは他の子と違って ”繊細” なんだよ


この辺りの描写は軽快でコミカル。ミケーレの親バカぶりに客席には笑いも。
しかし、この何でもないセリフが後に重要な意味を持つ。

その後、高校の体育館で女子生徒が遺体となって発見される。
彼女はマルチェラ、ジョヴァンナの親友。裕福な家庭の子女、美人で人気者だった。

この後、物語は思いもよらぬ方向に向かう――


冒頭の軽妙で明るいムードから一転、後半はひたすらどよ~んと暗いムードに・・・。
この辺りから複雑な相関関係が明らかになる。
ミケーレと美しい妻デリアの関係、ジョヴァンナと母の関係、ミケーレの親友セルジオとデリアの関係・・・。
次第に激しくなる戦況の中、時代の波にあおられる人々を描く。

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親友セルジオ ハンサムなステキおやじ☆


これを見て一番感じたのは、イタリア人ってやっぱり考え方が違うわ~~ということ。
こういう話がヒットするなんて、日本人の私からしたら考えられないもん。
あと、後半、妻と親友が思いを寄せ合っていたことを娘から気付かされたミケーレが取った行動――
マジっすか!? と私は思ったけど、イタリア人は共感するんだろう。
海外の作品って、そういうところが興味深くおもしろいと思う。
あっという間の104分だった。

***

上映後は主演の シルヴィオ・オルランド が登場。 挨拶の後 Q&Aに応じた。
映画の中ではいかにもしょぼくれたおっさんだったが、本物は軽妙な受け答えもイタリア人らしいチャーミングなオヤジだった。

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今回私の両隣りの たもたもとロリワタリ はイタリア語学習中なので、岡本太郎氏(今年もステキ  )の通訳を待たずにシルヴィオの話がわかるようで、うなずいたり、笑ったりしている。
え、みんなわかるの? わかるの?
学習歴○○年のたもたもはいいとして、ロリワタリまでも・・・??
「ちょっと、ロリちゃん、言ってることわかるの?」
「なんとなく単語は拾えるから・・・」
そ、そうか・・・。
チロだけわかんないよぉ・・・(学習してないんだからあたりまえだろっ!)
自分の事は棚に上げて、なんだかせつないと思ったチロなのであった。


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マルチェラ役のコがとっても美人☆



スラムドッグにあたらしいおうちPageTopALLDAYS 二丁目の朝日

Comment

BSに賭けよう

面白そう!。
こういう映画は地方ではやらないから、そのうちNHKのBSで深夜にやってくれるのではないかしら。その日まで気長に待ちます。
そして今月ようやく「ニクソン」が近隣の映画館で上映されます。絶対に見に行くぞ!。

■スカージョ☆

コメントありがとうございます。
こういう映画って、娯楽映画でもないし、観て楽しくなるわけでもない。なのになぜ人はこういう作品を観てしまうのか。人間の奥深さを考えさせられる。なんつって。

そうですね~、BSでやってくれるといいね。

>今月ようやく「ニクソン」が近隣の映画館で上映されます。絶対に見に行くぞ!
そうすると、またご子息が海賊の捕虜になってしまうのでしょうか(チロ、心配)

そうそう

忘れてました。
この作品は秋にロードショウ公開されるそうです。
映画祭上映作品でもロードショウ公開された作品は、DVDリリースされたり、TV放映の可能性が高くなるはず。期待できます。

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マイナー路線でごめんなさい。
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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