世界報道写真展2009

「世界報道写真展2009」

hodo02.jpg

  ”ちょっとピンボケ” なんつーレベルでない!
うちのバカ犬をいっしょに撮ったけど、謎のけもののよう・・・
(クッキーをおあずけさせて撮りました)



 世界的に高い評価を受けた報道写真を一堂に展示する「世界報道写真展2009」が東京都写真美術館で開催中。
 世界報道写真財団(本部=オランダ・アムステルダム)が前年1年間に撮影された報道写真の中から優秀賞を選出するフォトコンテスト展。入賞作品約200点は日本を含め世界100カ所以上を巡回。



<世界報道写真展2009> に行ってキタ。

いつ見てもおもしろい。楽しかった。

@東京都写真美術館



報道写真って、”ならでは” の魅力があるんだよねえ。

一番感じるのは、写真にストーリーがあること。

たとえば、今回の 「世界報道写真大賞」作品。
(米「タイム」誌に掲載されたアンソニー・スアウさんの作品)
* こちらのサイト で見られます

(サブプライムローンの破綻により) 差し押さえで住民が立ち退いた家を
見回る警察官ロバート・コール


空き家になった家に住民が居座るだけでなく、ホームレスや犯罪者が入り込むことも多い。
万が一の事態に備えて、緊張感ある一瞬だ。
と同時に、アメリカの経済危機も浮かび上がる。

今回見ていて気づいたのだが、被写体の多くは名前があるのだ。
先の警官もしかり、時には死体も名前が明記されている。
一人の人間に対する尊厳を感じる。

全体を通して目につくのは、やっぱり戦争・紛争の写真が多いこと。
世界中で今こんなに戦争をしているんだ、と気づかされ、己の無知を恥じる。
ガザ・グルジア・アフリカの内戦・・・世界中で起きていることを報道写真は教えてくれる。


チロ的に印象深い一枚があった。

――バスルーム、5・6歳くらいの女の子がパパの支度を見ている。
女の子は、ファーのついたドレスを着ておめかししている。
パパは鏡に向かってボウタイを締めているところ。パパもドレスアップ。


これからパーティにでも行くのかしら?
ちょっとした日常の一コマだ。

この写真の撮影場所はスペイン・バルセロナ。
男性はゲイで、これからパートナーとの結婚式に出るところ。
男性はそのパートナーとカリフォルニアで同性婚を済ませ、養女をもらった。しかし、その後同性婚無効の法案が可決された為、同性婚が認められているスペインに移住してきたのだった。

→マッティア・インソレラ (イタリア) 「日常生活の部」 単写真2位

この一枚、たしかに 「今」 を切り取ったものだよな。
尚、解説によると、「オランダ・ベルギーに次いで、2005年スペインは世界で三番目に同性婚を認めた国」 とあった。
そっか、まだ4年前のことなのね。
今年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭作品をホーフツとさせる一枚であった。
しかし、このパパ、行動力があるわよね。(女の子がブロンドで天使のようにプリチーだった)


===

一枚の写真から目が離せない。心動かされる。
一瞬を切り取ったものがなぜ ”アート” になっているんだろう。
報道写真、深い・・・。

血なまぐさい写真だけでなく、ユーモラスな写真も多い。
「スポーツ部門」 では、アイデア勝ちの笑える写真がいっぱいあった。
「自然部門」 は美しい。
特に野生のユキヒョウの美しさに心奪われたケモノバカのチロであった。

8月9日まで、恵比寿ガーデンプレイス内 東京都写真美術館にて開催。


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それでも恋するバルセロナPageTopアウトレイジ

Comment

最終日の今日行ってきました。
いつ行っても若いカップルで盛況なこの催し。
案外日本の未来は大丈夫なのかな、と来場者から思わせられるイベントです。
でも日本の写真て無いですよね。
平和なんだな、と思います。

ハンガリー映画『人生に乾杯!』をはしご。
夕方、帰宅とほぼ同時スコール。
(夕立じゃなくて、亜熱帯気候のよう~)
充実した、一日でした。

■herちゃん

相変わらずフットワークが軽いな。さすが。
> いつ行っても若いカップルで盛況なこの催し。
たしかに若い人が多いよね。

> でも日本の写真て無いですよね。 平和なんだな、と思います。
そうだね~~
やっぱりオバマの写真が多かったね。どれもいい写真だった。

> ハンガリー映画『人生に乾杯!』をはしご。
すごい! 精力的!

> 夕方、帰宅とほぼ同時スコール。
> (夕立じゃなくて、亜熱帯気候のよう~)
ほんとアジアのどこかだよ。(いや、アジアのどこかなんだけど)

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Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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