ボルベール<帰郷>

「ボルベール<帰郷>」
(2006/SPAIN/VOLVER)


vol05.jpg


失業中の夫の分まで働く、気丈で美しいライムンダ。だが彼女の留守中、夫が15歳になる娘パウラに関係を迫り、抵抗した娘は勢いあまって父親を殺してしまう。愛娘を守るため、ライムンダは必死に事件の隠蔽を図るが、その最中に「故郷の叔母が死んだ」と知らせが入る。
一方、葬儀のため帰郷したライムンダの姉ソーレは、大昔に火事で死んだ姉妹の母の亡霊が、1人暮らしだった叔母をこっそり世話していた、という奇妙な噂を聞く。



この記事は、旧ブログの復元記事です。
1・2日中にアーカイヴに入ります。
20070725


久しぶりに、ヨーロッパ映画らしいヨーロッパ映画を観た!
ペドロ、ええもん 見せてもろて、おおきに・・・。


アルモドバル映画のぺネロぺは、いつも美しい。
今作品は特に輝いていた。
トム・クルーズといちゃこらこいていた、ゴーマン女の影はここにない。
全く別の顔。女ってコワいわね。
それにしても、ぺネロぺ、スレンダーなのに、なぜおっぱいだけあんなにデカいのじゃ?!
劇中、マンマも 「おまえ、その胸 なんかやってるの?」  と聞いていた(笑)

vol09.jpg このアングル、アートだなあ


映画の宣伝文句に、
ぺネロぺは、現代のソフィア・ローレンだ 
というのがあり、 んな、アホな! と思っていたが、ほんまでした!

――今回ぺネロぺには、ソフィア・ローレンやアンナ・マニャーニなど、
イタリア映画黄金期のマンマ像を参考にするように指示を出したんだ。


劇中、マンマがTVで見ている映画が、ヴィスコンティの <ベリッシマ>。
主役のアンナ・マニャーニが、信じられないことに、ライムンダ(ペネロペ) そっくりなのだ! (ほんとはペネロペがマニャーニに似ているんだけどね)
生活臭ふんぷんとするアンナ・マニャーニとぺネロべが。
映画のマジックね。

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アルモドバル作品はいつも色彩感覚が素晴らしい!!
作品に使われる効果的な  は、 
アルモドバル・レッド と言われている。

今回もそこかしこに、出て来ますよ。
市場のトマト、まな板の上の赤ピーマン、バッグ、ドレス、車(古いフォードだけど)、そして、死体から流れ出る血・・・。

vol22.jpg レッド☆レッド☆レッド


アルモドバルのミューズ(?) カルメン・マウラ のマンマを見ていたら、なぜか、
小津安二郎 <東京物語> の東山千栄子 を思い出してしまった。
全ての人の母のように、温かい存在。
人は誰でも、いくつになっても、近くにいても、遠くにいても、母を恋しく思っているのだなあ、とせつなくなった。

VOL001.jpg

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劇中、ライムンダが歌うシーンがある。 
アルゼンチン タンゴ <ボルベール> のフラメンコ版なのだが、これが ”魂の歌” で、聞いているだけで泣けるいいシーンだ。
ペネロペって、こんなに歌えるんかい? と思ったら、エストレージャ・モレンテ (スペインで最高のフラメンコ歌手) の歌に、ペネロペが リップ・シンク(口合わせ) したもの。
な~んだ、そうよね。 とにかく魂を揺さぶるような素晴らしい歌だもの。
(「トーク・トゥ・ハー」でも ”魂の歌” のシーンがあったわね)

vol03.jpg ペドロらしい色彩感覚 


――ペネロペはじめ、出演女優全員が、
「なんでペドロに.これほど女性の心理がわかるのか 謎よ」


って、おカマだからに決まってるじゃん! と突っ込みたいところだが、ほんと、私も映画を見ている間に、全く同じことを考えたのよね。
女の監督が作ったって、それができるってもんじゃないよ。

昨年のカンヌで、女優6人まとめて最優秀女優賞ゲット! というニュースが、今イチよくわからんかったが、見終わった今よくわかった。
いきな計らいね。 さすが、カンヌ! ヨーロッパの懐の深さ!

volver02.jpg


女は強く、美しい。しかし、女同士の絆はもっと強い。 という映画でした。

これって、「良質の映画」 ってかんじなのよね。 「上質」っていうのとは、また違うの。
質がいいものって、最近とんと少ないからね。
女たちよ、是非、 見に行ってくれ。



リッピ 問題発言 「ゲ○は招集しない」PageTop湖のほとりで

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  (2015/8/24) 「怒り」に追記あり。

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