デス・プルーフ in グラインドハウス

「デス・プルーフ in グラインドハウス」
(2007/Quentin Tarantino's Death Proof)


DeathProof06.jpg

テキサスの田舎町。人気DJのジャングル・ジュリアは女友達と共にお気に入りのバーに繰り出した。
しかし、そこに不気味なシボレーを乗り回す男、スタントマン・マイクがやってくる。
ジュリアたちはバーで会話をするうちに、彼への警戒心を緩めていくが…。
その14ヶ月後、テネシーのとある町。映画撮影に携わっているキム、ゾーイたちは撮影の合間をぬって車の試乗をすることに。 しかしそんな彼女たちにマイクが目をつけ…。


2007/09/07

ああ~、コワかった~!!

こんなコワい映画、久々に見たよ~!

おもしろかった!!

16:30 @新宿武蔵野館

ストーリーは単純、「女の子軍団 vs 殺人鬼」 の カーバイオレンス映画。
ストーリーが単純で、楽しませる映画っていいよな。

ところでこのなんだかよくわからないタイトルですが、

<デスプルーフ> =耐死仕様 : 
スーパーなカスタムカーで、どんなにカマ掘っても全然平気な化け物カーのことです。


<グラインドハウス> :
1960~70年代、アメリカ各地に実在したインデイ系B級映画専門映画館の総称。
そこでは、スラッシャー映画、カーアクション映画、マカロニ・ウェスタンなどが、常時2・3本立てで上映されていた。



前半女子組がバーで騒いでいるところに、スタントマン・マイク (K・ラッセル) が現れ、女子組に近づこうとする。
こういう時、フツー誰しも、このおっさんは、女子たちをなんとかコマしたいんだろうな、と思う。
ところが、そこはハズしてるとこがミソだ。
見ている側は、肩すかしを喰らうのが、小気味いい。
彼にとって、殺人こそが ”セックスの代償行為” なのだ。
この殺人シーンは、かなりセンセーショナルで、思い切り スラッシャー(=スプラッタ)!
R-15指定も納得。
かくして、前半組は、殺人鬼側が勝利、これが伏線となって、後半女子組が復讐するという、おなじみの展開。

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カート・ラッセル キモさ全開!


この映画の一番のみどころは、ゾーイ・ベル!!
<キル・ビル> で、ユマ・サーマンのスタントをやった スタントウーマンが、本人役で女優として出演。
トップスピードで走る車のボンネットに寝たまま、後ろから殺人鬼の車にガンガン掘られるんですよ!
実際、常に 110~160キロで走っていたらしい。
もう信じられない! チビりそう! コワい!
ゾーイ・ベル、スゲエ~!!

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右から二人目 緑のキャップがゾーイ。男前!

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タラちゃん(以下 QT) の、’70年代映画へのオマージュなんだけど、この時代設定が不思議なのよね。
’70年代なんだろうなーと思っていると、ケータイ使ってたり、i-pod 聞いてたり。
後半、ドラッグストアの雑誌コーナーに、<マリー・アントワネット> キルスティン・ダンストが表紙の雑誌があったり。
’70年代と現代が、意図的に mix-up されてる。
それがまた、不思議なあじわい。
→ QTとソフィア・コッポラ(<マリー・アントワネット>監督)は、一時つき合っていたから、その関係で<アントワネット>使用出来たんだな。

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又、この映画の特徴のひとつ、ビッチなガールズトーク。
「昨日のデートは、どこまでヤッたのよ?」 
とか、くだらねー 女のコ同士のおしゃべりが延々と続く。
なんでも、QTは、このガールズトーク部分を誇りに思っているんだそうな。
ほんと、男なのに、よく書けるよなあ、と感心したもん。
んで、この映画、みごとに男不在。 いえ、出て来るんだけど 「存在の堪えられない軽さ」 なのよ。
女の子だけで立ち向かうとこがミソね。

ところでその女の子軍団。
前半組のイケてるねーちゃん、ジャングル・ジュリア役 シドニー・タミア・ポワチエ。

deathp03.jpg ね、カワイイっしょ?!


顔は小さいし、脚は長いし、超上玉!
そしたら、なんと、シドニー・ポワチエとジョアンナ・シムカスの娘だったのね~!
そりゃ、上玉なはずだわ!

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ママ・ジョアンナ 美しいッス!

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後半組 ロザリオ・ドーソンとトレイシー・トムズは、映画版<RENT>の二人でした。
ロザリオは<RENT>では、病気のケナゲ少女だったのに、ここでは思い切り ビッチ!! なもんで、全くわからなかったよ~。
トレイシーは、<RENT>で、レズビアンの弁護士役。
今回も男前で、幸田くーみんに似てますた。

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<BRUTUS>9月15日号の QTのインタビューを見ると、

――俺とロバート(ロドリゲス)は、俺たちを夢中にさせた 「映画体験」 を
俺たちにしかできないやり方で再生したんだ。


いや、このコメントがすべてを語ってますよ。
たしかに、他ではできない 「映画体験」 だったし、こんな映画、タラちゃんにしか作れないって!

いや、ほんとおもしろかった。
この後、9月22日から、 ロバート・ロドリゲスヴァージョンの
<プラネット・テラー in グラインドハウス> が公開される。
こちらでは、QT、「レイプ魔ナンバー1」役で出演。
絶対見なくちゃ。


プラネット・テラー in グラインドハウスPageTopフェティッシュ

Comment

”二匹目のどじょう”は通用せず

ナンシー☆チロさん おはようございます。
あらかじめ ことわっておきますが ひねくれたコメントですので不快になりましたらスミマセン(・_・;)

プラネットテラーと同じくDVDで何度も見てます。 DVD もしくはブルーレイで販売するなら 二枚組のしてくれたほうがいいかな。70年代の フィルムの傷、ノイズを出して画質を悪くした質感の作品にしてましたね。さすがB級の味をださせたタラちゃんムービー。

>かくして、前半組は、殺人鬼側が勝利、これが伏線となって、後半女子組が復讐するという、おなじみの展開。

 ボクの検証としては ”二匹目のどじょう”と受けとめてます。スラッシャーの前半は カートラッセル演じたスタントマンマイクは 自分は助かるように運転席は耐死設定(デスプルーフ)にしてあるのはもちろん 酒もハッパもやらず正常運転できるじょうたいにした上で 車内ぶつけ運転やカークラッシュ運転で となりの助手席に乗せたパムやジャングルジュリアたち前半女子組の暗殺に成功してます。 

が、後半の復讐編ではマイクは ”詰めの甘さ”を出してしまったため ゾーイたち後半女子組から逆に反撃を受けてしまいリンチでぼこぼこに・・・

 マイク視点でいうなら ゾーイたち3人も 前半女子組であるジュリアたちのようにカークラッシュで一気に始末するべきだった・・・もしくはカーチェイスのとき とどめに ゾーイたちの車をひっくり返して動けなくしてから逃げるべきだった。

 詰めの甘さもあれば 襲撃するつもりが逆に狙われる標的(受身)の立場になると弱かった。殺人鬼といえども しょせんは人間です。二匹目のどじょうは通用しなかった 

◆zebraさん


> ひねくれたコメントですので不快になりましたらスミマセン
いえいえ、大丈夫ですよ~

>DVD もしくはブルーレイで販売するなら 二枚組のしてくれたほうがいいかな。
同感です。

>  詰めの甘さもあれば 襲撃するつもりが逆に狙われる標的(受身)の立場になると弱かった。殺人鬼といえども しょせんは人間です。二匹目のどじょうは通用しなかった 
そうですね。攻めている時はいいけれど、守勢に回ると打たれ弱かった。
”いい気になってた”というのもありますよね。
映画的には、だからおもしろい!ってことなんでしょう。
キャスティングも良く、いいエンターティメント作品だと思います。

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ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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