フェティッシュ

「フェティッシュ」
(1996/Curdled)


フェティッシュ [DVD]フェティッシュ [DVD]
(1999/04/23)
アンジェラ・ジョーンズウィリアム・ボールドウィン

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殺人マニアの女の子と連続殺人犯人が繰り広げる “一風変わった愛の寓話" を描いたブラック・コメディ。


先日、<サンシャイン・クリーニング> のコメントで、アラスカさんからおススメの一品。早速観た。

いやあ~、限りなく ブラック!!

幼い時、死体を見たトラウマから「死」にとりつかれ、殺人事件マニアとなったガブリエラ。
事件の新聞記事を切り抜いてはスクラップするのが楽しみ。中でも一番魅かれているのは、今世間を騒がせている 「富豪女性殺人事件」。
ある日、TVCMで見た現場清掃会社 PFCS社の仕事に魅かれ、ムリクリ押しかけスタッフになる。

この会社は、<サンシャイン・クリーニング> のトーシロ会社と違って、かなりプロフェッショナル。ノウハウもいっぱい、洗剤等薬品も豊富。

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この会社のユニフォームはこれ


さすがマイアミ、犯罪率が高いゆえ依頼も多く経験値が上がりそう。
<サンシャイン~> の田舎地方都市とは違う!

刺激的な仕事に毎日ワクワクのガブリエラに、とうとう 「富豪女性殺人事件」現場の仕事が!

さて、この事件の犯人 ポールを演じるのが、ウィリアム・ボールドウィン。
富豪女性をたらし込んでは殺して行くのだから、ハンサム&テクあり。
ナイッス・キャステインぐ~ (古!) 女好きするタイプだよね。
ちょっとタレ目なとこが、ボセホン(母性本能のことッスねっ) くすぐりそう。

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その現場でガブリエラは、警察も見逃していたダイング・メッセージをみつける。
その夜、一人こっそり現場に戻ったガブリエラ、手がかりを消しに来たポールと鉢合わせする。
ポールは怖いけど好奇心が勝り、事件についてあれこれ質問しちゃうのだ。

cur11.jpg なせか二人でダンスしてるし。


本気モード入ったポールの前に、ガブリエラの運命は!?――

ラストのオチに誰もがあ然とするに違いない。

ブラック、限りなくブラック!

この作品のもとは、’65年生まれの新鋭映画作家 レブ・ブラドッグが、フロリダ州立大学映画学科の卒業制作として91年に発表した30分の短編。これが世界各国の映画祭で数々の賞を受賞。イタリアのミステリー映画祭で上映された際に、ゲストとして招かれていたクエンティン・タランティーノの目に止まり、彼がエグゼクティヴ・プロデューサーをつとめて長編化された。

なるほど、若さと勢いがあるわ~

タランティーノがエグゼクティヴ・プロデューサーを務めたせいか、カメオ出演がさり気なくゴージャス。

ガブリエラお気に入りの犯罪リポート番組 <マイアミ D・O・A> のリポーターは、ケリー・プレストン。ご存じ ジョン・トラボルタの女房。

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その番組内に出て来た銀行強盗犯 テキサスのゲッコー兄弟。
もちろん、ジョジ・クルとタランティーノ。

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→誘拐・殺人・レイプを重ねがら国境に向け逃亡中。

四人目の犠牲者(ダイング・メッセージを残した)は、ロイス・チャイルズ。
<007/ムーンレイカー>のボンドガール。

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007/ムーンレイカー〈特別編〉 [DVD]007/ムーンレイカー〈特別編〉 [DVD]
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ロジャー・ムーアロイス・チャイルズ

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この作品の一番の魅力は、全体を覆うキミョーなテイストだろう。
ガブリエラは明らかにヘンな女だが、どこか憎めなくてキュート☆
好奇心に魅かれるまま、穴の奥へ奥へどんどん進んで行く ”不思議の国のアリス”のよう。
ちょっとコワくておもしろい、これぞ、ブラックコメデイのお手本と言えましょう。
全編に流れるラテンな音楽も楽しい。
PFCS社スタッフたちのガールズトーク、ガブリエラの生真面目なボーイフレンド、どれもいい味出している。

ガブリエラを演じたアンジェラ・ジョーンズは、'91年の短編版に続いての出演。彼女を気に入ったタランティーノは、<パルプ・フィクション> で同じような役柄に彼女を起用しているそうな。
へぇ~、<パルプ> もう一度見直したくなった。

パルプ・フィクション [DVD]パルプ・フィクション [DVD]
(2006/06/23)
ブルース・ウィリスジョン・トラボルタ

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関連記事 :
<パルプ・フィクション>

デス・プルーフ in グラインドハウスPageTopリッピ 問題発言 「ゲ○は招集しない」

Comment

うれしいわ

見てくれてありがとうございます。ブラックで、ちょっと可愛い映画でしょ。

 >テキサスのゲッコー兄弟

これはタランティーノ脚本の「フロムダスク・ティル・ドーン」というB級ホラー映画に繋がっていて、指名手配中の二人が訪れた国境沿いの酒場が吸血鬼の溜まり場で、恐怖の一夜を過ごすお話になっています。酒場のねえちゃんのセクシーダンスが素敵でした。

■スカージョ☆

楽しかった! ありがとです。
<サンシャイン~>を見た後だったので、マイアミの会社の仕事ぶりに興味津々。

> ブラックで、ちょっと可愛い映画でしょ。
こういう作品って最近なかなかないよね。

>  >テキサスのゲッコー兄弟
> これはタランティーノ脚本の「フロムダスク・ティル・ドーン」
あああ そうなのかあ! ロバート・ロドリゲス作品ね。
これ見たんだけど、記憶が欠落してたよ。ジョジクルがダメツボなもんでてきとーに見た。
今チェックしたら、ロドリゲス作品らしくやたら、B級オールスター揃い
あ、ケリー・プレストンが、同じ役で出てるし。(リポーター)
なるほど~~ リンク作なのか・・・。勉強になりました。

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映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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