一緒ネ! その1

「一緒ネ!」
(2006/42min.)


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ゲイカップルと母親の姿をやわらかく捉えたドキュメンタリー映画。


またまた mixi、「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」 コミュでの情報、「ゲイカップルと家族」 を描いたドキュメンタリが上映される企画。
ドキュメンタリ好き&「家族」がモチーフという、チロのストライクゾーン ド真ん中!

セクシャル・マイノリティ関連の映画をやっている 「パフ★シネマ」 という上映会、前から気になっていました。

16:00 「パフ★シネマ」 @早稲田 パフ・スペース

行ってよかったッス。



いわゆる 「自主上映会」 ですよね。
昔はよく行ったなあ、と懐かしく思いながら早稲田駅に降りる。
文学部手前、ビルの3F、勝手がわからないとこなので、いささか緊張。
開場を15分過ぎて到着。ドアを開けると板張りのスペース、
「靴は脱いで机の下に突っ込んどいてください」
ああ、なんだかざっくり感。 いいねえ~

後方、椅子席は既に満席、前方の座布団に座りました。
なかなかの盛況ぶりであります。→パフシネマ初の満員御礼だとか
お客さんの9割方は、いわゆるひとつの 「短髪のだんすぃ~」
少ししたら、今年のL&G映画祭 <安らぎの家を探して> のトークゲストだったタックさんも来て、私の前に座りました。

このパフシネマは、L&G映画祭リポートでおなじみのサイトの akaboshiさんが主催しているんですね。
最初に akaboshiさんからひとこと、
「上映後トークを予定していますが、長目の90分くらいを考えているので、
途中退席は遠慮なくどうぞ」


ほほお~

===
さて、本編の上映です。

わたるくんとノブくんというゲイカップルのドキュメント。
モチーフは三つ :

◆なれそめなど二人へのインタビュー。
◆二人の ”政治活動”
◆わたるくんのおかあさん=モモさんと二人のつながり

それぞれに興味深いが、やっぱりモモさんのことがインパクト大でした。
作品内、自宅の居間でモモさんは語る。

わたるが高校生の時、英語の辞書を借りようと部屋に入ったら、
辞書のそばに ”雑誌” が・・・
帰宅したわたるを問い詰めたら、否定すると思ったのにあっさり認められて――


そこからモモさんの苦悩と戦いの日々は始まる。
自分の育て方がいけなかったんじゃないか?
あの時こうしていれば・・・。

一方で、「それ」は治せると思っていた。何とか治そうと大学に入り心理学を学ぶ。
そしてその結果、「それ」は治せないとわかった。
もう偏見はなかった。


母子モノに弱いもんで、自分を責めるモモさんに思わず目頭したり、そこから大学に行っちゃうというアクティヴな姿勢に感心したり。

しかし話はまだ先があった。
自分の中でケリがついていたと思っていたが、ある日ともだちに息子の話をした時泣き出してしまった。

あなたは偏見はないと言うけど、まだ偏見があるのよ。
私の周りにはそういう人たくさんいるわよ。
あなたはもし私がレズビアンだと知ったら、見方が変わる?


美大出身のそのともだちの言葉に、何かがストンと落ちたと言う。
もう見ていて涙です・・・。
そのおともだちも素晴らしいです。
持つべきものは友人だな。

そして場面は変わり、三人で旅行しているシーンになる。
写真を撮り合ったり、和やかだ。
→ TOP画像 左から ノブくん、モモさん、わたるくん

作品の最後、二人に 「相手の好きなところ、治してほしいところ」 を聞く。
わたるくんがノブくんについて語る。

ノブくんは大変なことや苦しいことを回りに言わないでがまんしちゃうところがある。
がまんしないでもっと言って欲しい。
いいところは、困っている人に、”さりげな~く”手を差し伸べるところ。


とわたるくんが言うと、ノブくんは泣き出すのだった。 「・・・うれしい・・・」

えっと、ただいいところをほめてもらったというのではなくて、わたるくんはノブくんのことをよく見ていて、何もかもわかっていてくれてた、ということがうれしかったのではないかと思います。
こういう質問は、ただのノロケにしかならないもんだけど、二人の関係性がよく表われていていいシーンでした。

この作品は名取たいすけ監督が、映画美学校で製作したもの。
ご本人はラッパー系のイマドキ青年。本人の雰囲気そのままに、作品も自然体でありました。
昨年のL&G映画祭の秀作 <フリーヘルド> もそうだったけど、短編というのを感じさせない充実感があったです。
短編の力というものをあらためて感じました。

さて、上映後はトークです。
このトークが内容濃く、楽しくてすんごく勉強になった。
いささか長いので、これはまた次の記事に。
しばし待たれよ。

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Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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