霜花店(サンファジョム) 運命、その愛

「霜花店(サンファジョム) 運命、その愛」
(2008/韓国/A FROZEN FLOWER/霜花店)


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高麗末期、元の圧迫や国内の反対勢力による暗殺の危機にさらされていた高麗王。そんな王に幼い頃から仕えてきた近衛部隊・乾龍衛の隊長ホンニムは、王が最も信頼する部下であり寵愛の対象だった。
その頃王は、元から迎え入れた王妃との間に世継ぎが生まれないのであれば、元の王族を次期国王にするよう迫られていた。女性を愛することが出来ない王は苦肉の策として、ホンニムに王妃を見ごもらせるように命じる。
その運命の夜、三人の人生の歯車は大きく狂い始めるのだった……。



アンソニーちんから、この韓国映画、実はゲイムーヴィー(?)と教えてもらい、早速Nちゃんと行って来た。

@新宿シネマート

新宿シネマートは初めて。スクリーンは二つあり、小さいハコ(今回のとこ)の方は62席。
小さくて試写室のよう。
人気プログラムらしく混んでました。

(このTOP画像のスチール 美しいなあ。こりゃ、いい写真だべ)


高麗時代末期、王は美童36人を集め鍛錬させる。やがて彼らは王の「親衛隊」となる。
その中、隊長の ホンニム は、王の寵愛を一身に受けていた。


なんか男大奥みたいなとこなんだよね。
最初にホンニムこども時代が描かれて、王との間には長く深い絆があるというのがわかる。
とにかく二人は ”なかよしさん” でラブラブです。
「大胆な同性愛シーン」と言われてるけど、えっ、こんだけ?ってかんじ(笑) すみません。

そんな二人のラブワールドに花嫁がやって来る。そこに世継ぎ問題が出て来て、とにかく こども!
しかし王は女が抱けない身。
そこで王はホンニムにその ”役目”をやらせようとする。

ええーっ!? そんなあ・・・というホンニムだが、
「生まれる子がおまえに似て欲しい」
なんて王に言われて ”務め” を果たすことに。

そして二人はベッドインするのだが、寝所の扉の向こうには王がいて二人の様子をのぞき見したりする。

この辺から王の ”オカマゴコロ” 全開になっていく。
自分で言い出しておきながら、ジェラシー200%、複雑なオカマゴコロ。

ところが王妃とホンニムは、文字通り ”ハマって” いき、王の目を盗んで逢いびきを重ねる・・・ていうか、愛欲に溺れていく。
そしてそれを知った王は――

とにかく濃い!
 濃すぎるぜ、韓流!
自マンじゃないが、韓流は全く無知(ほんと自マンじゃないじゃん!)
みんなこんなに濃いんですかあ?

まずやっぱりカゲキすぎるHシーン。あれは必要なんですかね。
ちょっと、いや、かなり引きました・・・(泣)

そして裏切られたと知った王がしたことは・・・。
韓国映画<後悔なんてしない> 同様、マジっすか!? マジっすか!? の展開。
キャ~! コワい!

さてこの脚本、複雑に出来ていて、表層的な見方とそうでない見方をすると全然違って来るのでは?
ホンニム役 チョ・インソンのファンは、身分違いのピュアなラブストーリーと見るかも知れない。
しかしやはりこれは、男と男の愛憎劇でありましょう。
男×男でなければ成立しない話だと思います。
それゆえに濃すぎるラブストーリーとなりました。

今回のキャスティング、ホンニム役 チョ・インソンくんはきれいですね。
もはやスターなのに(・・・そうなんだよね、きっと・・・) 美尻も惜し気なく大熱演ですよ。
<後悔なんてしない>でも同じこと言ったけど、韓国の役者さんはえらいです。

この人、角度によっていろんな表情が見える。

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そして真の主役 王役 チュ・ジンモ。
素晴らしいです。

――男を愛する王の気持ちというのがなかなか理解できなくて。
でも 「女性が男性を愛するような感情」 と解釈すると、納得出来る気がしたんです。
一人の女性が一人の男性だけをみつめて愛する、というような気持ちで演じました


さんざん 「オカマゴコロ」 を連発しましたが、彼のインタビューを見て、チロが間違ってはいなかったことがわかりました(笑)

孤独な王、嫉妬に苦しむ王、裏切られて絶望する王、怒り狂う王・・・だけどやっぱりホンニムを愛してる・・・。
この複雑な役どころをまさに目ヂカラで演じ切ってました。

終盤、王とホンニムが戦うシーンがある。

――愛する人に刀を振り回しているけど、本心は殺したくないわけです。
だから、どんなアクションよりむずかしかった。
よく女性が『どうして私のこと分かってくれないの?』って言うでしょう。
王はまさに、そういう気持ちだったんでしょう。
王の最後のセリフに、すべてが集約されている気がします。
あの一言を言うために、それまでのすべてがあった、と思うんです


このチュ・ジンモのコメントを聞いて、腑に落ちた気がした。
そう、せつないラブストーリーだった。

ラスト、馬に乗り草原を駆ける二人のシーンがそのせつなさをかきたてて良かったなあ。
これでチュ・ジンモは、韓国の百想芸術大賞の映画部門で最優秀演技賞を受賞した。

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これまた別人のよう!

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===
韓国で400万人を動員し、時代劇映画としては韓国歴代2位の興行成績を記録。
このテーマの作品が大ヒットとわ!? (しかも1位は<王の男>!)
韓国、懐が深いゾ!

===
他の「親衛隊」メンバーもみなイケメン揃い。さすが韓流。
ホンニムを慕う若い男のコ イム・ジュファン がかわいかった。
副隊長役 シム・ジホ も凛々しい。

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ハート・ロッカーPageTopカラヴァッジョ 天才画家の光と影

Comment

うお~~

スチールの男二人きれ~い!!(女性はイマイチのような・・・?)
おまけに中身濃そう~~!!
調べたら福岡でも2月までやってたみたい・・・(涙)

DVD化するよね?ねっ?
是非とも観てみたい作品です。

観たい!!

チョ・インソンは良いよ!私も観たいと思ってた映画です。早く行かないと終わっちゃうね。今、彼は空軍で兵役なんです。今度のお休みに行こうっと。

濃ゆいよね!!

チョ・インソン君この美尻を残してすぐに兵役にいってしまったんだよね。罪なヤツ……

チュ・ジンモは、ホンニムを見つめる王の目がだんだんと血走っていくのがわかるほどの目ヂカラ演技だったよね。
こわくなったよぉ。

チュ・ジンモといえば10年前のテレビドラマでもゲイ役をやっている。
チャレンジャーなのだね。(2009 3/8悲しい誘惑)

TBよろしく!!

呼ばった~ぁ?

誰も呼んじゃ~いないよね。。。

王妃役の女優、個人的にはミスキャスト?
なんて、勝手に思ってしまいました。。。


休みの前の日にでも、もう一度観ようかしらん。
この映画、結構観るのに疲れるっす~。

レスが遅くなって

申し訳ないことでございます。
アカデミー賞までに駆け込みで候補作を見てました。
泣いても疲れる、ヘビーでも疲れる・・・歳?
(↑さて、何を見たのでしょう?って、しらねーって)
明日は休み取ってまーーす!(わくわく)

■りおこさん
> スチールの男二人きれ~い!!
これ、すっごくいいよね~
韓流はやっぱり男のレベルが高い!と思った。

>(女性はイマイチのような・・・?)
そうなんだよねえ~(笑)
男二人を引き立たせる為のキャスティングなのかな?

> 調べたら福岡でも2月までやってたみたい・・・(涙)
ほえ~、全国的にやってたんだ。
じゃあ、DVD化間違いないっすね。
見たら、コメント聞かせてネ☆

■サトミちゃん

> チョ・インソンは良いよ!
お、韓流の女王、サトミちゃんのお墨付き!

>私も観たいと思ってた映画です。早く行かないと終わっちゃうね。
混んでるよ。やっぱり韓流ファンのマダムが多かった。
意外におじさんもいて、「??」 なチロであった。

>今、彼は空軍で兵役なんです。
それでインソン飢餓状態のマダムが足を運んでいるのね。

■アンソニーちん

> チョ・インソン君この美尻を残してすぐに兵役にいってしまったんだよね。罪なヤツ……

あはは! そういう作品なんだね~

> チュ・ジンモは、ホンニムを見つめる王の目がだんだんと血走っていくのがわかるほどの目ヂカラ演技だったよね。

そうそう、鬼気迫るものがあったよね。

> チュ・ジンモといえば10年前のテレビドラマでもゲイ役をやっている。
> チャレンジャーなのだね。(2009 3/8悲しい誘惑)

え、そうなの!?
・・・
行って来た→悲しい誘惑
なんか相手役がありえな~~い! 元カレもありえな~~い!
ヨゴレ趣味なのかも(笑) よりリアルゲイってこと?
彼は役者魂の人なのかも知れないね(って、韓流シロート発言)
この人は古典的二枚目顔だよね。現代劇だと今はどんなかんじなんだろ?

■せつさん

> 誰も呼んじゃ~いないよね。。。
あはは、いえいえ、来てくれて チロうれしい☆
またまた韓流の女王登場!

> 王妃役の女優、個人的にはミスキャスト?
> なんて、勝手に思ってしまいました。。。

うう、韓流シロートとしては、こんなじみーな女優もいるのか?と思った。
それがインソンファンには好感がもたれていいのかな?とか。
せつさん的には、ミスキャストなのか。でも体張ってたよね。

> この映画、結構観るのに疲れるっす~。
あ、やっぱりぃ!?
周りのマダムはリピート鑑賞組ばかりのようで、ちょっと私にはわからない世界・・・。
やっぱりヘビーだよね。
だってインソンくんが、あんなことやられちゃうんだよお(キャー!

■herちゃん

コメントありがと&おつかれさまでっす。
え、中字字幕でよくわかったね(笑) えらい!

そうか、そういうことだったのか・・・。
いや、私、これ細かいところが今一つ自分でよくわからなかったんだよね。

>王様はかわいそう~これが一番の印象でした。

私も同じ意見です。それを見るものに「せつない」と思わせるジンモの熱演でした。

最後の質問の答えは・・・その通りです!
これはニコちゃんとも帰りに確認しました(笑)
え、これだけ?っていうHシーンで、さり気ないポジショニングが、あれ~そうなのかなあ?と思ってたら、展開が進むにつれ、あ、そうなんだ、と確信となりました。

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ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
過去記事へのコメントも歓迎です。
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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