フィリップ、きみを愛してる!

[フィリップ、きみを愛してる!]
(2009/I LOVE YOU PHILLIP MORRIS)


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愛する家族より自分らしく生きることを選んだ警官のスティーヴン(ジム・キャリー)。しかし、ボーイフレンドと派手な生活をするために詐欺師となり、あえなく刑務所行きに。そこでフィリップ(ユアン・マクレガー)に一目ぼれし、自分は弁護士だとうそをつく。釈放後、晴れて幸せを手に入れた二人だったが、スティーヴンはさらなるうそと不正を重ねていき……。


この作品、公開を指折り数えて待ってました。
<(仮)Impression> のアンソニーちんを誘って行ってキタ!

@新宿ピカデリー

実話です!!


妻子ある警察官 スティーヴは、良き夫、良き父を演じながら、♂ と情事を重ねていた。その帰り道事故に会い、決心する。
「これからは自分の欲望に正直に生きよう」

妻と離婚し、新天地でカレシ(上モノ)も見つけハッピーだったが、
「理想のゲイライフを送るには金がかかる」

かくしてスティーヴは、詐欺を重ねて逮捕される――

導入部からテンポよく話が進む。
その、上モノのカレシ:ジミー  ロドリゴ・サントロ!!!
ゴージャス~~!!!


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これ以上、上モノのカレシっていないよね。
だけどロドリゴの出番少ないよ!あっちゅーま!(ぷんぷん)


pmorris04.jpg ゴージャス&グラマラス!!


逮捕・投獄されたスティーヴは、ムショで運命の人:フィリップと出会う。
フィリップとスティーヴは、たちまち恋に落ちる。
ラブラブな二人は幸福の絶頂。

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二人は出所し、シャバで新生活を始めるが、「理想のゲイライフ」の為、スティーヴはまた悪事に手を染めていく。

「理想のゲイライフ」 とは?
スティーヴの描く ”理想”というのが理解し難い。
旅行・ホテルライフ・エステ・高価なプレゼント・・・。
これじゃ金がいくらあっても足りなくなるはず。

フィリップは何度も「もう悪いことはやめて」と言うが、スティーヴは彼に内緒で詐欺を重ねる。
それこそが彼のアイデンティティになっているかのように見える。

前半、己の性指向を隠した結婚生活は、うそで固めたものだった。
自分の欲望に正直に生きようとした後も、結局うそで固めた人生だったというアイロニー。

IQ164というスティーヴなのだから、悪事を重ねていたらフィリップと生きられないということが理解できそうなものなのに。
かくして、捕まっては脱獄しフィリップに会いに行くのだった。

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===
ジム・キャリー、何をやってもジム・キャリー。
出て来るだけで胡散臭いことこの上ない。

一方、ユアン・マクレガー、
やさしくて人がよくてシャイ、彼の演じるフィリップのふつーさ! みごとだ!!
俳優が演じる役って何かしらインパクトがあるものなのに、それを感じさせないみごとな役作り。
そして何よりキュート 
この作品のキモは、何といっても ユアンでありましょう。

実はユアンって、my食わず嫌い王の一人。
だけど今回、なんてステキな俳優だろう、と思った。目からウロコ
この人はゲイ役に対して、リベラルなポリシーのようですね。
もう一度言おう、この作品は、ユアンを見る為にあると言い切っていい。


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移送されていくスティーヴを追いかけるシーンは秀逸(涙)

===
スティーヴの病的とも言える行動は、幼い頃親に捨てられたということに起因するようだ。
相手にぜいたくをさせたい、喜んでもらいたいという気持ちが異常に強い。
たとえ相手がそんなことを望んでいなくとも。
愛されたことがないというトラウマから、相手の愛情を信じることが出来ず、自分自身にも自信が持てない。
といった心理分析も可能だが、そんなこたあどうでもいい。
キュートなユアンを見て!

ユアンは撮影前、本物のフィリプ・モリスと3日間生活を共にしたという。
静かで、あまり印象が強くないタイプ、と言っていた。
映画の終盤にご本人がカメオ出演している。
懲役167年を言い渡される法廷で、スティーヴのとなりに立っている影の薄い小柄なおっさんがそうです。
お見逃しなく。

「スティーヴとの日々は夢のようだった。彼がもし出所出来たらまた一緒に暮らしたい」


本物のフィリップは、そう言っている。なんとステキなラブストーリー!

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本物のスティーヴの方がずっと男前ですね。
現在も服役中 (頭よさそうだし)


===
パリでの記者会見: 
「もしゲイのカップルになるとしたら、誰がいいですか?」との質問が――

ジム・キャリー: ブラッド・ピットがいいな。
ユアン    : フィリップ・シーモア・ホフマン。僕たち理想のカップルだと思わない?


さすがUKの人、コメントが気が利いてるよな。

===
ところで、エンドクレジットの最後に、各方面の協力や厚意に対して謝意を表すのは一般的ですが、

――フロリダ市長、チャーリー・クリスト氏のご厚意により云々

という一文があった。チャーリー・クリスト!!
昨年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭、ドキュメンタリ <OUTRAGE> に出て来たフロリダ市長ではないか!? 
悪名高い隠れゲイの市長! 
どうやらフロリダでの撮影に際しての謝意であったと思うが(後半は字を追い切れなかった)、懐の深いところを見せているのが意外でした!!
ゲイが主人公の映画なのに!? スタンドプレイ??

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インスタント沼PageTopシャーロック・ホームズ

Comment

お疲れ様でした!!

わたしもユアンにはまったく興味もなく、今までのほとんどの役も、なんだか似合わない~~と思っていたのですが、これはほんとに可愛かったよね!!

ロドリゴ、出番は少なかったけど、いい役だったよ。
あんな彼なら誰だって見せびらかしたいって思うはず!!

■アンソニーちん

おつかれちゃんで~~す!!

> ユアン、これはほんとに可愛かったよね!!

うん!! ユアンって演技派なんだあ・・・と思った。

> ロドリゴ、出番は少なかったけど、いい役だったよ。
> あんな彼なら誰だって見せびらかしたいって思うはず!!

あ、そうか、「見せびらかしたい」っての、言い得て妙ですね。
ロドリゴとの出会いが、「理想のゲイライフ」のはじまりになったってことか。
ロドリゴ、ステキだったね~☆

TBお願いします!

3月はほんとにみたい映画多かったよね。
ようやくUPしました。

TBよろしく!!

■アンソニーちん

> 3月はほんとにみたい映画多かったよね。

あの時「見た映画がたまって困る」と言っていた気持ちが今わかった・・・。

> ようやくUPしました。
あとで行きま~す。
TBありがと!!

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ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
過去記事へのコメントも歓迎です。
尚、宣伝目的や記事に関連のないリンク・コメント・トラックバックなどはこちらで削除させて頂きますので、ご了承下さい。

追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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