「ブルーノ」
(2009/Bruno)
大騒動を起こしてヨーロッパのファッション業界を締め出されたレポーター、ブルーノが、ハリウッドに渡ってセレブになろうと一念発起。ところが彼が編み出した“チャリティ活動作戦“や“養子をもらう作戦“などの計画は、行く先々で周囲をの怒らせてしまい……。
サシャ・バロン・コーエンが、ゲイのファッションレポーターに扮すると聞き、これまた楽しみにしてました。
画像を見ても ”なり切り”だし。
いる! いる! ってかんじ。(K●BA。ちゃんっぽいよね)
さて、どんな作品なのかしら?
@新宿バルト9
・・・
・・・
(また出た! 言葉にならない時の「・・・」)
なんて
悪趣味で、おゲレツ なのかしら!?
なんだけど、政治的だったり風刺が効いていたりして一筋縄ではいかない映画。
サシャ・バロン・コーエンのプロフィールを見ると、
イギリス生まれ、ケンブリッジ卒
とある。
むむ・・・大いに納得。
サシャ・バロン・コーエン的ポイントは、
”オーストリア人の” ブルーノが、”アメリカで”

有名になる為には?
というとこだと思う。
異国人視点でアメリカのあれこれを指摘しているとこがミソ。
(全編オーストリアなまりの英語をしゃべる)
有名人=セレブ になる為には、社会貢献・世界平和よ!
イスラエルに乗り込んで、モサドやパレスチナの政治家(ホンモノ)に会う。
ブルーノの挑発的発言にヒヤヒヤしっぱなし。心臓に悪いよ。
アルカイダのテロリストに会って、ビンラディンの悪口を言ったりさ。
セレブのまねっこをして、養子をもらったり。
「i-pod と交換したのよ」 と言い、世間を挑発する。
(→ 「マドンナも金で養子を買ったじゃないの」と発言し、マドンナを激怒させたとか)

見ていて、周りの人の反応がみょーにリアルで、
「どこまで仕込みで、どこまでマジなのか?」
と思っていたら、映画に登場する人たちは全員ブルーノが実在の人物だと思っていて、そのリアクションは全て ”ガチ”だそうな。
いわば体を張った 突撃取材、突撃撮影で、実際逮捕されたこともあったらしい。
有名人(ホンモノ)がいろいろ出て来る。が、アメリカでは有名だけど日本では今イチよくわからない人もいて、ちょっともどかしい気がした。
だからアメリカではいいだろうけどさ、日本でウケるのかなあ、この映画・・・と思わないでもない。
彼のブラックな笑いは、明らかに日本の笑いと異質だ。
つーか、よく日本で公開されたと思うよ。
ポーラ・アブドゥル(モノホン)へのインタビュー。
メキシコ人の ”ファニチャー”に大爆笑!セレブの総仕上げとして、最後にブルーノがやるのが、チャリテイソングのレコーディング!
ここに集まるサブライズゲストが!!!!
超衝撃!! 超ド級!!こういうノリがさすが UK!

参りました!
セレブ レコーディング中!これは問題作だよなあ。R-15だけど、R-18でもいいんじゃないの?
これと<フィリップ、きみを愛してる> が、同じR-15って納得できな~い。
ほんとはこんな人