NINE

「NINE」
(2009/NINE)


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イタリアが世界に誇る映画監督、グイド・コンティー二。だが豊かなはずの想像力が突如として消え果てた彼は、9作目となる新作の脚本を一行も書けずにいた。決まっているのは主演女優だけなのに、刻々と迫る撮影開始日。追い詰められた彼は、ついに新作の記者会見から逃げ出し、海辺のホテルに身を隠す。そこで人生に影響を与えた美しき女性たちの幻想に逃避し、現実世界では呼び出した浮気相手と妻に救いを求めるグイド。だが間もなく、プロデューサーに居場所を突き止められた彼は、また映画製作という戦場に連れ戻されてしまう…。


アカデミー賞受賞者が顔を揃えるゴーカなミュージカル映画。
「受賞した人しか出てはダメよ」 的 ”イヤ汁” を感じ、さほど期待せず行ってキタ。

いやいやいや 良かった! みょーにツボにはまった。

@丸の内ピカデリ




これ、フェリーニの <8 1/2>(はっかにぶんのいち) を元にした作品ということで、この前にオリジナルを見直しました。→ 後日UP予定
配役とか比較して見るとおもしろかったッス。

この作品、オールスターを揃えた割に、評判は今ひとつ。
世間的には、ダニエル・デイ・ルイスが、マルチェロ・マストロヤンニを演るのは無理があるだろ!? ということらしい。

うんうん、たしかにね。大体イギリス人にイタリア人をやらせるってとこからムリがある。
この主役 グイド・コンティーニ は、早い話がヘタレのマザコン男。まあ、イタリア男の典型だわよ。
それを深刻ぶった猫背のイギリス人がやってもなあ、と思ったが・・・。

どっこい、だんだん ダニエル・デイ がグイドにしっくりはまってくるのだ!

本家でもこの作品でも、「グイド・コンティーニがいかにチャーミングか」 を描くとこがキモだと思うのね。
女は誰もが彼の虜、男は誰もが彼の大ファン 

さすがダニエル・デイ、その辺のキモを押さえているのよね。
50すぎのオヤジがなんだかキュートに見えたもの。
彼ってやせて貧弱そうに見えるんだけど、脱いだらスゴいのよね。
あ、いきなりダニエル・デイの話ばかりになってしまった。
(チロはやっぱりダニエル・デイが好き☆・・・なんだなあ・・・)


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本編、本編!
ストーリーは本家と違って、通俗的になっている分わかりやすい。
本家は、完全なるフェリーニ・ワールドなので、あ、これってそういう話だったのね・・・とこれ見てやっとわかった部分多し。
→ 脚本の アンソニー・ミンゲラ は、これが遺作となっちゃったね(悲)

↓ ミンゲラと言えばこれでしょう (これで、アカデミー監督賞取ってたんだ)

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さてさて、そのゴーカな女優陣、みんな芸達者で単純に感心しちゃった☆
チロはミュージカルってあんまり得意じゃないけど、ミュージカルってかっこいい!
役者がミュージカルを目指す気持ちがわかった。
特に、ケイト・ハドソンのナンバー <Cinema Italiano> がシビれる~!(CMにも使われてた)

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グイドのマンマ ソフィア・ローレン 文句なしの存在感!



全編 ビバ イタリア! フェリーニへのオマージュになっている。
フェリーニに敬意を表してか、女優たちウエイトを増やして豊満になってなかった?
ケイト・ハドソンやファーギー、肉感的、大迫力でセクスィ~ だった。

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ファーギーちゃん、かなりの重量級だよねえ


”究極の Uomo Romano” グイド・コンティーニになり切った ダニエル・デイは、全編イタリア語とイタリアなまりの英語をしゃべって熱演!
この人って何年か前、キャリアトップの時、突然休養宣言 → 靴職人になる!と、フィレンツエで修行してたよね、1年くらい。
その時の経験が生きたのかどうか。

nine11.jpg  ステキ・・・


そうそう、2008年イタリア映画祭 <考えてもムダさ> の主役 ヴァレリオ・マスタンドレアが、ホテルのフロント役で出ていた!

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左奥がヴァレリオ

終ってみたら、ラブストーリーと映画賛歌に仕上がってた。
やっぱミンゲラの脚本いいよ。合掌。





8 1/2PageTopウエスト・サイド物語

Comment

そうなのそうなの

私も「え?英国人が伊人役?」「どうして台詞が英語なのさ」と思ってたんですが、
案外しっくりくるんですよねw
でもってヴァレリオにはびっくりしました~。
かなり遠目で「おや?」と思ってたら本人でしたね。
他にも助監督役なのかな?もう一人私の好きなイタリア人俳優、
エリオ・ジェルマーノ(本編ではピエルパオロと呼ばれてました)が
出演してて、彼を発見した時は、思わず身を乗り出してしまいましたよw
チョイ役だけど、ちゃーんとイタリア人の俳優を起用するところには
なんだか好感が持てました。

それから、ケイトの「Cinema Italiano」は最高ですね。
PVも本編バージョンもエンディングバージョンもiTunesでDL
してしまったくらいにお気に入りですw
後は、ペネロペの美脚に感動でしたね。
グイドの奥さん役は、必ずフランス人女優が演じる事になってんのかしら?(笑)
「81/2」ではアヌーク・エーメでしたもんね。

■たみきさん

> 私も「え?英国人が伊人役?」「どうして台詞が英語なのさ」と思ってたんですが、
> 案外しっくりくるんですよねw

あ、やっぱりぃ?!

> エリオ・ジェルマーノ
助監督の人って、イタリア人だったのか!
イケメンだったよね。そっか、これからのイタリア映画祭で要チェックや!

> チョイ役だけど、ちゃーんとイタリア人の俳優を起用するところには
> なんだか好感が持てました。
うんうん、グイドの妻役=フランス人といい、キャスティングにはこだわりを持ってそうだよね。

> PVも本編バージョンもエンディングバージョンも

え、そんなにヴァージョンがあったの? PVはDLしたんだけど。
よっしゃチェックしよう。

ところで、監督 ロブ・マーシャルってゲイだったのね。
どーりで女の描き方はうまいし、男はいろっぽい。

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  (2015/8/24) 「怒り」に追記あり。

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