ハリウッド・ジュテーム

「ハリウッド・ジュテーム」
(2009/USA/:Hollywood, je t'aime)


hollyw01.jpg


恋人と別れ、失意の日々を過ごすジェロームに、真冬のパリは暗く寒かった。元カレへの想いを断ち切るために、突然、憧れのハリウッドに旅立とうと決心したジェローム。初めてのカリフォルニアは、思い描いていた場所とは違ってはいたが、そこで出会った人々との触れ合いから、いつしか彼も映画スターへの夢を持ち始める…。


【第19回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(2010)上映作品】


場所を、新宿バルト9から青山スパイラルホールに移しての後半戦。
スパイラルラウンド一発目がこれ。





失恋の痛手により、冬のパリから常夏のLAへ――


気分転換は必要よね、うんうん、ってとこまでは良かったけど、ついでに長年の夢に挑戦 → 映画スターになるってさー、いささかトウが立ち過ぎてないっすか!?

夢を追うのに年齢は関係ない。
そりゃそうなんだけど、主人公ジェロームはその為に何か努力をしているかと言えば何をやっているわけでもなし。
夢を追う割に、無気力なとこが気になった。
無計画と無分別は若さの特権、ジェローム青年がもう少し若かったら、見ているこちらも応援しようという気になったかも。
この最初の設定からして、感情移入するのになかなかむずかしかったッス。

別れたカレ:ジルを忘れる為にハリウッドに来たのに、思い出すのはジルのことばかり。
ジルにはすでに新しいカレがいるっつーのに。
ジルの幻影がハリウッドまで追いかけてくる始末。(しかもカレシ付きで)

hollyw04.jpg 大いなる幻影
ジェロームの後ろのカワイコちゃんが ジル☆




――LAは世界でもっとも孤独な街だ


ジェイソン・ブッシュマン監督はそう語る。

――LAは大都市なのに交通手段がなく、必然人々は車で移動する。
それがいっそう孤立を深める。


監督の言葉を聞いて腑に落ちた気がした。
ハリウッドにやって来たジェロームは、そこで映画スターになる夢を追いかけ、新しい友人も出来る。
しかし、一方で孤独感を深めていく。
ハリウッドの街を歩く(車がないので)ジェロームは、”異邦人” なのだ。

束の間孤独から逃れようと、ハッテンバーやハッテンサウナの男といいところまで行くのだが、なぜか現実に立ち戻ってしまう。
仲良くなったロス(チャド・アレン)とも本気になれない。
ハリウッドで、異邦人 ジェロームはさまよい続ける。

終盤、窓からノー天気に晴れたハリウッドの空を見上げ、ジェロームはつぶやく。
――いつも晴れていると、
特別なことには思えなくなって来る


印象に残ったセリフだが、これこそジェロームが現実を見つめなおす転機だったんだな。

そしてあの結末は・・・?
忘れられない彼に会いに行ったとずーっと思っていたけど、そうではないのかも。
「愛の呪縛」から逃れる為、自分自身に決着をつけに行ったのかもしれない。


ジェロームが歩くハリウッドの街、時にはバスに乗ってでかける。
観光ではない街の風景が新鮮で、ハリウッドを旅しているような気分になった。
ウエストハリウッドだけでなく、シルバーレイクもゲイタウンなのね。

ジェロームは劇中何度も、
「エイドリアン・ブロデイ似ね」
と言われる。
言われてみればたしかに見えなくもないけど、チロには ク○ス・松村 にしか見えなかった・・・。

hollyw02.jpg 見えなくもないが


hollyw03.jpg やっぱり クリ○松村
だけどボデイはスバラシク鍛えてあったッス。


こちら本家。似て非なる・・・という言葉がチロの頭に・・・。

hollyw06.jpg
やっぱりチャーミングだよね、エイドリアン。



ロス役 チャド・アレンは、数年前ゲイであることをカミングアウトし、ゲイのアクティヴィストとしての活動もしているそうな。(アンソニーちん情報 多謝)

hollyw05.jpg


===
上映終了後、ジェイソン・ブッシュマン監督とプロデューサー チャールズ・ハーマン・ワームフェルドを迎えてのQ&Aセッション。
ブッシュマン監督、so cute ☆
監督が主役やった方が成功したんじゃあ・・・。

監督とプロデューサーは、プライベートでのパートナーということでやたらラブラブモードでした。

ブッシュマン監督は、2008年の映画祭 ボーイズ短編集 に出品してます。

『ハンター』(2006 / France, USA / Serene Hunter/13min)
お、これはブッシュマン監督も俳優として出演してますね。
このプロットを見ると、やっぱり主人公はパリジャンで、LAがらみの話なんだな。
http://www.imdb.com/title/tt1057518/

この短編から派生した <S Is for Sexy> 100分のビデオ作品、見てみたいなあ。

ボーイズ短編集2010PageTopミャオミャオ

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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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