ボーイズ短編集2010

「ボーイズ短編集2010」

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今年のボーイズ短編集は前評判が高かった。
なので、久々に見てみっかと。
評判通りヒジョーにおもしろかった。

映画祭、昨年のテーマが「ゲイと子育て」なら、今年はさしずめ 「ゲイと家族」ってとこかっていうラインナップだった。

【第19回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(2010)上映作品】



1)神のお告げ
(2009/USA/Revelations/9分)

2)テディ
(2009/ニュージーランド/Teddy/13分)

3)北京ターキー
(2006/CANADA/Peking Turkey/13分)

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移民の国カナダならではの作品。
中国系一家の長男がクリスマスに ”男の” 婚約者 ピエールを連れて来た。
父親は不機嫌、ピエールを認めようとはせず、次男は事態をおもしろがり、母親は次第に彼を好ましく思い始める。

この三者三様が笑いを誘う。
英語・中国語・フランス語が入り乱れての展開も笑いのポイントになっている。

ピエールがこの日の為に練習してきた中国語によるプロポーズと両親へのあいさつは泣けた~~
父親にじゃけんにされながらも、ピエールはめげない。
「”君の為に” ご両親に認めてもらいたいから がんばる」

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結婚って他人同士が家族になること、やっぱり特別なことだよね。
カナダは同性婚が認められているんだっけ? パートナー法?

っていう、笑いあり涙ありが13分に詰まった秀作だった。短編のお手本のような一作。

公式サイトなどを見ると、各国映画祭の賞を受賞してた。

ダブリンLGFF/グルノーブルLGFF は、BEST SHORT 
CITYV/OUT  最優秀脚本賞
シアトルLGFFは、Audience choice → 観客に支持されたってことですね。
ピッツバーグLGFF Favorite Men's short
(ちなみにこの時長編の受賞は <パトリックは1・5歳>)


4)ゴールデン・ピン
(2009/CANADA/The Golden Pin/16分)

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これもカナダ作品。今度はベトナム系一家の話。
祖国での内戦で一族が皆死に、長男のロンに後継ぎの期待がかかる。
恋人ライアンと別れ、一族の為に結婚することを選んだロンだったが・・・。
ふっ切れないロンの許にママがやって来て、かつての自分の悲恋物語を語る。
結ばれなかった恋人が残した金のかんざし:ゴールデン・ピン。
「私はだめだったけど、おまえは愛を貫いて」
「結婚までには誰しも悲恋の一つや二つはある」
ママのロンに対するメッセージはどちらの意図だったのか。

ラスト、ロンの決意は明らかにされないままあっさり終わる。→短編だからさ。
結論は観客の判断に委ねるってことだ。
ママの顔と金のかんざしがちょっと怨念めいてそら恐ろしかったッス(笑)


5)ただの友達?
(2009/韓国/Just Friends?/29分)


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兵役中の恋人ミンスに面会に来たセオク。ところがそこでミンスのママと鉢合わせ、その夜三人で泊まることに。
翌日ママが外出した束の間の時間、若い二人はサカり始め・・・たところにママが。
息子たちのことを知ったママの困惑と苦悩はあるのだが、こんなに軽やかな作品があるのか!?という一作。
オープニング、バスの中でいきなり踊って歌い出すプチミュージカル仕立て。
すっかり引き込まれた。
二人のラブラブシーンが大熱演で、昨年の <後悔なんてしない> でも思ったが、韓国映画の俳優さんは体当たり演技でエラいです。
若い二人のラブラブっぷりも微笑ましい。
セオク役の俳優が、サバ○ナ高橋を小さくキュートにしたみたいでかわいかった。
エンディングでも流れたノリノリ演歌調の曲が、観終わっても頭の中にしばらくこだましてました。

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===
後半三本は、アジア系&家族 という似たようなテーマになった。
短編集には「松花堂弁当」 のような楽しさを求めるチロとしては、もう少しバラけても良かったかな、とダメ出ししたい気持ちもあるが、そんなこたあどうでもいいと思えるくらい今年の短編集はおもしろかったッス。



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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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