私はアネカ

「私はアネカ」
(2010/アメリカ+カナダ/I'm Just Anneke)


anneke03.jpg


【第19回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(2010)上映作品】

アネカはアイスホッケーに夢中な12歳の女の子。でもアネカは、女の子のままでいたいのか、男の子になりたいのか、まだよく分からない。そんなアネカの気持ちがはっきりするまで、アネカの成長を一時的に止めるためのホルモン剤投与をしないかと、お医者さんは言った…。


この作品は、<悔む人たち> の前に上映された11分の短編です。
この2本のカップリングは実に良い選択でありました。



これはある意味衝撃的な作品だった。
性同一性障害の人々をテレビなどで見る機会は増えたが、まだ揺らぐ世代のこどもを映像で見たのは初めてだった。

いわゆる
「自分の体の性と心の性が一致しない」
「小さい時から違和感があった」
アネカ。
4・5歳ころからうつ気味で自殺願望があったという。胸が痛む。

12歳、思春期の体の変化に心が置いてきぼりにされないよう、もう少し時間が欲しい。
ホルモン抑制治療を受けるアネカ。

ええっ、そんなことが出来るんだ・・・。

一人一人に寄り添った治療方針に感嘆。
この医療水準が当時あったら、マイケルは手術を思いとどまったのでは?

撮影に協力してくれたアネカとその家族にありがとうと言いたい。
これもカナダという国の成熟度の問題か?
日本ではむずかしいだろうなあ。

アネカには「悔いる人」にはなって欲しくないです。

日本での思春期のこどもたちへの対応はどうなっているのか?
こういう作品を見ると、今まで気づかなかったことに気づかされます。
この作品も、11分とは思えない内容の充実ぶりでした。
短編のチカラ。


【 追記: 2015.07.29 】

2011年日本でGID(性同一性障害)のこども(体は男で心は女)が、中学から抗ホルモン剤を投与する治療が始まった。
従来は18歳以上への治療だったが、早い段階から対応する試み。
中学というのは、制服の着用だったり、恋愛、声変わりなど、こどもが受け入れ難い変化が多い。
将来もし手術するなら、完全に体が変化してからより、今中世的な状態にとどめた方が容易などのメリットがある。
今は小学生から対応していく体制があるという。



波に流れてPageTop悔やむ人たち

Comment

Commentの投稿

 管理人だけに表示する

プロフィール

ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
過去記事へのコメントも歓迎です。
尚、宣伝目的や記事に関連のないリンク・コメント・トラックバックなどはこちらで削除させて頂きますので、ご了承下さい。

追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

リンク
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ(タブ)

最近のトラックバック
カテゴリ
カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

ブログ内検索

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
QRコード

QRコード

RSSフィード