私と運転席の男たち

「私と運転席の男たち」
(2008/DRIVING MEN/68min.)


driving01.jpg



フェミニストの映像作家が、関わりのあった男性たちに取材していく。車を運転する男たちを助手席から撮影するというユニークなスタイルのもと、彼女の人生が浮かび上がる。

YIDFF2009 インターナショナルコンペテイション

1989年から隔年で開催されている「山形国際ドキュメンタリー映画祭」(YIDFF)
2009年の上映作k品を中心に旧作を交えて怒涛のドキュメンタリー一挙上映!!
それが「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー -山形 in 東京2010」

YIDFFは一度行きたいと思いながら・・・東京にいながら楽しめる素晴らしい企画。
前半をユーロスペース、後半はポレポレ東中野での開催。

ユーロスペースは、渋谷円山町ホテル街の入口 Q-AXビルの中にある。
ここはミニシアターのトキワ荘みたいなところで、ミニシアターばかり4館あったと記憶する。
しばらくご無沙汰していたら、なんだか様変わりしていた。
実動しているのは、ここと(更にマニアックな)シネマヴェーラだけだった。
日本のミニシアターよ、大丈夫か?

【ドキュメンタリー・ドリーム・ショー 山形 in 東京2010】@ユーロスペース その1





フェミニストの映像作家 スーザン・モーグルが、かつて関わりのあった男たちを取材するという作品。
運転席の男たちを助手席の彼女がカメラを回す。
運転席の男たち――それは元カレであったり、仕事仲間、兄弟、果ては亡くなった父親・・・。

彼らとのドライヴは同時に彼女の半生のドライヴでもある。
幼い時からカメラを回すのが好きだったスーザン・モーグルは膨大なフィルムを持っている。
彼女が生まれた時から成長していく過程を撮ったフィルムを織り交ぜ、彼女の半生を描く。

すごい編集能力だと思うんだよね。
製作年数もずいぶんかかっていると思う。
68分の作品を作るのに、一体どれだけの年月が必要だったのか。力作である。

彼女の半生であると同時に、一人のユダヤ人女性の半生でもある。
ユダヤ人としてのアイデンティティが強く描かれる。
日本人って、己のアイデンティティについて深く考えることってめったにないよなあ。

スーザンの元カレ、大好きだった知的で大人のカレのインタビュー :

――私たち、どうして別れたの?
――君は・・・元気で、いつもハイテンションだった。
僕は疲れて、もっと静かでいられる相手が欲しかったんだ。


彼と別れた時は毎日泣き暮らしたというスーザン。
今さらこんな残酷な言葉までカメラに収めないといけないのか?
映像作家魂を見た。
(それとも今はそれが受け止められるってこと?)


――スーザン、なぜ結婚しなかったんだい?

男たちの一人がそう尋ねる。

家族が集まっての大旅行(彼女は6人兄弟)、

結婚していない私だけ居場所がない・・・

などとつぶやく。
常にラデイカルでアグレッシヴなスーザンでも、「結婚」というのは特別なものだったのか。
へぇ~へぇ~へぇ~ だった。
50代の今、結婚というよりもパートナーが欲しい、と言っていたスーザン。
その気持ち、わかる。

「彼女は典型的ユダヤの女性」 と何人かに言われてた。
つまり、アグレッシヴで何事にも貪欲なタイプ?
え~、そうなのぉ~ ユダヤ人女性って、そうなのかあ~

driving02.jpg
スーザン・モーグルと現在のパートナー


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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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