映画 眠れる美女(ドイツ版)

「眠れる美女」
(2005/ドイツ/Das Haus Der Schlafenden Schonen/
House of the Sleeping Beauties)


sleeping01.jpg


文豪、川端康成の傑作『眠れる美女』を、俳優として活躍するほか、監督としてもカンヌ映画祭で受賞経験を持つバディム・グロワナ監督が映画化。眠っている若い娘と添い寝することの出来る秘密の家を舞台に、退廃的であるがゆえに官能性のある物語が展開する。日本を舞台に綴られた傑作が、ドイツでどのように映画化されたのか期待は尽きない。


数年前にカワバタの原作を読もうとしたのは、この作品が封切られたからなのだった。
当時前売りも買ったのに見そびれてしまった。
今回DVDにてやっと見ることが出来ました。

さて、ドイツ人監督 ヴァディム・グロウナ は、どう料理しているのかしら?
ちょうど原作を読み終わったところだったので、原作と比較しながら見てみた。


・・・

・・・

率直な感想として、凡庸な作品だな。
「眠れる美女の館」という設定だけ借りて来て、後の脚色は監督独自の世界観になっている。
もちろん映画化作品なので原作とは別物、それはいいんだけど。

原作の 「老い、生と性」 というテーマが、ここでは希薄になっている。

主人公エドモンド(グロウナ監督自身が主演) は実業家で、秘書やお抱え運転手がいる。
つまり今だ社会とのつながりを持っていて、仕事をこなすくらいエネルギーがあるということだ。
原作の、既に隠居生活の老人たちというのとは違う。

彼のテーマは 「老い」 ではなく 「孤独」だ。
エドモンドは妻と娘を15年前に自動車事故で亡くしている。実は自殺と言われている。

原作では娘も嫁ぎ、老妻と静かな生活を送っている老人の ”密やかな楽しみ” という 「秘密の館」 だが、エドモンドは秘書にも館の女(やり手婆あ)にも ”女” を感じている節がある。
こんな館に来ないで、ふつーの館に行けよ、と言いたくなる。

また、眠れる美女と一夜を明かすだけという抑制の利いた設定が、ここではみょーになまなましい。
原作では寝巻きを着て女の傍らに横たはるのが、ここではオヤジもゼンラになってしまう(見たくないしぃ)。
娘へのおさわりもちとやりすぎだしな。
この辺りの感覚は、洋の東西の違いというものだろうか?

エドモンドに館を紹介する友人コーギ(原作では木賀、音を似せてる?)を、マクシミリアン・シェルが演じている。

「眠れる美女」=若いドイツ娘たちがみなきれいでカワイかった。


関連記事 :
【小説 眠れる美女】
【映画 眠れる美女(日本版)】

青空娘PageTop小説 眠れる美女

Comment

若いドイツ男性もきれいでカワイイ

ドイツ出身のイケメンをご覧になってください。彼の名はMathieu Carriereです。

http://www.youtube.com/watch?v=oqdF2xSHqkc

Re: 通行人さん

うおーうおーおおおおおおおおおお!!!
マチュー・カリエールって噂には聞いていたけど、ゴイス!
この映画もなんだかエロチックでいいですね。何て映画なのかな。
最後、パパみたいなのがシットしてムチ打って手にキスするくだりがたまりません。
途中にちらっと出て来るブロンドの美青年もかなりイケてます。

ドイツからロシアへ

タイトルは『Gates to Paradise (1968)』で、たぶん日本未公開です。

せっかく再登場したのでもう少々かきこみます。

実は今この曲に夢中なんですよ。

http://www.youtube.com/watch?v=N1dNwVsgUUQ

■通行人さん

> タイトルは『Gates to Paradise (1968)』で、たぶん日本未公開です。
どんな作品なんだろう? ちょっと見てみたい。

> 実は今この曲に夢中なんですよ。
あ、そか、イケメン紹介じゃなくて、曲の方ね。

Commentの投稿

 管理人だけに表示する

プロフィール

ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
過去記事へのコメントも歓迎です。
尚、宣伝目的や記事に関連のないリンク・コメント・トラックバックなどはこちらで削除させて頂きますので、ご了承下さい。

追記・その他

  (2015/8/24) 「怒り」に追記あり。

リンク
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ(タブ)

最近のトラックバック
カテゴリ
カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

ブログ内検索

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
QRコード

QRコード

RSSフィード