アルデンテな男たち/あしたのパスタはアルデンテ

「アルデンテな男たち」(あしたのパスタはアルデンテ)
(2010/Italy/Mine vaganti)


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パスタ工場を経営する一家の末っ子トンマーゾは、一族の重要なディナーの席で3つの秘密を家族に告白しようとしていた。けれども、兄が自身の秘密を先に告白したことから、トンマーゾと家族の運命は思いも寄らぬ方向へ進む。マドンナも絶賛した本作は、本国で140万人を動員。今夏、シネスイッチ銀座他にて全国順次公開。



【2011年 イタリア映画祭 上映作品】



GW恒例、今年もイタリア映画祭に行ってキタ!
今年は震災の影響で、ゲストの来日はゼロ・・・。
残念だけど已む無し。また来年に期待☆

今年の一発目は、オープンリーゲイのフェルザン・オズベテク監督のこの作品。
しかも主役はゲイの青年で、リッカルド・スカマルチョ が演じるという、一粒で二度おいしい!!


トンマーゾはローマに住む作家志望の青年。
実家はレッチェにある老舗パスタ会社。
兄・アントニオの新社長就任ディナーの席でトンマーゾは家族に発表しようと思っていたことがあった。
自分は作家志望で稼業を継ぐ意思がないこと、そしてゲイであること。
ところが自分より先にアントニオがカミングアウト。
父は怒りのあまり心臓発作、アントニオは勘当され家を出て行き一家は大騒ぎ。
トンマーゾはカミングアウトどころか、ローマにも戻れずパスタ工場の経営を任せられることに・・・。
トンマーゾの未来は? 老舗パスタ会社の将来は?


オズベテクは都会的で上質感ある映画を撮るよな。
2009年イタリア映画祭上映作品 <対角に土星> に続いて、この作品も群像劇っぽい作り。
おばあちゃんの若き日の悲恋。
欲求不満のいわゆる”負け犬”の叔母。
共同経営者の娘アルバはワケアリ風・・・。

群像劇って作り手にしたらやり甲斐があるんだろうけど、ともすると散漫になったり、ごちゃごちゃしてわけわかんなくなったり。
その点これはよく出来ていた。

レッチェってセリエAのクラブチームがあるってことしか知らないけど、南イタリアらしくていいところだよなあ。
だけどやっぱり田舎町、ゲイに対する偏見は強いようで。

具合の悪い父を放ってローマに帰れず、恋人マルコからは 「いつローマに帰って来るの・・・」と電話。
おまけにやりたくもないパスタ会社の仕事。
トンマーゾ、困っちゃう 
そこに美しいアルバがからむ。
彼がゲイだと知りながら熱い思いを寄せる。
煮詰まったトンマーゾ、ついふらふらと・・・。
おい、こら、道を踏み外しちゃダメだろ!

アルバ役 ニコール・グリマウド とってもきれいな女優 好みのタイプ 

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とにかくこの作品に出て来る男たちが上玉で はあはあ。
主役リッカルド・スカマルチョは、<モニカ・ベルッチの恋愛マニュアル> の時よりちょっと太ったような・・・。

リンダ的には長男アントニオの方が myタイプだな。

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おばあちゃん若き日のラブの相手 ニコラ伯父さんもステキ☆ だった
トンマーゾの年下カレシ マルコもいかにも医大生ってかんじでキュート 
ローマからやって来た ”お仲間” たちもカラダ鍛えててイケメン揃い。
その内の一人のセリフ :
「客室乗務員だってこと言わないで。ゲイだってバレちゃう」

海外では客室乗務員ってそういうくくり?
(ちなみに客室乗務員のカレは、センターの人、右のカレは弁護士センセ)

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最後はイタリア映画らしく 「ファミリアの絆は強し」という一作。
今年のイタリア映画祭は、いつにも増して 「ファミリアの絆」 を描いたものが多かった。
特にそれを象徴するいいエンディングだった。
フェルザン・オズベテク、さらに高いステージに進んだ。

スカマルチョのカレシ・マルコは最初電話の声だけで姿が見えず。
もしかして最後に出てきたら、オズベテクみたいな熊系オヤジ! とかいうオチだったりして・・・。
なあんて、リンダ、深読みもいいとこよ~。

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オズベテクとスカマルチョ


ほんとのマルコは左端のボク

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この作品は、今夏シネスイッチ銀座でロードショー公開予定。(順次全国公開)
ロードショウ公開での邦題は、<あしたのパスタはアルデンテ>。
見終わるとアルデンテのパスタが、それもトマトソースがかかったヤツを食べたくなる一作。


【追記:2015/05/04】

今年のイタリア映画祭、オズペテク監督がタイトルについて言及しておりました。
監督によると、原題 <Mine Vaganti>は 「ぐらぐらと危うい爆弾」 というような意味とのことであります。

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Comment

兄さんは

面白かったですよね~、これ。特にお友達がやってきたあたりは本当にツボでしたw 

お好みの兄さんは「副王家の一族」で主役を演じてますよー。
DVDにもなってます!

個人的にはラストが凄く好きかな。

これ面白そう&おいしそう!
この夏、シネスイッチね。
見に行くぞ~。

■たみきさん

> 面白かったですよね~、これ。特にお友達がやってきたあたりは本当にツボでしたw 

ほんとにおもしろかったよね☆
芸術映画風の文芸大作もいいけれど、こういう良質のコメデイのイタリア映画こそ公開して欲しい。

> 個人的にはラストが凄く好きかな。

あ、私もあのラストすっごく好き!
あんなふうなラストシーンになるとは思わなかった。
オズベテク、いい!

お兄さんのいい人、ミケーレとはその後どうなんだろう・・・。
気になります。

■ゆっきー


絶対おススメよ☆ 楽しいよ。

トンマーゾとマルコのラブシーンも、日本映画だったらさらっと流して
朝チュンになるところ、ちゃんとラブラブ描いているところがステキです。

みんな見に行って欲しいナ

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Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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