フォンブース

「フォンブース」
(2002/PHONE BOOTH)


フォーン・ブース [Blu-ray]フォーン・ブース [Blu-ray]
(2010/08/04)
コリン・ファレル、キーファー・サザーランド 他

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(「Oricon」データベースより)
コール音が鳴り響く公衆電話に思わず出てしまった口八丁のメディア・コンサルタントが聞いたのは「電話を切ったらお前の命はない」という声だった…。電話ボックスを舞台に繰り広げられる新感覚サスペンス。


<コネクテッド>
 <セルラー> と来て、電話つながりでひとつ。


<セルラー> での前述通り、<セルラー> に原案提供した ラリー・コーエンの脚本による。
同じ 「電話」 をモチーフにしながら、全く違った切り口だった。
片やケータイ電話の機能をフル活用し、その長所短所を織り交ぜて描いたが、こちらはケータイの普及で駆逐されつつある、ボックス型公衆電話が舞台。

公衆電話の特性 : そこにたまたまいて電話がかかってきたら、人は思わず受話器を取って出てしまう を利用したドラマ。

このストーリーの特色は、ニューヨークの街中の公衆電話が舞台であること。
電話をかけて来た男から 「一歩でも外へ出れば殺す」 と脅された男スチュ=コリン・ファレルは、ほぼ全編ボックスに張り付いたまま。
言うなれば街中の密室劇のような状況なのに、観客は飽きることなくハラハラドキドキさせられる。
これは監督ジョエル・シュマッカーのワザにも依ろう。

見ていて思ったのは、<セルラー> の主人公ライアンは、好感のもてる単純バカにーちゃんだったのだが、この主人公スチュは誰も共感できないろくでなし。
口先ひとつで相手を丸め込み、虚構の中で生きる業界のクズ。
妻がいるのに若いおねーちゃん(今やスリママ ケイテイ・ホームズ) を口説いている。
こんな男どうなってもいいよ、と思いながらもハラハラとこいつを見守る観客もツラい。
そういうひねったキャラ設定がこの脚本のミソかも。

ろくでなしをやらせたら天下一品、それでもどこか憎み切れない・・・というキャラにどんぴしゃだったコリン・ファレルでした。

phonebooth01.jpg
憎み切れないろくでなし


なぜスチュがこんな目に会わなければならないか。
犯人は何を考えているのか。
現代の不条理を描く。
物語は終わったものの、「事(こと)」 はけして終息しないというエンディングも現代ならではの 「そら恐ろしさ」 がある。

ところで最後にちらっと顔を出す犯人、それまで電話の声のみ。
全米の人はこの声だけで誰かすぐわかるのだろうね。
その前にクレジットに名前が出ちゃってるか → 24時間戦う人

さて、 「電話」 という現代の文明の利器をモチーフにしたラリー・コーエンという人、さぞ若いヤリ手と思いきや、なんと、1938年生まれの72歳!
その年齢で驚いていたら、そのキャリアにこんなくだりが ・・・

[コーエンが最も知られているのは、低予算ながら創意に富んだホラー映画、スリラー映画の監督としてである]

うお~~~ いいねえ~~ <悪魔の赤ちゃん>の監督か!?
エンターティメントなら何でもやるんだな。ブラーボ ラリー・コーエン!
長生きしてくれ!

悪魔の赤ちゃん [DVD]悪魔の赤ちゃん [DVD]
(2004/10/15)
ジョン・P・ライアン、シャロン・ファレル 他

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スティングPageTopセルラー 

Comment

>ろくでなしをやらせたら天下一品、それでもどこか憎み切れない・・・というキャラにどんぴしゃだったコリン・ファレル

これ、地で演じられたと思うぞ、コリンw
この写真の表情、ちょっとブラピに似てるね。

あ~、あれってケイティだったかと今頃気が付くw

24時間戦う人、ちょっとニガテなタイプだから、声だけのご出演でよかったっす。
声はめっちゃ渋いっす。

こんな感想でごめんっすw

全編ほぼコリンのアップで、ファンにはたまらんのです。
これが公開された年って、コリン出演作がいくつもあって、
本当に天国だったなー。

ブラピに似てるというのは、昔「マイノリティ・リポート」でコリンを観た帰り、友達に、コリンが良かったと話したら
「え?あのブラピを変な顔にした人?」と驚かれてしまったのを
思い出します。
私としては、ブラピよりもカッコいいと思うんだけどねえw

■りおこさん
> >ろくでなしをやらせたら天下一品、それでもどこか憎み切れない・
> これ、地で演じられたと思うぞ、コリンw

あははは!!
若いオンナ、コマしそうだしネ

> あ~、あれってケイティだったかと今頃気が付くw
この人は今一つ当たり役がないまま、ママになってしまったね。
いつもこれくらいの立ち位置の役のような気がする。

> 24時間戦う人、ちょっとニガテなタイプだから、声だけのご出演でよかったっす。
あ、なるほど、声だけで良かったかもね。
尚、吹き替えは小山力也じゃなくて大塚明夫さんでした。

> こんな感想でごめんっすw
いえいえ、コメントありがとう! リンダ、うれしい☆

■たみきさん
> 全編ほぼコリンのアップで、ファンにはたまらんのです。
おお、ほんとだわ。ほぼコリンのアップだったね。
脂汗かいてたけど。

> 私としては、ブラピよりもカッコいいと思うんだけどねえw
え、似てる? 眉毛ハの字にしたかんじとか似てるかもな。
でもタイプが違うよねえ。と思うけど。

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ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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