結婚の條件

「結婚の條件」
(1963/日活)



結婚適齢期を迎え、3人の男性からプロポーズされる美人OLを浅丘ルリ子が演じた恋愛ドラマ。興亜化学に勤務するまひるは、人目を惹く美貌の持ち主。あちこちから結婚話が持ち込まれるが、気乗りしない本人は煩わしく思うばかり。そんなある日、義理の兄が美しい女性と二人でいるところを目撃してしまい、そのことが頭から離れなくなってしまう。

政府は2011年春の叙勲受章者を6月18日付で発表。
女優の浅丘ルリ子(70)が芸術、文化などで功績を残した人に贈られる旭日小綬章を受章した。


おめでたいですね 
浅丘ルリ子さん叙勲受賞記念ということでひとつ。


日活アクションの黄金時代は、1963年まで(と勝手に決めている)。
この辺りから日活アクションのヒロインとしてではないルリ子さんの魅力が花開く。

「渡り鳥シリーズ」の斉藤武市監督作品。
へえ~、ブイチ、何でもやるのね。

「結婚の条件」って・・・ルリ子さんのお相手は誰なのかしら 
ん、二谷英明?! いいじゃなあい 

と思っていたら、二谷英明はルリ子さんの姉(南田洋子)のダンナだった・・・(がっくし)
(ルリ子&二谷のカプリングは好きなのだ)

それじゃ誰よ?

美人BG(この時代はOLではないのだ)まひる(ルリ子さん) の恋人に立候補したのは、山田吾一と小高雄二、うーん、ちょっと弱い。
モテモテのルリ子さんはどちらを選ぶか悩む。
と、そこへ義兄・桜井 (二谷) が美しい女性といるところを目撃。
兄の浮気疑惑にまひるは・・・。

原作は源氏鶏太。
この時代売れっ子だったよなあ。でも安心して見ていられる。


本編の展開とは別に、この時代ならではの生活・風俗をつい見てしまう。

まひるちゃんは姉夫婦の家に下宿している。(姉夫婦の家はおそらく社宅)
この時代の映画を見ていると、住宅事情・経済事情が悪く、多くの若人はおじさんとか兄夫婦の家に下宿しているパターンが多い。
結婚してアパートを借りるにしても敷金を借金しなければならなかったり経済状況も悪い。
でも、この 「いつまでも厄介になっていてはいけない」 という状況が、結婚へのモチベになっていたのではないでしょうか。

ちなみに、まひるちゃんのデートは、
「”ビフテキ” をごちそうになって、そのあとボウリングよ」

”ビフテキ” というのも最近使わなくなりました。
「ステーキ」 と単純に言うよね。


さてお兄さんの浮気相手・青山瑛子を演じるのは桂木洋子。
いつ見ても品があって可愛らしい。
ルリ子さんよりさらに顔が小さく小柄に見える。
黛敏郎が妻にした気持ちがよくわかる。


(以下ネタバレあり)
結局結婚相手を決められず、兄のニューヨーク転勤を機にまひるは自活する。
出発する兄を共に見送った青山瑛子から、
「あなたが結婚を決められなかったのは、お兄さんを好きだったから」
と言われ、初めて自分の思いにまひるは気づくのだった。

なんかいいなあ。まひるのお兄さんに対する気持ちが、甘酸っぱいかんじでさ。


しかし、この時代の女性の話し言葉は美しい。

「いくら会いたくても、ニューヨークまで行くわけには参りませんもの」

ほんとにこんな言葉で話していたのかしら?
というより、こういう言葉を話す階層の人がこの時代にはいたってことで、今はいなくなってしまった、ということなんだろう。

SUPER 8/スーパーエイトPageTopストリートファイター

Comment

過ぎ去った日々

言葉使いとはおもしろいもので、高校時代に読んだ中村真一郎や福永武彦の小説を、ふと社会人になって再読するとずいぶん古めかしい表現で満たされているようなそんな気がしました。

会社の後輩から「古風な言い回しですね」といわれたことがあります。

では、あるコンテストの本番ではなくリハーサル風景をご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=yNbmukzBrns

■通行人さん

> 会社の後輩から「古風な言い回しですね」といわれたことがあります。
うふふ、どんな言い回しだったのかしら??

> 言葉使いとはおもしろいもので、
ほんとにそうですね。言葉は生き物です。
そんなことを実感したエッセイ本を最近読みました。近々UPしますね。

> では、あるコンテストの本番ではなくリハーサル風景をご覧ください。
この映画とどうつながるのかと・・・?? 別につながりはないんでいいんですよね?

カレ、ダニエル、チャーミングですね。
このコンテストの結果はどうなったんでしょう。

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ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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