ブラック・スワン

「ブラック・スワン」
(2010/BLACK SWAN)


swan03.jpg


ニューヨークのバレエ団に所属するニナ(ポートマン)は、元バレリーナの母とともに、その人生のすべてをダンスに注ぎ込むように生きていた。そんなニナに「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが巡ってくるが、新人ダンサーのリリー(クニス)が現れ、ニナのライバルとなる。役を争いながらも友情を育む2人だったが、やがてニナは自らの心の闇にのみ込まれていく。

既に観に行っていたおともだちの皆さんの間で物議をかもした問題作。

やっと行ってキタ。

@TOHOシネマズ日劇

ここは久しぶりに来たけど、ほんとに広いよねえ。
約1000席か。知っている劇場で一番広いんじゃないかな。
最近映画は平日しか行かないので、ここが満席になる状況が信じられない。
そういえばその昔、ここで <グラデュエイター> 観たっけ。
その時平日の昼間なのに満席で、一番前で観たんだよ。(なぜかおっさんが多かった)
あ~、ラッセル・クロウがかっこよかった・・・。

この日はジムで、BODY FLEX (体幹を鍛えるエクササイズ) をやってから行ったので、予告編から既に意識モーロー。
先が思いやられたが、本編が始まったら眠気は飛んでた! 寝てる場合じゃない。

可憐で清純な白鳥と官能的で邪悪な黒鳥を演じ分ける大役に選ばれたヒロインが、
次第に追い詰められて行く・・・。


映画作品の中には、主役の見せ場たっぷり、役どころが難しければ難しいほど、主役にとっては 「おいしい」 というのがある。

この作品のナタリー・ポートマンはまさにそれで、ご存じの通り各賞を総なめにし、アカデミー賞も受賞した。
(同じことは、<英国王のスピーチ> コリン・ファースにも言える)
こんなに見せ場があるんだから、これで賞を取らないでなにで取るの?! っていう話だべ。
全編とにかく、これでもか、というナタリーの見せ場の連続。役者冥利に尽きるとはこのこと。


過保護・過干渉な母親 (フロイト的解釈がいくらでも出来そうなケース)、奔放なライバル・リリーの存在・・・。
追い詰められたヒロイン・ニナはプレッシャーから精神のバランスを崩して行く。
ニナが見る幻覚と現実が交錯し、観ている側はこれが幻覚なのか現実なのか容易に区別がつかない。混乱する。
その幻覚シーンがとってもシュール。それはだんだんホラー  になって行く。
コワかった。

swan02.jpg


監督 ダーレン・アロノフスキーって、<レスラー> の時も思ったけど、悪趣味なところがあるよね。
どーもリンダと趣味が合わないな。

ホラーと言えば、母親役のバーバラ・ハーシーの顔がホラーだった。
二ナのママが <レスラー> のミッキー・ロークに見えて来た。
整形をやり過ぎると、顔がつっぱったようなむくんでいるような、みな同じ顔に見える。

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<ハンナとその姉妹> の時にはあんなにかわいかったのにね。(遠い目・・・)

swan05.jpg  真ん中です 為念


ニナの前のプリマドンナ役が ウイノナ・ライダー。
破滅的役どころを "素" で演じたってかんじ。あまりにはまっててコワかった~~ 
やっぱりアロノフスキーは趣味が悪いわ~~

swan01.jpg



観ていて、<白鳥の湖> という作品の奥深さを今さらながら実感した。
一人二役を演じるというのはどんな場合でも難しいが、この白鳥と黒鳥を演じ分けるというのは難役だわね。
だからこそみなが一度はやりたいと思うのでしょう。

「オデット姫を男性にした方がストーリーがしっくり来る」
マシュー・ボーンの新解釈版 <白鳥の湖> もあるし、ほんに古典は奥が深いやね。
チャイコフスキーの曲がまたパーフェクト。BRAVO!

ところで、
一部から、いい男が出ない! と批判が出ているこの作品、おそらくその矛先はヴァンサン・カッセルに向かっていると思われ。
この人昔はもっといい男じゃなかったっけ?
いつからこんなになっちゃったんだろう。
ね、ダーレン・アロノフスキーって趣味が悪いでしょ。


ナタリー・ポートマンはこの作品で、オスカーだけでなく夫とベイビーちゃんまで手に入れた。
なんて欲深い女!
アカデミー賞授賞式の時はママのおなかにいたけど、つい先日男の子が生まれましたね。
パパは本作で王子役を演じたバンジャマン・ミルピエ。今作の振付も担当した。
ダンサーとしてのジツリキは別にして、この人のふつーっぽいルックスも批判の矛先のひとつだね。

swan06.jpg


『エンターテインメント・ウィークリー』は、ヴェネチア映画祭で 「今年最も愛されるかまたは最も嫌われる映画の1つ」 と言った。
ふーーむ、言い得て妙。

みなさんが、体力がある時じゃないと見ちゃいけない、と言っていたのがよくわかった一作。

 

おばさん未満PageTopSUPER 8/スーパーエイト

Comment

チロさん

>一部から、いい男が出ない! と批判が出ているこの作品

アハハ!!
まったく。ニューヨークの人気バレエ団なのに、イケメンプリンシパルがいないってのはどういうこと??

>ヴァンサン・カッセルに向かっていると思われ。

ただの、スケベオヤジにしか見えなかったよね。
そういえば、モニカ・ベルッチと並んでる画像はお似合いだった。
どうやらモニカ姉さん仕様になってしまったようです。

>ふつーっぽいルックス
オーラなさすぎ。
だから振り付け師なのか。

>悪趣味なところがあるよね
ニナの病状もパターンらしいし、リアリティーの追求??

ならなんで、バレエ団にイケメンプリンシパルがいない??(ちょっとしつこかった)

■アンソニーちん


> ただの、スケベオヤジにしか見えなかったよね。
そうそう! 権力を使ったセクハラオヤジ!

> そういえば、モニカ・ベルッチと並んでる画像はお似合いだった。
> どうやらモニカ姉さん仕様になってしまったようです。

なるほど、モニカねーさんのツレとしては、
これくらエグい男じゃないとダメかもね。

> ならなんで、バレエ団にイケメンプリンシパルがいない??(ちょっとしつこかった)
あはは!
アロノフスキーはきっと、若くて美しい男が嫌いなんだよな。

うふふ

>一部から、いい男が出ない! と批判が出ているこの作品

は~~~い、批判した一人で~~す(笑)
内容的にハードだから、せめてそこに救いが欲しかったヨ・・・。トホ。救いなし。

なんであの役にヴァンサンだったんだろ。。。バレエ経験者?あんまり知らないけど、この役は彼でなくてもよかったような~?オーラが出てなかった。
ま、ヴァンサンはともかく、バレエ団なんてイケメン出し放題なシチュエーションなのにね。

>アロノフスキーはきっと、若くて美しい男が嫌いなんだよな

そうとしか思えない。

この映画、ゲイの監督で、主役を男性にして作り直して欲しいわ~~。
老若イケメン出し放題でお願いしますだ(おいw)

■りおこさん


> 内容的にハードだから、せめてそこに救いが欲しかったヨ・・・。トホ。救いなし。
言えてる~~

> なんであの役にヴァンサンだったんだろ。。。
この役は彼でなくてもよかったような~?オーラが出てなかった。

んだ、んだ。
いやったらしさは全開だったけど。
それを出したかったのだろうか?
それにしたってヴァンサンの存在感があるかというと・・・ないよね。

とにかくアロノフスキーが、いかに男選びのセンスがないかというのがよくわかった。
それが一番の収穫だったかも。(そこか!?

> この映画、ゲイの監督で、主役を男性にして作り直して欲しいわ~~。
> 老若イケメン出し放題でお願いしますだ(おいw)
イイネ! ゲイビデオとかだと実際、すでにあったりして(期待☆

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  (2015/8/24) 「怒り」に追記あり。

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