「Hello,My Love 」
(2009/韓国)
10年来の付き合いになる彼が、2年間留学していたパリから友人を連れて帰国。喜びもつかの間、彼と友人が愛し合っているという衝撃の事実を突き付けられ、納得できない彼女は、あと1ヶ月、交際を続けることを要求するが…。
韓国映画ファン待望の隠れた名作から、キラキラの最新作まで劇場初登場の4作品を一挙上映という企画、その内の一本がなにやらクイアテイストと聞き行ってキタ。
「K-movie セレクション2011」 @シネマート六本木
彼を奪ったライバルがハンサムな男のコだったら?!
ホジョンとウオンジェは10年来の付き合い。
2年のパリ留学から帰ったウオンジェは、友人トンファを連れて来た・・・。ウオンジェは料理人、トンファはソムリエ。二人は共同でレストランをオープンさせる。
仲良くオープンの準備をする二人。
ウオンジェの家族にも可愛がられるトンファ。
ホジョンはなんだか居場所がない。
それでも帰国したら彼がプロポーズしてくれると信じて疑わないホジョン。
そしてある雨の夜、ウオンジェの家にふらっとやって来たホジョン、二人が ”いちゃこらこいているところ” (ご想像にオマカセします) を目撃してしまう。
雨の中駆け出すホジョン。
あら、このデジャヴ感・・・。
<David's Birthday> と同じじゃないの?!
しかしこういう時、なぜ都合よく家の鍵が開いているのかしらね?
さてホジョンはどうするのか?

ラブトライアングルはスリリングで大好物!
二人の内どちらを選ぶのか? または全く違った選択をするのか?
何にしても観客が納得できる形でまとめてくれないと困る。
果たして・・・。
この後、二人の愛の強さを知ったホジョンは身を引き、三人は固い絆で結ばれる。チャンチャン

と、ここで終わったら、なにやらフランス映画っぽいしゃれたテイストだったのだが、ここから実に韓国映画らしい、ドロドロとベタな展開になって行く。
トンファのフランス人の元カレが、彼を追ってやって来たあたりから・・・。
ここからお定まりといえる怒涛の展開。
えーっ、マジっすか!? と思いながら、じーんと来るシーンもありいの。
予想以上に楽しかった。
===
ウオンジェ役 ミン・ソクは、情けない役ドコロなので終始ザンネン感が漂う。
他の作品ではまた違った顔なのだろう。
だけどさすが韓国俳優、カラダ鍛えてマッスル。
トンファ役 リュ・サンウク とってもキュート

小悪魔キャラにぴったりはまっていた。
彼も顔はカワイイのに、カラダ鍛えてマッスルで、そのギャップ萌えも魅力。
わんちゃんもリュくんもどっちもカワイイ☆
ホジョン役 チョ・アンは、美人だけどどこか垢ぬけないとこがかわいい。
シャンソン 「ラ・メール」 が、シーンごとに効果的に使われていた。
エンドクレジットでチョ・アンが歌う 「ラ・メール」(もちろん、フランス語!) がなかなかしゃれている。
しかし、このタイトル、あまりにひねりがないというか、いいのかこれで。
もう少しなんとかならんのか?