J・エドガー

「J・エドガー」
(2011/J. EDGAR)


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FBI初代長官ジョン・エドガー・フーバーの半生を、クリント・イーストウッド監督、レオナルド・ディカプリオ主演で映画化した伝記ドラマ。母親からのでき愛、側近との関係など、フーバーの輝かしい功績の裏に隠された禁断の私生活を赤裸々に描いていく。



クリント・イーストウッド監督作品は苦手だ。
そして、my三大食わず嫌い王の一人、デカプリオ主演。
本来ならスルーするところ、
脚本が、”あの” ダスティン・ランス・ブラック (<ミルク>)、
タイトルロール ジョン・エドガー・フーバーは実は同性愛者? 
と言うではないか!?
完成を楽しみにしていました。

@丸の内ピカデリー



エドガー・フーバーは、8代の大統領に仕え、50年間にわたって捜査機関のトップに君臨した。
しかしその一方、生涯独身だったその私生活は謎に満ちていた・・・。


盗聴や諜報活動で権力者(=主に大統領のことだがな) の弱味を握り、自分の地位を保って来た悪どい男、しかし実はマザコンで同性愛者で弱い男なのだった、という話。

フーバーってほんとヤなヤツなんだよね。
そのヤなヤツをmy食わず嫌い王デカプーがやっているから、チロル的にはある意味しっくり来るというか、何の問題もなかったとです。
→ デリンジャー事件のヒーロー パーヴィス捜査官 (<パブリック・エネミーズ> では、クリスチャン・ベイルが演じた) が自分より目立つのが気に食わないので、「クビ!じゃなけりゃ降格!」 とか言ってた。大バカ野郎ですネ


スタッフ募集で面接にやって来た美丈夫クライド・トルソンに一目惚れ。
二人の関係は40年以上にわたり、まさに死が二人を分かつまで続いた。
しかしこの二人の関係を何と呼べばいいのだろう?
クライドが最初に、「一日一回、昼食か夕食を必ず共にすること」 と提案するのがロマンチック 

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フーバーの生涯は、弱い自分との闘いだった。
相手の弱みを握って脅すのは弱さゆえ。
本当の自分を誰にも見せたくない。なので誰も信用しない。
彼が心許したのは二人だけ。
副長官となるクライドと秘書のミス・ガンデイ (← いい名前~ 
ミス・ガンデイのスペックの高さが心地よい。

さすがイーストウッド作品だけあって、キャスティングも豪華で楽しめる。

ミス・ガンデイ : ナオミ・ワッツ
すごくいい。 やっぱりナオミは演技派だな。

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クライド : アーミー・ハマー
<ソーシャル・ネットワーク> で大ブレイク。
美しい。声もいい。曽祖父は石油王 アーマンド・ハマー。
だからこんなスタイルが似合うんだよね。

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エドガーを支配する母 : デイム・ジュディ・デンチ
迫力。存在感。(月並みなことばの羅列で恐縮も)


リンドバーグは、<かぞくはじめました> の ”上等の当て馬” ジョシュ・ルーカス。
当時のヒーロー リンドバーグにふさわしいナイッスキャスティング。


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→ リンドバーグ誘拐事件は、クリスティ <オリエント急行殺人事件> の元ネタになった。

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ロバート・ケネディ司法長官 : ジェフリー・ドノバン
そういえばイーストウッド作品 <チェンジリング> で、イヤなLAPD刑事を演ってたっけ。
クリントに気に入られたか?

ちらっと映った捜査官の一人、
「今のおっさん、ひょっとしてダーモット・マロニーちゃんだった?」
と思ったら、やっぱりそうだった。ますますおっさん化していた。(ちょっとショック・・・)

そうそう、最晩年、自宅に帰って来たエドガーを玄関で迎えるわんちゃんがとってもめんこいので見てネ☆ (犬バカ)


===
フーバーがドロシー・ラムーアと関係があったと言うシーン。
(エドガーとクライドの関係に新しい展開が生まれるきっかけとなる)
観ながら どっひゃあ~! だった。
ドロシー・ラムーア!?

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ほんとだわ。画像も残っている。女ってほんと権力者が好きなのね。

実在の人物を扱ったストーリーというのは、こういうお楽しみがある。
テンプルちゃんも登場! チロル、大コーフン!
あ、リアル2ショットがあった! テンプルちゃんは天使だ 

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秘められた愛、この時代、いや現代でもなおオープンに出来ない愛はある。
画像を検索していると、二人の2ショット画像がたくさんあった。
ディナーのシーン、ビーチでくつろぐシーン・・・共に白髪の生えるまで。

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晩年の二人のショットを見ていると、アーミー・ハマーの老けメイクがまさにそっくりだったとわかる。
にしても過剰な老けメイクは各方面で不評を買ってますな。
”共白髪” まで描きたかったのはわかるけれど、もう少し見せ方はなかったのか?

”冷徹なリアリスト” = 監督としてのクリント・イーストウッドとチロルの相性の悪さはこういうところにある。
この人のセンスや美意識と相容れない自分がいる。

しかし、ふとした時に見せる二人の間の細やかな情愛は、ダスティン・ランス・ブラックの脚本のおかげだな、と思うのだった。
彼にしか書けない脚本、そんなかんじがした。
もっと別の監督で撮ったらどんな作品になっていたか。

my食わず嫌い王の一人デカプーだがあっぱれな大熱演。
しかし今年のオスカー賞レースにノミネートもされなかった。
なぜか?
それはフーバーが人々から本当に嫌われたヤなヤツだったから、というのがもっぱらの噂。

===
ダスティン・ランス・ブラックの ”LONGTIME BEST FRIEND” Drew Kuhse (グラフィティ・アーチスト。

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となりはママです

LONGTIME "BEST FRIEND" って何? 
”COMPANION” ほど重くないってこと??

Drewは、<ミルク> に、ピザ配達員の役でカメオ出演してたらしい。
なんでもこの役はもともとザック・エフロンがやるはずだったとのこと。


===
[FBI] というと、思い出すのは何といっても、TVシリーズ 「FBIアメリカ連邦警察」。
主役のアースキン捜査官 エフレム・ジンバリストJr.はステキ☆おやじだった。

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Comment

>「クビ!じゃなけりゃ降格!」 とか言ってた。大バカ野郎ですネ

あいつか!!!なぜか鮮烈に覚えてる。

よし、見よう。だってドノバンちゃんも出てるもん。白みるくのタイプでしょ(苦笑)

ところで

>それはフーバーが人々から本当に嫌われたヤなヤツだったから、というのがもっぱらの噂。

スコセッシがなんか文句つけたんだよね。
さっきニュースで犬のアカデミー賞やってたけど
犬ですら悪役はノミネートされなかったらしい。
(今回は悪役犬が入ってる)

別にアンチザックエフロンではないけど、
これは。。。。彼はやらなくて正解でしょ。

む。。。。。り。。。。。。

あんたはハイスクールで踊ってりゃあいいのよ。
なあんてね。
あの手の系統はジャレちんだけでいいの♪

わんこかわいかったよ

観てきました~。
全然期待してなかったからか、結構面白かった。
でかぷも敵ながら?あっぱれな演技でした。

>過剰な老けメイクは各方面で不評を買ってますな。

わかる。特にアーミーのほう。
あんなにシミだらけにしなくったって。。。
宇宙人並の特殊メイク。でも目はカワイイみたいな・・・
彼ってまだ25歳なのね。よくやったわね~。

で、最後のでかぷの白い○体は特殊メイクなしよねw
オフの体でそのままやれてよかったね、でかぷw

■白みるくさん

> よし、見よう。だってドノバンちゃんも出てるもん。白みるくのタイプでしょ(苦笑)
そうだよ~ ドノバンちゃん、白みるくさんのお気にだったよね。
ロバート・ケネディにうまく似せてたよ。

> >それはフーバーが人々から本当に嫌われたヤなヤツだったから、というのがもっぱらの噂。
> スコセッシがなんか文句つけたんだよね。
あ、そうなんだ。それは知らなかった。
そういう嫌われ者を映画にするってとこが、
クリントじい らしいチョイス。

> 別にアンチザックエフロンではないけど、
> これは。。。。彼はやらなくて正解でしょ。
>
> む。。。。。り。。。。。。

って、ピザ配達員のカメオだよ、ザック。

> あの手の系統はジャレちんだけでいいの♪
きらきらおめめが似た系統だね。

■りおこさん

>わんこかわいかったよ
かわいかったでしょ
あんなわんこがお迎えしてくれたら疲れも吹っ飛ぶよ。

> でかぷも敵ながら?あっぱれな演技でした。
まるっと同意。

> 宇宙人並の特殊メイク。
> 彼ってまだ25歳なのね。よくやったわね~。
ぎゃはは! ほんと宇宙人だね。
首ふり演技もあっぱれだった。

> で、最後のでかぷの白い○体は特殊メイクなしよねw
> オフの体でそのままやれてよかったね、でかぷw
ぎゃああ 思い出したくない。やめて~~

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ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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