マリスコス・ビーチ

「マリスコス・ビーチ」
(2005/Crustacés et coquillages)


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コート・ダジュールの別荘を相続したマルク(G・メルキ)は、初めてそこで妻子とともにひと夏を過ごす。

【現代フランス映画の肖像2/ユニフランス寄贈フィルム・コレクションより】 
 その7 @京橋フィルムセンター 



<愉快なフェリクス> (2003年東京国際レズビアン&ゲイ映画祭上映作品) のオリヴィエ・ドゥカステル&ジャック・マルティノー監督作品です。

コート・ダジュールの別荘でバカンスを過ごすマルク一家。
幸せそうな家族。
ほどなく長女はボーイフレンドとポルトガルへバカンスに旅立って行った。
入れ替わりに長男シャーリー(18)の友人マルタンがやって来る。


息子とその友人を見て、母ベアトリクスは叫ぶ。

――わかったわ! シャーリーはホモなのよ!
二人はつき合ってる。
それで合点がいったわ!


お、いきなりチロル好みの展開ではないか!? そう来なくちゃ! ぐへぐへ

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シャーリー&マルタン 

「ママがオランダ人だから、うちはこういうことにオープンだったのよ」

と、寛容な態度を取るベアトリクス。
一方、マルクは複雑な表情・・・。
ま、男親ってそういうものかしらね、と思っていると、それだけでないようで・・・。

単純に見えた話が、ここからややこしくなって行く。

ベアトリクスは、”二人はつき合ってる” と思ったが、ちと違うみたい。
マルタンは家族にもカミングアウト済みのゲイだが、シャーリーは違う(と本人は言う)。
マルタンはどうやらシャーリーに気があるようで悶々とする。
で、自分をもてあまし、夜中に海辺のハッテン場に出かける。
それを追いかけたシャーリーは、そこでセクシー&ホットなオヤジ ディディエにお持ち帰りされてしまう。
その後シャーリーを家まで送ったディディエは、シャーリーの父マルクの名に驚く。
二人は旧知の仲のよう・・・何かワケあり風・・・。

実はベアトリクスは不倫中。
その浮気相手マチューがバカンス先にやって来て、二人は密会を重ねる。
とにかくこの二人の大胆さ加減に呆れるやら驚くやら、笑っちゃう。
ベアトリクスには不倫の罪悪感など皆無で、アバンチュールをスポーツのように楽しんでいる。
マチューが年相応のハゲおやじでリアリティいっぱい。(フランスの温水?)
やっぱりこういうところにはこういうキャスティングだよね。
間違ってもイケメン風はいかん!
さすがオリヴィエ&ジャック、センスよし。

一方、寝取られ男マルクには、過去に秘密があった・・・。



いやいやいや サイコーに楽しかった!
さすがオリヴィエ&ジャック! 期待を裏切らない。

ところで観ている間何かデジャヴ感が・・・。
ラストシーンで確信に至った。

2008年東京国際レズビアン&ゲイ映画祭上映作品 <ヒストリー・オブ・ゲイシネマ> に二人のフランス人監督が出て来た。
二人は実生活でもパートナーで、自分たちの ”哲学” を持っていた。

<ブロークバック・マウンテン> についての彼らのコメント

―― <ブロークバック・マウンテン> についてはがっかりした。
ゲイの最期は 「死」 という古い概念が又も繰り返されたから。


二人の ”哲学”

――私がなぜ映画を作るのか?
それは、私の映画を観たゲイの人たちが、ゲイであることに誇りを持って欲しいから。


そして二人の監督作品の一部分が紹介された。それがこの作品だった。
当時はオリヴィエ&ジャックのことは知らなかった。
その時すでに <愉快なフェリクス> は観ていたけれど、その監督ということに結び付かなかった。

その ”哲学” 通りのハッピーな作品だった。

彼らの作品はもう一本、1998年フランス映画祭で上映されている。
<ジャンヌと素敵な男の子> (’97)


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===
ベアトリクス役 ヴァレリア・ブリューニ・テデスキは、短編 <何も知らずに> で母を亡くした娘を演じたが、ここではすっかりマダムの貫禄。

マルタン役 Edouard Collin はサル顔でゲイ受けしそうなタイプに見えた。


セクシー&ホットなディディエ: ジャン・マルク・バール
なんて ゴージャス&グラマラスなの!?
ディディエったらゲイ以外には見えなくてよ。

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1995年 [Empire magazine] the 100 Sexiest Stars の一人に選ばれた.

cc01.jpg これは若い時だよね





マリリン 7日間の恋PageTop自由の女神

Comment

チロさん

たのしい映画だったよね!!

>ディディエったらゲイ以外には見えなくてよ。
まさにそのとーり!!

TBお願いします!!

■アンソニーちゃん

> たのしい映画だったよね!!
うん、楽しかった!!
このふたりの監督作品、もっといろいろみたいよね。
またやるかも。
「第三回」も要チェックだね。

> >ディディエったらゲイ以外には見えなくてよ。
> まさにそのとーり!!
こういう俳優、オヤジでマッチョでセクシー☆って
やっぱり海外には豊富な在庫があるな。
うらやまだよ。

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ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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