ドライヴ

「ドライヴ」
(2011/USA/DRIVE)


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スタントマンと逃がし屋の二つの顔を持つドライバーの姿をクールに描き、欧米の評論家の称賛を浴びたクライム・サスペンス。昼と夜では別の世界に生きる孤独な男が、ある女性への愛のために危険な抗争へと突き進んでいく。


ライアン・ゴズリングとキャリー・マリガンが出るのね、
くらいの予備知識で観た。

理屈はいらない。おもしろかった。

試写@明治安田生命ホール

舞台はLA、昼はハリウッドのスタントマン、夜は強盗の逃がし屋: ”ドライバー”
家族も友人もなく孤独に生きる男は、同じアパートに暮らす子連れの女性アイリーンと出会い魅かれ合う。
しかし彼女の夫が服役を終え出所してから事態は一変する。
やがて親子は犯罪に巻き込まれる。
愛する人を守る為、ドライバーは組織と対決する。


オープニングの逃走劇からぐいぐいと引き込まれる。
高度なドライヴィングテクニック、そして命知らずのカースタント。
「カーチェイスアクション」なのかな?? と思っていると違うんだよね。
「クライム・サスペンス」 か。
いや、でも 「ラブストーリー」 でもあるのだ。

とにかく、”ドライバー” というキャラがめちゃくちゃ立ってる。
見ていてシビれちゃう。
前半の、親子=アイリーンと一人息子ベニシオ(このコがめんこい☆) に向けられる静かで優しいまなざしにシビれる・・・。
と思っていると、後半は ”必殺仕事人” ぶりにまたシビれる・・・。
また、彼に潜む狂気ともいうべき暴力性がバクハツ! ア然・・・。

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この ”ドライバー” というヒーロー像、どこかで見たようなキャラクターでもあり、親子との関係も小林旭の「渡り鳥シリーズ」を想起させるような・・・と目新しいものではない。
しかしそんなこたあどうでもいい。いい! のだ。

”ドライバー” を演じるライアン・ゴズリングがこれまためちゃくちゃいいんだよお~~
この人って可もなし不可もなし、みたいなパンチのないヤツなんだよな。
それがかえって凄味を出してるの。
寡黙なドライバーのしゃべりの ”間” とか、無表情の下の狂気とか、すごくうまいのよおおおおお。

その他の共演陣もいい。
キャリー・マリガン、今回は子持ち!! だけどなんてキュート?!
お久しぶり、アルバート・ブルックスの悪役っぷりもみごとだ。
ロン・パールマンの ”小悪党” もいい。

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ドライバーが車を走らせるシーンがいい。
見ていて ”グルーヴ感” を感じる。
そして、その名の通り、、全体を通してこの作品はみょーな ”ドライヴ感” がある。
それは使われている音楽だとか、カメラワークのせいもある。
キャスト陣も含めて、全てが心地よいアンサンブルになっている。
R-15指定になっている暴力&残虐シーンさえも必須アイテムに思える。

ドライバーはどこから来てどこに行くのか。
その先は天国なのか地獄なのか。

今年の my BEST に、はやランクイン決定!!

監督ニコラス・ウインディング・レフンは、デンマーク出身。
この作品で第64回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した。

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===
ライアン・ゴズリングって、見る前完全に侮っていた。
思えば <ラースとその彼女> でも同じことをしていた。
<ラース~> を観終わった時、侮っていた自分を後悔したのに、学習効果のないヤツ!
そうだよ、<ラース~> のライアンもすっごくよかったんだよおおおお~!
そう考えると役どころのパターンが似通っているかしらね。

と、Imdbの彼のページを見たら、
トレードマーク : 寡黙で感情を表に出さない役をしばしば演じる

それだ! なるほど~、それが彼の持ち味なのか!?

ということで今度は学習して、続けてライアン主演作 <スーパーチューズデイ> も観に行っちゃうぞ~!

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===
昨年末に、『PEOPLE』 誌 の 「最もセクシーな男性(Sexiest Man Alive)」 で1位になったのはブラッドリ・クーパー。
しかし、本当はライアン・ゴズリングこそ1位にふさわしい!! と 『PEOPLE』 誌のビル前にデモが出たそうな。
この作品を見る前は、なにそれ?? とスルーしたところだが、今となってはデモに参加したいチロルなのであった。

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愛する者よ、列車に乗れPageTop赤ちゃんに乾杯!―18年後/父―息子

Comment

ごすりん★

>グルーブ感
>ドライブ感
>暴力&残虐シーンさえも必須アイテムに思える。

その通り!!!

あんなに血を浴びてるはずなのに
いつまでも白い皮ジャンが妙だったけど
これまた似合うのよね~~~~♪



■白みるくさん

ごすがごいす!
↑ 意味もなく使ってミタ

> >グルーブ感
> >ドライブ感
> >暴力&残虐シーンさえも必須アイテムに思える。
> その通り!!!

おお、ありがとうございます。

---
前半の親子と交流を深めるところがいいんだなあ。
この人って孤独だから、こども込みで尚よし!みたいなとこがあるよね。
疑似家族を持つことへの願望?

ごす、最新作のコメディ映画 <Crazy Stupid Love> では、
ナイッスバデイも見せてるらしい。
ごすのコメデイ演技つうの、見てみたいもんだ。日本公開希望!

今、ごすはエヴァ・メンデスとつき合ってるんだって。
女の好みはヨクナイネ!

エレベーターのシーンが好き

私は公開初日に観てきました。
冒頭のカーチェイスのシーンカッコいいっす。
そして、そこはかとなく香る80年代臭。
たぶん使われている音楽との関係もあるんだろうけども、
映像もそんな感じなのですね。
でも不思議と古くささは感じない。そこが凄いところだと思う。

これは原作を先に読んでいたんだけど、
キャリー・マリガンが演じたアイリーンと、
ブライアン・クランストンが演じたシャノンは、
かなり肉付けされている感じ。
アイリーンの夫、スタンダードの不思議な立ち位置は変わらず。

私のTL(映画クラスタ)では大評判な作品。

私も久しぶりにすっごい好きなシーンに巡り会えた。
エレベーターのシーンなんだけどね。
あの後の衝撃のシーンとの落差も含めてとても好み。
あのシーンは観終わった後も何度も反芻したわ、脳内でw

ところで「Crazy Stupid Love」は既に昨年日本で公開済です。
「ラブ・アゲイン」なんつう、どうしょうもないタイトルなので、
気がつかなかったかもしれませんが、これは最高に面白いです!
昨年の私のベスト2ですよん。
たぶんもうレンタル開始されているんじゃないかしら?
これのゴズリングは、嫌みのないイケメンっぷりで、とても良い役。
私もコレで今までなんとも思ってなかったのに、
一気に気になる俳優にw

■たみきさん

> 冒頭のカーチェイスのシーンカッコいいっす。
かっちょよかったよねえ~
そしてドジャーススタジアムに紛れ込むなんて・・・。手練れ。

> そして、そこはかとなく香る80年代臭。
> でも不思議と古くささは感じない。そこが凄いところだと思う。
時代設定が限定されていないかんじがいいッス。

> これは原作を先に読んでいたんだけど、
ほえ~

> あのシーンは観終わった後も何度も反芻したわ、脳内でw
ええええっ!! 反芻??
なんにしてもインパクトあるシーンだったよ。
びっくりな展開についていけず、おたおたしちったよ~

> 「ラブ・アゲイン」
> たぶんもうレンタル開始されているんじゃないかしら?
たみきさん、ありがとう!!
昨日からレンタル開始でした。
ああ、あれだったのか・・・。
ジュリアン・ムーアがmyダメツボなのでスルーしたんだわ。
この時はまだ ”ごすがごいす” の存在、すっかり侮っていたのでスルーだったし。
作品としてもおもしろいのね!? 絶対見なくちゃ。多謝。

ごすがごいす多用多謝

今マイブームのふたり、
ごす&みしぇるまりりんの
ブルーバレンタインをもう一度見直そうと思ってます雨の土曜日。

なんだろね、役者ってさ、ほんと一作で観方が変わる。
特にそんなに好きでも嫌いでもない、でも
からだはチャーミングつう中途半端な野郎に
一気にもっていかれちゃうわけだ(苦笑)

ブルーなんかまったくスルーでしたよ。

そうそう、あんまりみなさんお好きじゃないだろうけど
ラブアゲインは私もダメツボなジュリアンをおいといてオフィス男スティーブカレル目的で見たんだが、そん時もスルーです。

ほんと、スルーを方向転換させるごすはやっぱり
すごいすアホ

■ばるこ白みるくさん

> ブルーバレンタインをもう一度見直そうと思ってます雨の土曜日。
どうだった?

> なんだろね、役者ってさ、ほんと一作で観方が変わる。
> ブルーなんかまったくスルーでしたよ。

あるね、あるある。
あれ、どうしたんだろう、チロル、先輩のこと今まで
なんとも思わなかったのに・・・。
チロル、先輩に恋しちゃったみたい・・・

みたいな。


> ラブアゲイン
オフィス男スティーブカレル目的で見たんだが、そん時もスルーです。

あら、そうなの? こりゃ観るのが楽しみだ。
スティーブ・カレルはチロルもすきよ。
ってことは、ごすに関しては、「ドライブ」が AC/DCってわけね。
で、もどって、ブルーを見直すとどういうかんじになるのか楽しみだ。
おせーてね。

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ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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