ブルーノのしあわせガイド (シャッラ/いいから!)

「ブルーノのしあわせガイド (シャッラ/いいから!)」
(2011/ITALY/SCIALLA!)



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かつては教師だったがやる気をなくした中年のブルーノは、著名人の自伝のゴーストライターや家庭教師の仕事で、適当に暮らしていた。ある日、教え子のルカの母親が急に現れ、ルカは彼の息子だという驚愕の事実を明かし、その上しばらく預かってくれと言うのだった。11年ヴェネチア国際映画祭コントロカンポ・イタリアーノ部門の受賞作。

【2012年 イタリア映画祭 上映作品】


ゴールデンウイーク恒例のイタリア映画祭に今年も行ってキタ!
震災後の開催となった昨年は、ゲストが一人も来日せず寂しい思いをしたが、今年は再びゲストが来てくれました。良かったわ☆
フランチェスコ・ブルーニ監督が上映後のQ&Aにこたえた。

===
イタリア映画祭でのタイトルは、「シャッラ/いいから!」
後にロードショウ公開された時、「ブルーノのしあわせガイド」という邦題になりました。
世を拗ねて投げやりに生きていたブルーノ、教え子のルカにもテキトーに接していたけれど、ルカが自分の息子と知ってから変わって行く・・・。

知らないところで実は自分にこどもがいた・・・
というのは映画にはさほど珍しくないパターンよ。
だけど何度見てもおもしろい展開になるのよね。

ルカは根はいい子なんだけど、若さゆえ世の中をなめてるの。
先輩のヤバい仕事をなんとなく手伝っている内、ヤバいことになっていく。

マジコワかったわ~~
えええーーっ!!! マジっすか!? な展開だったけど、あと味さわやかないい作品でした。
ルカ役のコがかわいかった。→ Filippo Scicchitano

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さて上映後のQ&A :
おもしろいやりとりがあった。

(以下ネタバレあり)


映画の中にこんなくだりがある。

ブルーノはポルノ女優の ”自伝” のゴーストライターをしていて、取材を重ねる内女優に誘われる。
が、ブルーノはその誘いをはねつける。
終盤、女優がブルーノのアパートを訪ねて来る。
彼は先日の ”非礼” をわび、「俺は朝まで一緒にいてくれるだけでいいんだ」と言う。
翌朝ルカが一人で朝食をとっていると、ブルーノの部屋から女優が出て来てぶったまげる――

フランチェスコ・ブルーニ監督は客席にこうたずねた。

――ブルーノと女優は実際のところどうしたと思いますか?
本当に朝まで一緒に眠っただけ?
それとも・・・やっちゃった?


客席の反応は断然前者の方が多かった。
その結果を見てブルーニ監督が言うには、イタリア国内の学校でこの作品の上映会をしている。
上映後同じ質問をすると、彼らは圧倒的に後者に手を挙げる(笑)
(イタリア映画祭の観客の年齢層はかなり高いからな)

しかし監督の意図としては実は前者ということ。
えええーーーーっ!!? そうだったとですか?
チロルはもちろん後の方に手を挙げたわよ。
イタリア男がいて何もないわけないと思ったとですよ。

いつもこの映画祭のQ&Aセッションは、”フシギな”質問が出るけれど、この回は楽しくてなごやかで有意義な時間でした。

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右:ブルーニ監督 中:ボルノ女優役バルバラ・ボブロヴァ

あ、この女優さんって、<モニカ・ベルッチの恋愛マニュアル> に出て来たこどもが欲しい夫婦の奥さんだった人か!?


ベネチアのプレミアショットにやたらと映ってるこの人、だれ??
と思ったら主役のおやじだった!?
映画の中ではむさくるしいおっさんだったのに、別人!! さすが、役者やのぉ。

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ファブリッツイオ・ベンティヴォリオ

錆びPageTopスキャンダルの時代

Comment

ローマ弁バンバンの映画

イタリアから帰国しましたー!
この映画、今もう一度観たらまた違う感覚になるのかなあ。
ローマ舞台でローマ弁がばんばん出て来るそうです。
ローマ弁、迎えに来てくれた友だち(日本人)と
タクシーの運ちゃんの会話が、全くわからなかったw
聞き取れないというか、私の知っているイタリア語と音が違うw

友だち曰く、かなり省略するそうですw
例えば、「Va Bene」が「Vabbe」になったりするのですね。
友だちなんて、名前を「タ」しか言ってくれないんだとか。
その後にあと二文字あるんですけどねえ。

ルカ役の子可愛かったですねえー。
ああいう状況の物語で、あんなにいい子は初めてでしたね。
それから、ファブリッツィオは、若い時はイケメンw
あのむさ苦しさは演技なんですねえ。

監督のQ&A、私は前者に手を挙げました。(笑)
まあ、確かにそんなワケないとも思うけどw

それから、この作品でブルーニ監督は、
ダヴィッド・デ・ドナテッロの新人監督賞を受賞してましたね。
日本で公開すればいいのになあ。

■たみきさん

帰国早々のコメント、グラッチェでごんす。

> 聞き取れないというか、私の知っているイタリア語と音が違うw
そうか、なるほどね。
後日の「何もかも音楽のせい」を見た後、
チロル以外の二人が、これはすごく聞き取りやすかった。北だから?
みたいなこと言ってたのは、このローマ弁を見たせいかも。

> ルカ役の子可愛かったですねえー。
> ああいう状況の物語で、あんなにいい子は初めてでしたね。
あんなコだったら、ママもパパもかわいくてしょうがないね。

> それから、ファブリッツィオは、若い時はイケメンw
> あのむさ苦しさは演技なんですねえ。
うーーむ、想像つかない・・・と思うほど、
むさ苦しさだけでなくかなり老けてるかんじしたよ。

> 監督のQ&A、私は前者に手を挙げました。(笑)
お、大人だねえ(笑)

> 日本で公開すればいいのになあ。
日本でも受けそうだよね。

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ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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