Short Lah! ロイストン・タン短編集

[Short Lah! ロイストン・タン短編集]


シンガポールでもっとも人気のある映画監督ロイストン・タン。

その特集が今年の映画祭の目玉。
その中から短編集を見た。

【2012年 シンガポール映画祭 上映作品】


① 15  : 2002年/25分
② Careless Whisperer : 2005年/12分
③ SONS : 2000年/10分
④ CUT  : 2004年/13分
⑤ モンキーラブ/Monky Love : 2005年/9分
   (2007年クレルモンフェラン国際短編映画祭LAB部門グランプリ
⑥ マイサーズラバー/My sars lover : 2008年/9分30秒
⑦ リトルノート/Little Note : 2009年/15分
⑧ HOCH HIAP LEONG/福協隆 : 2001年/7分



コミカルなもの、POPなもの、情緒溢れるもの、挑発的なもの、バリエーション豊かな作品群。

チロル的に興味深かったのは、④ <CUT>。
これは、シンガポール政府の検閲を皮肉った内容。
シンガポールには、政治批判、民族(及び方言)、性描写まで検閲の対象に。
そんなことがあるなんて・・・今回初めて知った。

国内作品はもちろん、ハリウッド映画も同様、何ヶ所かカットされて上映された名作もある。
日本だけではなかったのね、しかもシンガポールが・・・。
進歩的な国だと思っていたわよ。
多民族を統制して行くって、こういう形になっちゃうのかしら。
映画を通してその国が見える。

好きなのは、⑧、閉店してしまう街の古いコーヒーショップを舞台にした。
蔡明亮ばりのミュージックシーンが挿入され、POPで楽しい☆


上映終了後、ロイストン・タンが登場!
小柄な人かと思っていたら、ガタイよくかっちょいい!

Q&Aでもやはり検閲についての質問が出て、ロイストン・タンが答えた。
他の作品 ⑦ <LITTLE NOTE> を例に挙げ、
「クレームが付いたシーンがどこだかわかりますか?」
と観客に問いかけた。
答えを聞いてア然・・・。

そんなシーンが検閲カットの対象になるなんてどっかおかしいとしか思えない個所だった。
戦時下の話かよ!?
検閲と闘いながら映画を作るシンガポールの監督さんの苦悩がしのばれる・・・(涙)
ちなみにロイストン・タンの出自は中国・福建で、シンガポールでは福建語というのが規制の対象になっている、ってのもオドロキ!
映画作品の中の言語に○○%以上福建語が入っているとダメ! なんだって。


昨年のアジアンクイア映画祭、<短篇集B ~僕の想いは・・・> の「アニバーサリー」 がロイストン・タン作品。
HIV+のゲイの青年を描いた。

シンガポールの検閲の実情を知った今となっては、この作品を描くのは容易なことじゃなかったわね。
同じ作品も違った感慨がある。

royston01_20120605223512.jpg


愛と誠PageTopアーミー・デイズ

Comment

Commentの投稿

 管理人だけに表示する

プロフィール

ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
過去記事へのコメントも歓迎です。
尚、宣伝目的や記事に関連のないリンク・コメント・トラックバックなどはこちらで削除させて頂きますので、ご了承下さい。

追記・その他

  (2015/8/24) 「怒り」に追記あり。

リンク
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ(タブ)

最近のトラックバック
カテゴリ
カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

ブログ内検索

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
QRコード

QRコード

RSSフィード