錆び

「錆 び」
(2011/ITALY/RUGGINE)


ruggine01.jpg


北イタリアの郊外で、凶悪な事件が連続して発生する。
心に傷を負う三人のこどもと、30年後の彼らの姿を並行して映すサスペンス。


【2012年 イタリア映画祭 上映作品】

<シャッラ/いいから!> のコメデイテイストから一転、シリアスで重い作品。
イタリア映画には必ずこういうカテゴリーの作品があるな。

いつもイタリア映画祭に行くと、ポスターがステキ☆ と思う。
TOP画像、今年はポスター特集で行ってみっか。



こどもたちが遊んでいる。
野原の廃屋が彼らのアジト。
ワルガキとちょっとかわいい男のコと女のコ。

こどもたちの街に一人の小児科医がやって来る。
それからおぞましい連続殺人事件が起きる。

カメラは現在に飛び、定職もない飲んだくれの男、翻訳の仕事をしているパパ、美術教師の女性を映す。


過去と現在が交錯して描かれる。
やがて、三人の大人たちはこどもたちの成長した姿であることがわかる。

前半はただこどもたちが遊びまくっているだけなんだけど、このまま終わるはずがない、何かが起きるはず・・・という予感はあるのよね。だから見ていても落ち着かないの。

新任の医者が見るからにアヤしさ全開でコワかったとです。
フィリポ・ティーミが演じた。
サド公爵の血を引く某政治家・田中サンをちょっと思い出した。


過去のトラウマに苦しむ三人を描く。
ヴァレリア・マスタンドレア <考えてもムダさ> <はじめての大切なもの>
→ 映画祭常連なり。毎年彼を見ている気がするよ

ruggine02.jpg

ステファノ・アッコルシ <対角に土星>
ヴァレリア・ソラリーノ

ヘビーな作品なんだけど見応えがあった。


上映後、ダニエーレ・カッリャノーネ監督がQ&Aに答えた。
今回も活発に質問が出て (中には、えっ!? と思うものがないではないが・・・)、作品への理解がいっそう深まりました。

監督によると、このストーリーには原作があり、原作者は監督の友人でもある。
原作にはヴァレリア・マスタンドレアが演じた役はなく、映画脚本で生まれたキャラ。
原作者はそのアイデアはおもしろいと言ってくれたそうな。

この作品、エンドクレジットの後にワンシーンがある。
その件で出た質問がおもしろかった。

――イタリアでは映画が終わるとエンドクレジットの途中で帰ってしまう人が多いけれど、その後にシーンを入れたのはなぜですか?

へぇ~へぇ~ イタリアの観客ってそうなんだあ、とみょーなところに感心してしまった。

監督、「たしかにせっかくのシーンを見ないで帰る人もいるかもしれない。賭けでした(笑)」
と軽く笑いを取った。
(その後にちゃんとシーンの意図を説明してくれました!)


フィリポ・ティーミ
映画では終始不気味な空気だったけど、ほんとはかっちょいい!

ruggine03.jpg


バッグにはクリプトナイトPageTopブルーノのしあわせガイド (シャッラ/いいから!)

Comment

途中で地震もあったし・・・

これ、フィリッポがだんだん変になる辺りで、地震があって
一時中断しましたよね。怖かったなあ。
監督は、1970年代にもイタリアであった大きな地震に遭遇しているそうで。なんか変な縁を感じる。

これは、北イタリアのトリノ郊外が舞台なのですね。
今回トリノの郊外にあるホテルに泊まったんだけど、
郊外は今もあんな感じでしたね。
そして、ラストの地下鉄。あれも乗りました。
真ん中に手すりがあるのよね。

ヴァレリオは本当に常連ですな。
子供達が可愛かった〜。
そして、ステファノ・アッコルシも何かやりそうで怖かった。
彼の少年時代の子が美しかったですね。

今回のイタリア映画祭、Q&Aが結構レベル高くて良かったんだけど、
この作品の時だけ、いつもの常連の人が変な質問というか感想というか、文句を言ってて結構驚きました。

■たみきさん

> これ、フィリッポがだんだん変になる辺りで、地震があって
> 一時中断しましたよね。怖かったなあ。
あの地震は久しぶりに恐かったよね。
映画の内容と相まって不安感をかきたてられたよ。
主催者の対応が適切で良かった。

> 監督は、1970年代にもイタリアであった大きな地震に遭遇しているそうで。なんか変な縁を感じる。
しゃれにならない事態にならないで良かった!

> そして、ラストの地下鉄。あれも乗りました。
> 真ん中に手すりがあるのよね。
へぇ~、ステキ!!

> そして、ステファノ・アッコルシも何かやりそうで怖かった。
> 彼の少年時代の子が美しかったですね。
そうそう、こどもと二人っていうシチュエーションも落ち着かなかった。
少年時代の子美少年だった。
アッコルシのこども、ほんとに楽しそうに”パパ”と遊んでたね。

> 今回のイタリア映画祭、Q&Aが結構レベル高くて良かったんだけど、
> この作品の時だけ、いつもの常連の人が変な質問というか感想というか、文句を言ってて結構驚きました。
今回のQ&Aは、今までで一番インパクトのある質問が出た。
通訳さんも監督さんもちょっと困ってた。
今年から登場した通訳さん、分かりやすくて感じが良くてとっても良かった。
また来年も来て欲しいな。
でも、ヘンな質問って意外に監督さんの違った答えが導きだされて、
それはそれでうまくまとまってなかったっすか(笑)
誰も考えつかない質問だからさ。

Commentの投稿

 管理人だけに表示する

プロフィール

ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
過去記事へのコメントも歓迎です。
尚、宣伝目的や記事に関連のないリンク・コメント・トラックバックなどはこちらで削除させて頂きますので、ご了承下さい。

追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

リンク
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ(タブ)

最近のトラックバック
カテゴリ
カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

ブログ内検索

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
QRコード

QRコード

RSSフィード