「アーミー・デイズ」
(1996/シンガポール/ARMY DAZE)シングリッシュとスラング満載!
シンガポール男子に共通の試練、兵役を題材に幅広い層から大きな共感を得た大ヒットコメデイ。
【2012年 シンガポール映画祭 上映作品】
シンガポールの内情がよく分かる一作。
コメディです。
シンガポールには兵役があり、18歳になるとみな徴兵される。
期間は2年半で、最初の3ヶ月は基礎訓練機関。その3ヶ月の物語。
マレー系、中国系、インド系・・・生まれも育った環境も違う人々が集まる。
ふつーの若者がいきなりキャンプに放り込まれどうなるのか?
戸惑う若者たちを興味深くみつめた。
最初に支給されるユニフォーム、靴はニューバランスの新品!?
軍隊の靴もブランド物なのね。
ニューバランスにとってはビッグなお得意様だわね。と、みょーなところに感心。
つらい訓練かとおもいきや、なんだかみんな楽しそう。
シンガポール映画はクイアなモチーフが多い。
仲間の一人におネエが!?
細くてきゃしゃでとってもカワイイ☆
おネエがキャンプでやっていけるのか!?
→ 意外に成績優秀なのだ
上映前に、「後でサプライズゲストがあります」とのアナウンス。
上映終了後、レズビアン&ゲイ映画祭でもおなじみ、通訳&進行の松下由美さんに招かれ登場したのは、キャストの一人。
え、こんな人出ていた?? と思ったら、おネエ役のケビン。
まあ、かなり増量・・・。全く面影が・・・(シツレイ)この作品、実は1996年、16年前の製作。16年の月日よ・・・。
このケビンさん、この映画の後カタギの仕事に就こうと、なんと、LVMH(ルイヴィトン・モエ・ヘネシー)、クリスチャン・ディオールなどを経て、今、シュウ・ウエムラ!! で、現在日本に駐在中。それで来てくれたんですね。
華麗な転身とキャリアにぶったまげたのだった。
Q&Aセッションでは、シンガポールの兵役について多く語られた。
ケビンさん曰く、シンガポールの兵役は、韓国や台湾と比べずいぶんゆるいと(笑)
とはいえシンガポール人にとっては最大の関心事であり、今回の映画祭でもこの他にも兵役をモチーフにした作品がいくつかある。
そういえば、
<愛を探すこどもたち> も主役の一人が軍人だったっけ。
↓ ピンボケでごめんちゃ! ケビンさんと松下さん。