愛と誠

「愛と誠」
(2012/角川=東映)


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梶原一騎が原作を、ながやす巧が作画を手掛けた1970年代の漫画「愛と誠」を、三池崇史が映画化した純愛物語。

なぜ今さら 『愛と誠』 なのか??
なぜ30歳のブッキーに高校生役を!?

この作品を取り巻く数々の疑問、本編を見るとなんだか納得しました。

@角川シネマ有楽町



1972年、新宿。
ケンカシーンからいきなりの

♪やめろっと言われても~

西城秀樹 『激しい恋』 を歌うブッキー
チンピラ達をバックダンサーにしてのダンス、ミュージカルシーンが展開!

ア然・・・そして爆笑!!


「不良」 の太賀誠、「ブルジョアの令嬢」 早乙女愛、コテコテの'70年代ワールドを三池がアナーキーに描く。
こんな 『愛と誠』 は、今の時代でないと描けなかった。

「清純」(死語!) 早乙女愛さえも三池はパロディ化してしまう。
早乙女愛の誠への献身的愛も笑いに変える。

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セリフから突然始まるミュージカルシーン、
「君のためなら死ねる」 岩清水弘=斎藤工くんの 『空に太陽がある限り』
早乙女愛が太賀誠に捧げる 『あの素晴らしい愛をもう一度』
などなど昭和の名曲にシビれながら、とにかく笑えるのだ。
今年一番笑った映画かも。

しかし、前半のハイテンションが後半はちとだれる。
この作品の問題点は尺が長いこと。134分は長い。
こういう内容なら90分ぐらいにして欲しかったな。
楽曲もフルコーラスでなく2番くらいでいいんじゃないの。

キャスティング:
武井咲の早乙女愛ははまってた。
あのあんみつ姫のような姫カットもよく似合う (ウイッグも自然)。

「君のためなら死ねる」 岩清水弘の工くん、キモい!
あの工くんがここまでキモくなるか!? すばらしい!!
岩清水弘のくっさいセリフも、たくみくんの低音の美声で繰り出されるとしっくりはまってよし。
たくみくんは最近三池に気に入られてるネ!

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「影バン」 高原由紀役大野いとが魅力的 → 『夢は夜ひらく』
手垢が付いていないキャスティングが新鮮でよかった。
過去の映画化でこの役は多岐川裕美がやってたのね。なるほど~

「スケバン」(死語!) ガムコ 安藤サクラ キャラ立ち! → 『また逢う日まで』

太賀誠のこども時代を加藤清史郎くんが演じる。
まあ、大河ドラマ(「天地人」)に続いての、ブッキーのこども時代じゃないのおぉ。よろく
清史郎くんはこういう出演の仕方いいですね。子役は仕事を選びましょう。

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三池とは、<忍たま乱太郎> つながり

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そして余貴美子は、<悪人> に続いてのブッキーの母親役。役のキャラも似ている。
愛の両親に、市村正親と一青窈。
さすがメジャー作品だとキャストも豪華~~

エッジイでアナーキーな三池が最近はすっかりメジャーな大家に。
最近の作品は見てないんだけど。
今作はかつての三池っぽいと思って見てた。

かつての三池作品には、三池ホ○○モワールド=かぐわしいかほり があったけど、さすがにこれには感じられなかったな。
強いて言えば、走って行くまえけん(前田健) がちょっとおネエ走りだった(?)

冒頭、こども時代の誠と愛の出会いのシーンがアニメーションで描かれる。
これ、ナイッスアイデア! 実写でやらなかったのは グ~!
そして繰り返されるエンディングのアニメ・・・不覚にも涙してしまった・・・。


名門、青葉台学園のシーンは、目黒の庭園美術館、誠と由紀がうろつく横丁は新宿ゴールデン街と、東京のロケーションも楽しい。

===
『愛と誠』 は、1973~76年 「週刊少年マガジン」 に連載された。
読んでたよ、この時マガジン。
ながやす巧先生の画が好きだった。
太賀誠、早乙女愛、岩清水弘、高原由紀、座王権太・・・
今あらためて見ると、梶原一騎先生のネーミングセンスは秀逸。

ながやす巧先生はずっとご活躍されているんですね。
2010年には、『壬生義士伝』で第39回日本漫画家協会賞・優秀賞を受賞。
先生、すばらしいです。 

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11・25自決の日 三島由紀夫と若者たちPageTopShort Lah! ロイストン・タン短編集

Comment

ガム子が最高でした

私も日曜に観てきました。
妻夫木の高校生役?って思ったけど、
「悪人」よりもこっちの方が好きですね。
彼はもっとこういうワルをやって欲しい。
冒頭の歌のとこで(予告にもあるけど)
「んあっ」っていうのがツボw

斎藤工くんも良かったですねー。
確かに、三池監督に気に入られているなあ。

しかし、ガム子ですよw
最初安藤サクラだってわからなかったw
「だれこのひらめがお」って思ったし(笑)
ものすごいポテンシャルを感じました。
それにしても、あの逆さ吊りは恥ずかしいだろw

確かに2コーラス目はいらないかもw

■たみきさん


> 「悪人」よりもこっちの方が好きですね。
> 彼はもっとこういうワルをやって欲しい。
うん、こういうオフビートな役も出来る俳優だよね。

> 斎藤工くんも良かったですねー。
> 確かに、三池監督に気に入られているなあ。
たくみくんも30だし、伊原たけしにしたら、一体
何年留年してんのよ、って話だよね。
たくみくんはこの撮影がとっても楽しかったと言ってた。
たしかに楽しんでた感じが伝わって来る。

> しかし、ガム子ですよw
> それにしても、あの逆さ吊りは恥ずかしいだろw
マジ恥ずかしいよね!(笑)
ひらめ顔、安藤和津に似てるよね。

> 確かに2コーラス目はいらないかもw
『狼少年ケン』も楽しかった。
楽曲のアレンジも良かったです。
♪あの、すばらしい あい~~ ってとことか。

『愛と誠』

 こんにちは『愛と誠』関係のブログをネットサーフィンしている者です。
 今回の映画化は原作好きの者にとっては喜ばしいかぎりです。
 もしよろしければこちらのサイトにも一度遊びに来てください。『愛と誠』関係に関する出演者ブログやニュース、他の方の感想ブログのリンク一覧にまとめており、また『愛と誠』に関する書き込みならなんでも書き込んでください。
・ 映画『愛と誠』ネタバレ掲示板 http://aimako.bbs.fc2.com/
他にも
・ 『愛と誠』覚え書き      http://www.myagent.ne.jp/~bonkura/201X.html
・ 梶原一騎ファンサイト『一騎に読め!』 http://www.myagent.ne.jp/~bonkura/

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Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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