主に泣いてます

「主に泣いてます」 東村アキコ


主に泣いてます(1) (モーニングKC)主に泣いてます(1) (モーニングKC)
(2010/08/23)
東村 アキコ

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あまりの美貌がゆえに薄幸人生を生きる美人美術モデル・紺野泉。彼女の望みは「ただ好きな人のそばにいること」。不幸を約束された絶世美女が、幸せ求めて非モテ道を突き進む。


フジテレビ土曜深夜枠ドラマの同名原作コミック。
今シーズンのドラマの中で、チロル的にイチ押し!!
読んでみた。

――生まれ変わったら ブスになりたい
明るくて 面白くて
誰からも愛される素敵なブスに


有り余る美貌がゆえ、絶対的不幸に苛まれる美人絵画モデル(でも無収入)紺野泉の物語。

――美人すぎて働く場所がないのさ
どこで働いても男に惚れられ、女にゃハブられ、
いつも1ヶ月もたず辞めるハメになっちまう


美大教授・青山仁の愛人である泉だが、仁先生の財布は鬼ヨメに管理されているでお手当はなし。貧乏愛人。
泉の生活は、向島一の料亭の一人娘つね(スーパー中学生)によって支えられている。

というのがざっとしたあらまし。

舞台は向島、フィレンツエに旅立った仁先生の留守中、絵画教室の臨時講師を頼まれた教え子赤松がやって来るところから始まる。
赤松が惚れないように、絶世の美女泉が扮装するコスプレが爆笑もの!!

子なきじじい (TOP画像 1巻表紙ご参照)、水木しげる先生の兵隊キャラ、ねずみ男、さらしモヒカン(?)、巨人の守護神クルーン、武藤敬司・・・。

小ネタも設定が細かく作り込んでいて爆笑!
東村アキコらしいギャグセンスが生きて、久しぶりに涙を流しながら読んだ。
作者の水木しげる先生への偏愛ぶりも好ましい。

泉の周りには常に彼女をめぐる流血事件が絶えない。
その数々の血なまぐさい事件:「向島血の三日間」 「赤いウエディングドレス事件」等はおいおい明らかになる。
(なので、つねの指示の下、外をを歩くときは変装が義務付けられている泉なのであった)

仁先生の単位をもらいたいがため、赤松が自分を ”ゲイ” と偽るところも、腐女子的にはおいしい設定。
また、今まさに東京スカイツリーが建設中という向島の風景もいい。
(原作に出て来る喫茶「カトレア」は、向島・某ジュースの店をホーフツとさせます)

1巻を読むと、ドラマが原作にいかに忠実に映像化されているかよくわかる。
さて、ドラマのキャスティングだが、最初のページを開いた時、
え、奈々緒?!
と思ったくらい、泉さん=奈々緒ははまり役。

スーパー男前な美少女つね=草刈麻有 (はい、草刈正雄の娘ですね)もいい。
特につねの(唯一の)友だち、見た目は西郷どん、心はオトメな こももちゃん=加藤諒はあまりにハマりすぎ!(笑える~~)

どのキャスティングもナイッスなのだが、チロル的には仁先生の風間トオルだけがどーもしっくり来ない。
ま、風間トオルのうさんくさいかんじはいいのかも。
原作の仁先生は、同じ東村アキコ作品 <海月姫> の花村さんにクリソツ(外見も中身も)。

そして2巻から、フィレンツエから帰って来た仁先生の ”人でなし” っぷりが全開です。


海月姫(1) (講談社コミックスキス)海月姫(1) (講談社コミックスキス)
(2009/03/13)
東村 アキコ

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そうそう、忘れてた。
この不思議なタイトルは、赤松がたずねた問いに対する泉さんの答え。(1巻の最後)

――・・・泉さんは・・・
お休みの日って、いつも何されてるんですか?

――・・・
そうですね・・・
私は・・・
・・・
主に泣いてます・・・


「ブスが不幸」 というのは見ていておもしろくもなんともないが、「美人が不幸」 というのはお話として成立するのだなと実感する物語。

現在7巻まで出ています。 


家族コンプリートPageTopリンカーン弁護士

Comment

漫画は面白くて大好きですがテレビの方は見ておらず、この記事を読んであわてて録画しました。

本当に俳優さんが漫画に似ています!。こももちゃん、特殊メイク?かと思ったら、素顔もこういう顔の俳優さんなんですね。すごいわ~。

 >小ネタも設定が細かく作り込んでいて爆笑!

そうそう。泰葉=男がドン引きといって、物まねはじめちゃったりね。一昔前のネタを上手に料理するところも好きです。

■アラスカさん


> 本当に俳優さんが漫画に似ています!。こももちゃん、特殊メイク?かと思ったら、素顔もこういう顔の俳優さんなんですね。すごいわ~。

こももちゃんのソックリ度が高くていい味出してるよね!
プロフィールを見たら、彼自身も多摩美かなんか、美大の出身だったよ。
仁嫁・ゆっこの安達ゆみもイメージぴったりです。
(メガ松に関してはあえてスル―)

漫画の仁先生はほんとに花森さんのお兄さんのよう。
読んでいて、花森さんのお兄さんならしょうがないっか、
と勝手に納得しています。

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Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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