ウィークエンド

「ウィークエンド」
(2011/UK/WEEKEND)


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【第21回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(2012)上映作品】



今年も行って来ました東京国際レズビアン&ゲイ映画祭。5本ミタ。

今年の1本目はUK映画でっす。


金曜の夜ラッセルはゲイクラブでグレンと出会う。
一夜限りのはずが離れ難く、愛し合い語り合い週末を過ごす。
しかし、グレンは日曜にはアメリカに行ってしまうのだった。



今年の作品の中では、もっともラブ度が高かった一作。

ラッセルはプールの監視員、グレンはアーチストの卵。
お互い一夜だけのつもりだった。
が、ラッセルはグレンのアーチストらしいエッジイなところに、
グレンはラッセルの寡黙で誠実な人柄に、
互いに自分にはない部分に魅かれ合う。

印象深いシーンのひとつ・・・。

グレンはラッセルに、「親にカミングアウトした?」 と尋ねる。

いや、していない・・・
俺は16まで施設で育ったんだ。
カミングアウトしたいと思っても親がいない。

と重いことを言う。

じゃあ、俺を親だと思ってカミングアウトしてみろよ

とグレンはラッセルに提案する。半ば冗談に、半ばマジメに向き合う二人。


ラッセルの職場の同僚たちは、休憩時間に下品な下ネタ話で盛り上がってる。
ラッセルは入って行けない。ただ話を聞いているだけ。
もちろん職場ではカミングアウトしていない。
ゲイであるラッセルと同僚との距離感や彼の立ち位置がわかる。

ことほどさように、
作品の中で彼らを取り巻く状況についてのシーンがいくつかある。
ラッセルのアパートで「ホ○野郎」 と揶揄するヤツがいる。
それに反応するグレン。ほっとけ、というラッセル。

カミングアウトについて、偏見について、ゲイが置かれた立場について議論を交わす二人。
進歩的に見えるグレンでさえ慎重に行動している。ここは窮屈だ。
残された時間は少ないのに、愛し合わずに議論してるって・・・さすがUK(笑) 

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二人には別れの時間が迫っていた。
出会って恋に落ちたのに、別れることが決まっているなんて・・・。
せつないです・・・。

終盤の別れのシーン、その後のラストシーン、せつない度MAX!
特にラッセルと共に施設で育った親友ジェイミーの存在が泣かせます。

===
主役の二人のレベルが高かった。満足度高し!

寡黙で陰のあるラッセル、でも友人を大切にして前向きに生きている。
そんなラッセルにぴったりの若きクマ系 トム・カレン。いいです。
この作品で、[Nashville Film Festival] BEST ACTOR,
[British Independent Film Awards] Most Promising Newcomer 他
を受賞してる。

グレン役 クリス・ニュー。 
トガってて生意気そうなとこが伊○谷友介入ってるイケメン。
ありゃ、Imdbを見るとこの人すごいよ。
2003~2006年 RADA(the Royal Academy of Dramatic art ) にいて、
2006年ロンドン・ウエストエンドでのデビュー 『BENT』の舞台では、「イブニング・スタンダード」の BEST NEWCOMER にノミネートされてる。(この時の共演はアラン・カミング)
現在はレギュラーでBBCの番組に出演。

あ、彼はハズバンドがいるんですね。
アンソニーちゃん宅 に2ショット画像がありました。
見たい方行ってみてネ! (え、カレってちょっと意外なかんじ)

ゲイであることをカミングアウトしていてショウビズの世界で活躍している、日本にもそういう時代がいつかやって来るのでしょうか。

UK映画らしい抑制の利いた空気が心地よい一作。 

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↓ アンドリュー・ヘイ監督(左から二人目)はもともと編集畑の人。
リドリー・”ステキ☆おやじ”・スコット組で一連のリドリー作品編集部門の一人。
この監督さんこそ、クマ系だよね。(となりのプロデューサー、かぐわしいかほりを感じる)

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この作品、ゲイ版 <ビフォア・サンライズ> と言われているけど、見てないのだ。なので言われてもピンと来ない。

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Comment

TBよろしく

>Imdbを見るとこの人すごいよ。

そんなすごい実績もある人だったの!!

>終盤の別れのシーン、その後のラストシーン、せつない度MAX!

ここで終わるのがいいよね。
ビフォア・サンライズには続編もあるけど、これはここで終わってほしいです。

■アンちゃん

> そんなすごい実績もある人だったの!!

主にゲイ映画専門に出ている人とか、その映画くらいで他に出てない人
とかいろんな俳優がいるよね、クイア映画は。

> ここで終わるのがいいよね。
> ビフォア・サンライズには続編もあるけど、これはここで終わってほしいです。

<ビフォア~> キャスティング見て、あ、ラブストーリー物苦手の
チロルじゃまz見てないわ、と納得。
だけど、こういう作品は、続編はいらないっていうファンもきっと多いはずだよね。

TBちゃんと送れてなかったかも。
どうだ、今度はだいじょぶのはず。めんご。

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ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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