最強のふたり

「最強のふたり」
(2011/フランス/Intouchables)


intouch03.jpg


昨年の東京国際映画祭グランプリ作品。
ヨーロッパ中で大ヒットを記録、日本でも連日満員御礼の大ヒット。
今頃やっと観てキタ。

@TOHOシネマズ渋谷


秀作の中でも、ああ、観て得したなあと思うのは限られる。
これはまさにそんな一本。
観終わった時、しみじみと幸せな気分になった。

事故で首から下が麻痺した大富豪と、
スラム出身の介護係の物語

あらやだ、あらすじを書いたら2行で終わっちゃったよ。
シンプルな筋立て、ユーモアいっぱいのエピソード、主演二人の力量とコンビネーション。
全てが過不足ない。

いくらでも優秀な介護士を雇えるのに、経験もない前科のあるドリスをフィリップが採用したのはなぜか?

――彼だけは、私に同情しなかったから

フィリップにマリファナを吸わせる、エスコートサービスのおねーちゃんを呼ぶ、雪合戦の玉をぶつける(笑)、ドリスは容赦ない。

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↑ マセラッティのエンジン音がゴキゲン☆

ドリスは 「生」 のかたまりのよう。
フィリップの誕生パーテイで、盛り上げようとアース・ウインド&ファイアーをバックにドリスが踊るシーンが印象に残ってる。
軽やかにステップを踏むドリスをみつめるフィリップ、一瞬うらやましいのかなと思うが、そうではなくて、彼を見ているだけで、自分が踊っているようなハッピーな気持ちになれるんじゃないのかな。

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無理せずに互いが互いを思いやる気持ち、ひとつひとつのエピソードが細やかで、笑いながら泣ける。

さて、キャスティング:
首から下が麻痺しているので、動きが制限されるフィリップ役は難しい役どころだったろう。
フランソワ・クリュゼが素晴らしい。

ドリス役オマール・シーが人気コメディアンと聞いて大いにうなずいた。
彼の持つリズム感、スピード感、ユーモアセンスは、ドリス役にぴったりはまっていた。
彼が演じなければこの映画は違ったものになっていたに違いない。

あ、東京国際映画祭ではグランプリと共に最優秀男優賞受賞したけど、それってフランソワとオマールふたりでW受賞だったのね。
東京国際映画祭、ニクいことをやるじゃねーか。

ギャグがあまりにブラックで驚いたよ。
BBCを見ていて、イギリスのユーモアのブラック度は感じていたけど、おフランスも相当だね。

intouch02.png ブラック!


ハリウッドで作ったらお涙ちょうだい必至のところ、さらっと描いたのはさすがフランス映画。
珍しくフランス映画のイヤ汁を感じない希少な一作。

この作品、音楽の使い方もいいんだよね。
今回、アース・ウインド&ファイアーの 「セプテンバー」 を初めて名曲だと思ったチロルなのであった。

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↑秘書のイヴォンヌもいい人!

→ もう一人、ドリスがロックオンしていた美人秘書のオチもまたフランス映画らしいのだった!いいぞ!



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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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