トータリー・ファックト・アップ

「トータリー・ファックト・アップ」
(1993/USA/Totally F***ed Up)



total02.jpg

【 ニュー・クイア・フィルム 】 祭り その3

<リビング・エンド> から続いてのグレッグ・アラキ作品。

この作品は、

【第4回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(1995)上映作品】

とわかった。
この時は会場がまだ吉祥寺バウスシアターだったのね。
(この翌年から青山スパイラルに)
時期も5月開催だった。

この作品がおそらくチロルの観た映画祭上映作品最古。


アメリカの今を生きる十代の同性愛者たちを描いた作品。
ストーリー部分と、ホームビデオによるインタヴューなどの15のエピソードからなる。


4人のゲイ、2人のレズビアン、彼らはグレッグ・アラキが街で探して来たという。
役柄もそれぞれ本人に合わせた。
6人の若者をドキュメンタリタッチで追う。
粗い質感の映像といい、前作 <リビング・エンド> よりずっと前の作品のように感じる。


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このコたちって何やってるんだろ?
高校生? 学校に行ってる様子もなく、定職についてるわけでもなし。
なので親と同居しているコもいる。

ベッドの下のエロ本が親にみつかり、仕方なくカミングアウト。
ママは泣き出し、おやじは怒り出す。それでデレクのとこに家出して来たトミー。

年上の男との浮気がばれて、恋人にふられたスティーブ。
デレクのことは愛してる。けどブレンダンのセックスはめちゃくちゃ良かった。

ヤリたい盛り。

風邪を引いたのか、熱っぽい。ただの風邪? もしかして・・・?
というエイズに対する恐怖や、ホモフォビアに襲われるというトラブルも。


アンディは世をすねたコで、男と寝るけど、まだ恋をしたことがないと言う。
が、年上の男イアン (UCLAの学生) と知り合い恋に落ちる。
それまではいつもふてくされた顔をしていたのに、突然の変わりよう。
まるでバラが咲いたような。
へえ~、あんた、そんな顔もできるんじゃないの!?

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しかしイアンの二股交際が発覚。
それを知ったアンディは――

そうだった、ヤリたい盛りだけでなく、十代は傷つきやすいんだった。
日本版ビデオのタイトルは、
「トータリー・ファックト・アップ/ロスアンゼルス青春白書」

うーーん、青春というのは・・・どうなのか?
いやいや、言い得て妙かも? 
という一作。

アンディ役ジェームズ・デュヴァルがとってもキュート☆
若い頃のキアヌ・リーヴスとかリバー・フェニクスを思い出させる。
リアルゲイと言っていたから、あら、まさか、今も元気でいるわよね、
と検索したら、おっさんになったジェームズの顔が出て来た! ほっ!

インデペンデント系クイア映画の俳優はニ・三作でやめてしまう人が多い中、彼は地道に俳優を続けているようです。
<ドニー・ダーコ>(2001)のウサギは彼だった!

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(2003/02/19)
ジェイク・ギレンホール、ジェナ・マローン 他

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このコって、ネイティヴ・アメリカンの血が入ってるのかしら?
と思っていたら、実に複雑な血筋だった。
ママの方がベトナムとフランス、パパがアイルランドとネイティヴアメリカン、フランスの血を引いてるそうな。
あれ? Imdb [Hollywood's Sexiest Men]  リスト 29位にランクインしてるよ~ えらいじゃん
ちなみに1位は、ゲイリー・オールドマン。

尚、スティーヴの浮気相手、テクありのブレンダンは、<リビング・エンド> のクレイグ・ギルモア。
この人、王子様顔なのにすごい胸毛なのですぐわかった。

===
劇中、
「エイズは共和党が仕組んだ陰謀で、同性愛者を抹殺しようとする大量殺戮」
というセリフが。
グレッグ・アラキはこのフレーズが気に入ってるみたい。
<リビング・エンド> にも出て来た。

===
劇中といえば、(どうでもいい話なんだけど)
――トムクルーズはおネエだろ
――オレはメル・ギブソンがいいなあ

などと若者たちがヨタ話をしているくだりで、

――オレはマイケル・スタイプがスキ!
――誰だよ、それ!?


ってとこで会話が終わった。
チロルも 誰だよ、それ!? と思ったべ。
後日Imdbにおススメされた 「バイセクシュアルリスト」 をなんとな~く見ていたら、マイケル・スタイプがいた!
「soundtrack」って、録音の人ってことなのかな? 代表作は <インデペンデンスデイ> 
→ マイケル・スタイプは こちら
ちなみにこのリストの1位は、アンソニー・パーキンスだった。

===
尚、字幕担当は、川口隆夫氏(元東京国際レズビアン&ゲイ映画祭実行委員長)。



恍惚PageTopパリ、夜は眠らない。

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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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