アルゴ

「アルゴ」
(2012/ARGO)


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全米で大ヒット! 公開が待たれていた。

10月中に観たんだけど、あまりに面白かったので語る言葉がなく、記事に出来なかったとです。

とにかく観て!! と言いたい。

@丸の内ピカデリー



1979年革命直後のイランで起きたアメリカ大使館人質事件。
カナダ大使私邸に逃げ込んだ大使館員6人を救出する為、CIA人質奪還のエキスパート、トニー・メンデスが立てた作戦とは?

ああ、イラン革命の時、そんなことがあったわね、と遠い目・・・。
映画の冒頭でその辺りの歴史の流れをナレーションで説明してくれる。
あら、わかりやすくて親切じゃないの!? 
しょっぱなから物語にすんなり入り込めた。
もっとも今や事件の時は生まれてもない人たちも大勢いるものよね。

メンデスのプランは、ウソの映画、SFファンタジー「アルゴ」をでっち上げ、6人を映画のスタッフに仕立てて出国させるというものだった。
荒唐無稽なアイデアだが他に術がなく上も了承する。
メンデスは知り合いの特殊メイク(オスカー受賞!)と大物プロデューサーに協力を仰ぐ。
彼らのアドバイスで製作発表会見まで開きアメリカ国民をも欺くプロジェクトを展開する



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だましのテクニックでは、「”仕込み” がもっとも重要、ここで手を抜いてはいけない」 と言うけれど、これが最後に活きて来る。
そして単身テヘランに乗り込むメンデス。
ここから先はハラハラドキドキの連続で、何度もチビりそうになったわあ。

作戦は一度動き出したら最後、6人とメンデス、カナダ大使夫妻の命もかかってる。失敗は許されない。
途中いくつもトラップが仕掛けてあって、
ああああああ、これでおしまい?! 
と何度も思う。

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チロルはカナダ大使邸のイラン人メイドが、
「何日も経つのに、お客様がたは一度も外出されませんね」
と言った時がコワかった。勘づいてるよね。
しかし、最後の関門、空港でのシーンのおっとろしさと言ったら!
手に汗握るとはまさにこのこと。

今思うと、作戦は成功するとわかっていたのに(だから映画になってる) 観ている時はそんなことすっ飛んでた。
最後は涙、涙・・・。
ベン・アフレックの演出に脱帽!ってとこかしら。
あの間延びした馬面についだまされてたもんね。
テヘランの緊迫した空気をスクリーンにみごとに再現してた。
そこにいるような気になっちゃったもん。
そして、緊張と弛緩。
ゆるんだところはもっぱらハリウッド組のベテラン俳優二人が担当。
→ ジョン・グッドマン&アラン・アーキン グッジョブ!
ギャグの利いたセリフもセンスがいい。

そう、演出もいいけど脚本がスバラシイ!!
練りに練られた血と汗と涙の労作。
売れっ子のライターじゃ時間がなくて書き上げられねーでしょ。
クリス・テリオ これが3作目。オスカー獲って欲しいな。
この人は、ジェームズ・アイヴォリーのアシスタントを務めていたこともある。

argo08_20121115111428.jpg クリス


===
困難なことを成し遂げるって、結局最後は 「人間力」 なのではないか。
発端であるメンデスの荒唐無稽なアイデア、一体どんなイマジネーションで出て来たのか?
日本人じゃムリだ!とか思っちゃう。
6人に信頼してもらわないと作戦は始まらない。
メンデスの人間力が生きるシーンあり。
そして、イラン人のメイド、大使夫妻はメイドと良い関係を築いていたのではないかな?
ゴーマンで嫌な雇い主だったらとっくに密告していたのでは? カナダ大使夫妻の人間力。
ラストのクライマックスもメンデスの上司や大使館員の人間力が発揮される。

クリス・テリオは、(本物の)トニー・メンデスとのやりとりからこう語った。
――このストーリーの根本にあるのは、歴史上とかの大きなものではなく、
圧倒的に不利な状況にあっても、ベストを尽くそうとした人々を描く
ヒューマンドラマなんだ


===
ベン・アフレックは大学で中東情勢を専攻していたそうな。
へぇ~へぇ~ 人は見かけじゃわかんないもんね。

ってことで興味をそそられ、ベン・アフレックについてチェック入れてみた。
ベンはマット・デイモンとのつながりでハーバード大仲間と勘違いされてるけど、二人は大学の友人ではなく幼馴染み。
ベン一家がマサチューセッツ州に引っ越して来た時、ベンが8歳、マットが10歳、マットは2ブロック先に住んでいた。
ベンの出身校はバーモント大。
尚、この時の地元愛からかベンは、ボストン・レッドソックス&ボストン・セルティックスのファン。
いいぞ、ベン!!

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なんだ、急に男前に見えてきたゾ!

===
チロル的には、メンデスの上司役 ブライアン・クランストンのステキ☆おやじっぷりに はあはあ

argo066.jpg


危険なメソッドPageTop恍惚

Comment

今更すんません

昨日、見てきました!!!
やっと!

いやー、ほんと面白かったですねえ。
わかっちゃいるのに、こんなにハラハラさせられるなんて!

チロさんのブログ、勉強になります。
ベンアフレックが中東情勢を専攻とはねえ・・・

ベンアフレック、前髪下ろしてるの、新鮮でむしろ、
あの前髪上げ辞めた方が落ち着いて見えていいのに・・・と思いましたよ。
ほんと今までで一番かっこ良く見えた。
今日、GQの表紙になってるのみたら、今まで通りのベンで、萎えましたけど・・・

脚本賞、取れなかったですが、作品賞とりましたね!
正直、「作品賞・・・?」と思いましたけど、ほんと楽しめたし、
味わい深かった。


>圧倒的に不利な状況にあっても、ベストを尽くそうとした人々を描く
>ヒューマンドラマなんだ
こういうの、すごいアメリカっぽいな〜と思いました。
良い意味で。

私も、メンデスの上司の走りっぷり、はあはあ でしたw

■hanauta さん

> 昨日、見てきました!!!やっと!
よかった!!!!

> ベンアフレックが中東情勢を専攻とはねえ・・・
ほんとに人ってみかけではわからないよね(笑)

> 今日、GQの表紙になってるのみたら、今まで通りのベンで、萎えましたけど・・・
ミタ、ミタ。GQの表紙なのに残念感漂ってたよね・・・。

> 脚本賞、取れなかったですが、作品賞とりましたね!
脚色賞 クリス・テリオがとりましたよ。
クリス・テリオ、コーフンして壇上で顔を真っ赤にしてスピーチしてた。
人ってコーフンするとこんなかんじになるのか、と思った。

> 正直、「作品賞・・・?」と思いましたけど、ほんと楽しめたし、
私は観終わった時、これ、監督賞決まりでしょう!と思ったのに、
ノミネートもされてなくてア然としましたよ。
そういう票が作品賞に流れたと見た。

> こういうの、すごいアメリカっぽいな〜と思いました。
> 良い意味で。
ああそっか。ほんとだねえ。おっしゃる通り。

> 私も、メンデスの上司の走りっぷり、はあはあ でしたw
ありがとうございます。オヤジスキーの同士ですね☆

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  (2015/8/24) 「怒り」に追記あり。

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