東京家族

「東京家族」
(2012)

tokyok011.jpg


小津の<東京物語>(’53)を現代に置き換えた作品って・・・
んな、無謀な・・・

と思ってたわよ。
社長のおともだちが撮影に協力した部分があるっつーんで、それじゃあ見てみっかと、行ってキタ。

@丸の内ピカデリー3

瀬戸内の島から老夫婦、周吉ととみ子が東京に住む子供たちに会いにやって来るが、都会で忙しく暮らすこどもたちは老親を疎んじて――

期待値のハードルが下がっていたからかどうか、これが予想ガ~イにおもしろかった。

<東京物語>を見た人は、”小津風”のショットやセリフ回しににんまりし、現代風にアレンジされたところにほほうと思ったりする。

ストーリーとしてもっとも大きな違いは次男の存在で、<東京物語>では戦死しており登場しないが、今作では放蕩息子のような存在として登場する。

<東京物語>では血を分けたこどもより、他人である次男の嫁(原節子)が一番優しかった、というのがミソなのだが、今作は、だめだだめだと思っていた次男(とその恋人)が実は一番優しかった、という話になっている。

3・11を巧みにストーリーに盛り込んだり、現代の世相を反映した面がある一方、え、現代でこれってあり得ねえし、というツッコミどころもある。
それでも尚やはり泣けてしまうのは、テーマの普遍性にある。
当日の観客の年齢層は高く、シニア料金以外の人の方が少ないんじゃあ??ってかんじだったのよね。
今や周吉ととみ子より上の年齢の人たちもみなこどもの視点で、親のことに想いを馳せながら見ていたに違いない。

親が子を思う心、子が親を思う心、よくも悪くも。
いつの時代も世界中で<東京物語>が愛される理由の一つはここにある。

オリジナルでは、老夫婦が箱根に送り出され、となりの大宴会に辟易とするシーンが、今回は横浜の夜景が見えるホテルで、騒々しい中国人客に悩まされるという設定に笑えた。

しかし、146分はちと長い。
特に病院での泣かせのシーンが長い。この辺が山田洋次の持ち味なのかしらね。
あんま見てないからわからんけど。

===
祝日朝イチの回は日本語字幕付きで、ちょうどとなりに聴覚障害の方がいた。
邦画を字幕付きで見るってこういうことなのかと勉強になりました。


<東京物語>を無性に見たくなった。


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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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