世界にひとつのプレイブック

「世界にひとつのプレイブック」
(2012/Silver Linings Playbook)


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アカデミー賞授賞式(25日)直前の22日に公開されました。
初日に行ってキタ。

@TOHOシネマズシャンテ

全8部門にノミネート。

妻の浮気相手を半殺しにし、療養施設(要するに精神病院のことだけど)に入っていた男と、夫を事故で亡くした女。
愛を失い、人生のどん底にいた二人の再起にかける姿を描く。


えーっと、こういうラブロマンスみたいのは本来苦手なんすけど、アカデミー賞候補作ということで見に行った次第です。
見てよかった。おもしろかった。

元高校教師のパットが退院するところから始まる。
退院はしたものの、どう考えても全然治ってないでしょ。
パットは躁鬱でテンションがハイだ。かなりヤバい。
特にある曲がトラウマとなっていて、その曲が流れると正気を失ってしまう。
(→ スティービー・ワンダー 「MY CHERIE AMOUR」)
また、妻に今だ執着を持ちいつかヨリが戻せると思ってる(妻から接見禁止令が出ているのに・・・)
その思い込みがヤバい。

この辺のパットは見ていてイタい。つらいです。
病気を克服して体を鍛えれば、妻・ニッキーが見直してくれると思い込み、日々ワークアウトに励んでいる。
”あの”ブラッドリ・クーパーが、ジャージになぜかゴミ袋製のベストを着てランニングですよ(なんかヤダ)

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そんな中パットはティファニーと知り合う。
ティファニーは事故で夫を亡くし、その後自暴自棄になり職場の男全員と寝て会社をクビになった。
こちらもかなりヤバい。
そして二人は再起をかけてダンスコンテストに挑むことになる。

この作品のいいところは、似た者同士の二人がコンテストを目指してダンスの練習に励んでいる内に恋が芽生えて・・・というどう考えてもベタな流れになるところ、どっこいそうはならないとこ!
パットはニッキーがコンテストを見に来てくれることだけを願っている。
そのテッパンを外した展開に好感が持てる。

そして、コンテストの結果はパット一家の命運を賭けた大勝負となって行く――

シリアスなモチーフをコメデイを交えて描き、ほろっとさせる。
俳優陣の演技も光る。

この作品は、「全演技部門ノミネートは31年ぶりの快挙!」というのをウリにしてますが、じゃあその31年前は何なのよ!? というのが気になるところではありますが、え、別に気にならない? ま、そういわずに 後述します

主演男優賞ノミネートのブラッドリ・クーパー、ここまでの彼の代表作といえば「ハングオーバーシリーズ」。
「ハングオーバー」は面白い作品だけど、これが代表作っていうのもねえ。
やっと実力を発揮できる作品に巡り合ったというところ。
ブラッドリ良かったね!と言っておこう。でもほんとはやっぱりイケメンなブラッドリが見たいわあ。
あ、そうか今回何か足りないと思ったら、パット、ワークアウトしてるのに脱いでないじゃん。
セクシービームも封印したってことね。

そして見事アカデミー賞主演女優賞を獲得したジェニファー・ローレンス。
とにかくチャーミング!!
今回のティファニーという役どころもあるでしょうが、彼女からは心傷ついていても「生きている」という生のオーラが感じられた。
ちょっとハスキーな声も魅力的。
原作ではティファニーはパットより年上という設定らしい。
たしかにそれの方がしっくり来るな。
当初、デヴィッド・O・ラッセル監督もブラッドリ(37)の相手役にはジェニファーは若すぎると思っていた。
でも結局、ジェニファーは力ワザで、ティファニーを自分のものにしちゃったんだよね。
そこのところがアカデミーに評価されたのでありましょう。

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ドレスはディオールのオートクチュール


パットの父親役ロバート・デ・ニーロ、母親役ジャッキー・ウイーバーも助演男女優賞にノミネートされた。

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さて、「全演技部門ノミネートは31年ぶりの快挙!」その31年前の作品は <レッズ>(’81)でした。
ウオーレン・ベイテイ、ダイアン・キートン、ジャック・ニコルスン、モーリン・ステイプルトン がノミネートされ、モーリンが助演女優賞を受賞した。
ベイテイは主演男優賞は逃したものの、監督賞を受賞。
(ついでにマエストロ・ヴィットリオ・ストラーロが撮影賞を受賞している)
<
レッズ [Blu-ray]レッズ [Blu-ray]
(2013/02/08)
ウォーレン・ベイティ、ダイアン・キートン 他

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===
原題の [SILVER LINNING PLAYBOOK] 、[SILVER LINNING] は「希望の光」の意味があり、[プレイブック]はアメフトの「戦略(ノート)」のことだそうです。

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監督さんをはさんで



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映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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