危険なプロット / IN THE HOUSE

[危険なプロット/IN THE HOUSE]
(2012/FRANCE/DANS LA MAISON)



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【2013年 フランス映画祭 上映作品】 その1

フランス映画祭2013に行ってキタ。
フランス映画は日頃あまり観る機会がない。初参戦!
なぜ今年行ってみる気になったのか?!
フランソワ・オゾンが来るからよ~~ ハッピー☆
オープニング作品です。

@有楽町朝日ホール


イタリア映画祭と同じ朝日ホールなんだけろ、ホワイエ辺りの設えも変わってて、全然趣が違う。
すっきりと洗練されたかんじが おフランス 

そしてオープニングセレモニーにド肝!!
カメラマンの数がやけに多いと思っていたら、ゲストの数とその豪華さよ。
主要な作品の監督と主演俳優が来ていて舞台に勢揃い。
フランスの公的機関もバックアップしているせいかチカラ入ってるかんじ。
オゾン作品でお馴染みのリュディヴィーヌ・サニエちゃん(カワイイ☆)やアラン・ドロンの再来と言われる美しきラファエル・ペルソナーズ(たしかにキレイ)も見られて眼福。
そしてやはりひと際大きな拍手で迎えられたのが、フランソワ・オゾン監督でした。

ということで本編です。

高校の国語教師ジェルマンは、生徒クロードの書く才気あふれる文章に心をつかまれる。
あるクラスメイトとその家族を皮肉な視点で綴ったものだったが、文筆家としての才能を感じ取り、彼に小説の書き方を個人レッスンする。
やがてクロードは書く内容を次第にエスカレートして行き・・・。

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個人授業はいつしか息詰まる心理戦に変わる――

いやああ おもしろかったです。
まさに息詰まるスリリングな展開、一時も目が離せない。ドキドキした。
やっぱりオゾンってドラマの描き方がうまいよなあ。

原作は、アン・マヨルガ 『THE BOY IN THE LAST ROW』
脚本はオゾン自身。この脚色が利いていそう。

最初は「師と生徒」という二人の関係が次第に変化していく。
ジェルマンはクロードの書く文章のとりこになり、続きが読みたくてたまらない。
それはやがて、ジェルマンと妻ジャンヌとの関係をも変えてしまう。

ジャンヌ役はクリスティン・スコット・トーマスなんだよね。
フランス語も出来るんだあ。さすがヨーロッパ女優!
オゾンはこの作品に「イギリスなまりのフランス語」が欲しかったとコメント。
彼女にも「イギリスなまりを強調してくれ」とダメ出ししたと。

maison04.jpg  ステキな夫婦


ジェルマン役ファブリス・ルキーニはフランスの名優だそうでございます。

クロード役エルンスト・ウンハウアーくんは、ミステリアスなクロードを熱演。
クロードは知能が高く、才気にあふれてる。いわばアンファン・テリブル。
見ていてそら怖ろしかった。

じーさんの先生とガキんちょ生徒じゃ今回はクイアなテイストは期待出来ないわねと思っていたら、そこはオゾン、うふふと思わせるモチーフもあり楽しませてくれる。
大体冒頭の、クロードが制服を着て行くクローズアップがクイアな目線ではあはあ。

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===
上映終了後、オゾン監督とエルンストくんを迎えてのQ&Aあり。
オゾンは自然体でチャーミング。5年ぶりの来日。
エルンストくんはスクリーンの中のクロードとは違ってお軽いノリの今ドキ青年。全く別の顔。
ああ、クロードはオゾンマジックだったんだなと。
ヴィスコンティがビヨルン・アンドレセンを、アイコン=タジオに仕立てたように。

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様々な質問が出たんだけろ、これがまたナイッスなクエスチョンの連続でオドロキ!
フランス映画祭はレベルが高いわ。

「今作にウッディ・アレンの影響を感じた」という観客に、
「ジェルマンとジャンヌの夫婦は、<マンハッタン>のウッディ・アレンとダイアン・キートンのカップルをイメージした」とオゾン。


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「日本では原題から離れた邦題が付けられていることが多いが?」という質問がおもしろいと思った。
そのことに関してはオゾンも知っていて、「原題通りでは作品の内容がわかりづらいというのも理解しているし、日本のスタッフを信頼している」と。まあ、フランソワ、そつがないわ~

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===
この作品は、今秋ロードショウ公開されます。
どんな邦題が付いているのでしょうか??
お楽しみに~~

→ → 「危険なプロット」になりました~~
    なかなかいいんじゃないんでしょうか。

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わたしはロランスPageTopマッパな俺たち ~メイキング・オブ・レジェンド その2

Comment

IN THE HOUSE

「危険なプロット」邦題very good
面白かったわ~
画像も脚本もスタイリッシュだわよね

クロード役のエルンスト君の美しさの中にあの目力が物を言ってたわよ
数学ができ文才溢れる少年だけでは無く、彼の置かれている貧しさと言う現状の中で作文を通しての企みを見事演じているのよね
やばいよこの少年!って感じ
作文の添削から始まった教師との関係、毎回「続く」から始まる展開に教師の妻も巻き込まれるのよ
そして、わいもドキドキで引き込まれていくんだわ
上手いよね!!フランソワ監督!
作文の中に「中産階級の女」なる表現に教師は注意するけれど、クロードには必須ワードだった訳で
クロードはラファの家庭を崩壊させるが如く作文をエスカレートさせて行く、、、
結局は、ラファの家族の絆は深くバラバラになる事は無かったが、教師と妻は破綻してしまうのだ、
ワイは、クロードは中産階級のラファの家庭の崩壊を望んでたのではないように思うのだよ
ラファの家族に憧れそこに自分も加わりたいと願望があったのでは
なぜなら、クロードの環境、父親を介護している姿がそこにあったからね
最後、教師とクロードの姿,全て失ってもそこに悲壮感が無いのだ
わいも、すっきり感!

最後のアパート映像、何かをパロってるのかな?
「マンハッタン」見なくても良いよね!
舞台挨拶っていいわよね、萌えるわあ

■けんちゃん

> 「危険なプロット」邦題very good
うまく付けたよね。

> 面白かったわ~
> 画像も脚本もスタイリッシュだわよね
そのあたりが、オゾン評価の一つだよね。

> ラファの家族に憧れそこに自分も加わりたいと願望があったのでは
わしもそう思う。

> 「マンハッタン」見なくても良いよね!
あはは!けんちゃんの好みじゃないと思うけど、いろんなパロディの元になってるから
見ておいて損はないと思うぞ。

> 舞台挨拶っていいわよね、萌えるわあ
うんうん

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ナンシー☆チロ

Author:ナンシー☆チロ
映画と本のつれづれ日記。
マイナー路線でごめんなさい。
サッカーも好き☆
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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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