ゼロ・グラビティ

[ゼロ・グラビティ]
(2013/GRAVITY)

zerog01.jpg
宇宙物は超苦手ジャンル。当初全くスルーしていたところ、本年度アカデミー賞の呼び声高く、急遽参戦。

@TOHOシネマズ六本木

珍しく封切り翌日に行った。
つい出遅れて賞味期限切れ間近になってしまうことが多いチロル・・・。
やっぱり早目に見るとイイネ!
週末のTOHOシネマズ六本木は満席だった。

メディカルエンジニアのライアン・ストーン博士とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキーは、地上600キロメートル上空に浮かぶスペースシャトルで船外作業中、事故によって宇宙空間に放り出されレしまう。
スペースシャトルは破壊され、残りの酸素量もわずか。
絶望的な状況で彼らは生還する方法を探って行く。


今までにない映像体験。宇宙空間を疑似体験しているような。アミューズメントパークのアトラクションの乗ってる楽しさ。

最近やたら3D映画が増えたわよね。
これ、3Dにする意味あんの?意味なくね?っていう作品も多く、チロルは3D映画に懐疑的なんだけど、これは3Dの特性を存分に活かした一作。

衛星の破片がスペースシャトルに衝突。
シャトルが破壊され粉々になった破片がスクリーンから飛び出してこちらに向かって飛んでくるのよね。
思わず体を右、左によけようとしちゃう。
また、名シーンのひとつ、ライアンが流した涙が無重力空間を漂って、キラキラと宝石のような玉になる。

そういった新しい視覚的映画手法を取りながら、同時に”生きた人間”のドラマを描いたところがこの作品のキモ。
ライアンという女性は、宇宙飛行士になるべく志願したはずなのに、彼女からは「どうしてもなりたかった!」というパッションが感じられないのよね。
彼女は幼い娘を不慮の事故で失い、その悲しみを今だ引きずっている。生きることにどこか投げやり。
ここまでテストをパスして来たエリートであるにもかかわらず、パニクリまくってあたふたする。
ライアンを「デキる強い女」キャラにしていないところがいい。
なので観客は彼女に共感できるのよ。
「死」に直面して初めて「生」への渇望を実感するライアン。

これをサンドラ・ブロックが熱演する。
当初サンドラが宇宙飛行士ぃ??って全然ピンと来なかったけど、とっても良かった。
この役には、アンジェリーナ・ジョリー、マリオン・コティヤール、スカーレット・ヨハンソン、ナタリー・ポートマンなどが出演志願したそうな。
サンドラがもう若くないという点も良かったと思う。

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一方、彼女を励ますベテラン飛行士マット・コワルスキー、ミッションの間も絶えず軽口を叩いてジョークばかり言ってる。
いるいる、こういうヤツ、アメリカに!ってかんんじ。人間臭いキャラ。
だけど、いざという時とても心強い。
サンドラ同様、これまた、ええーーーっ、ジョジクルが宇宙飛行士ぃぃぃ??!と思ったけろ、この役はジョージにぴったりだったわあ。

マット・コワルスキーのキャラクターと相まって、myダメツボのジョージがかっちょよく見えました。
尚、この役は当初、ロバート・ダウニーJrがキャスティングされていた。こちらもわかる気がする。
思えば、意外性のあるキャスティングという点もこの作品成功の要因のひとつかも。
↓ジョジクル、バズ・ライトイヤーに似てた!
zerog03.jpg
それと、この作品が画期的なのは、実質的出演者がこの二人しかなく、しかも後半はサンドラ一人なのだった。
宇宙にたった一人・・・っていう話だからだけど、この点もおもしろい。

ことほどさように、アルフォンソ・キュアロンの監督としての手腕・才能を再認識した次第です。

ヒューストンの通信相手(声のみの出演)が、エド・ハリス。

クレジットに、SPECIAL THANKS として、ジェームズ・キャメロン、ギレルモ・デル・トロ、デヴィッド・フィンチャー、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトウ、ロバート・リチャードソン(撮影監督 この人ってオスカーを3度も受賞してるんだ・・・)らの名前が見える。
すごいメンバー!! どういう協力をしたの??

脚本は、アルフォンソと息子ヨナスの共同執筆。

原題は「GRAVITY」。「ゼロ」はつかない。
原題の意味がひしひしと伝わるラストだった・・・。
うん、いいタイトルだ!

===
本編が始まると無重力の静寂になるので、せっかく買ったのにポップコーンが食べられなかった・・・。
お気をつけあそばせ。


キャプテン・フィリップスPageTopローグ・アサシン

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追記・その他

  (2017/07/15) 「FATHERS」に追記あり。 プーン役のAsda Panichkulは元MTVアジアの人気VJで東南アジアでは有名人。 ユク役のNat Sakdatornはタイのタレント発掘番組で優勝した実力派シンガーソングライター。

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