オール・アバウト・マイ・ファーザー

【オール・アバウト・マイ・ファーザー】
(2002/NorwayALT OM MIN FAR/All About My Father)



allabout01.jpg

【第13回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(2004)上映作品】

2002年ベルリン国際映画祭テディ賞受賞作品
ドキュメンタリです。
監督:エーヴェン・ベーネスター。

ノルウェーの小さな町で妻子と共に暮らすエスベンは、心に秘めていた女性としてのアイデンティティを表現し始める。そんな自分を認めてほしいと願うエスベンと、理解できず離婚した以前の妻。理解しつつも不安を抱える現在の妻と、父親像を求める子どもたち。トランスジェンダーである主人公と家族の生活を、息子のエーヴェンがカメラに収めた。

エスベンの勇気あるカミングアウト。
エスベンは、背も高くハンサムなドクター。

エスベンは完全に女性になりたい!と今現在言っているわけではない。
今はパートタイマーで女装(?)したりしている。
でもいつかフルタイマーになる可能性もある。
きわめて流動的なもので、エスカレートして行く可能性もあり、先が見えない。
計り知れないだけに家族の心境は複雑。

不安を抱える妻と子どもたち。
子どもたちは説明を求める。
いくら説明されても明快な解決には至らない。
先の見えない堂々巡りの思考の迷路にはまってしまった感あり。

しかし、フィルムを撮ることで会話の機会がある。

――お前が私の生き方を批判したりするのは許さないが、
息子として意見する権利はある


というエスベンの論理は西洋的だ。

ここに正解はない、というところがドキュメンタリなのだろう。

上映終了後、アメリカでセクソロジーを専攻された中村美亜さんを迎え、現在のトランスジェンダーやその家族を取り巻く国内外の状況についてディスカッションがあった。

こどもは父に「説明責任を果たしていない」と言うが、この問題はいくら説明してもこどもは受け入れられないのでは?という観客の意見にハゲ同。

この意見に対し、中村美亜さんの、
「無駄でもやらないよりやる方がずっといい」
という意見に ごもっとも と思う。

割り切れない思いを抱いたものの深く考えさせられたのだった。

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